【レポート】『キネマの神様』を”しゃべりの神様”上沼恵美子が大絶賛!先行上映会舞台挨拶で山田洋次監督と豪華対談

キネマの神様

松竹映画100周年を記念し、原田マハによる同名小説を映画化した『キネマの神様』(8月6日(金)公開)の<豊中市先行上映会舞台挨拶>に豊中市名誉市民である山田洋次監督と、スペシャルゲストとして山田監督の大ファンでもある上沼恵美子が登壇し、本作の魅力や映画にまつわる2人の思い出のエピソードを対談形式で語った。

舞台挨拶概要

日程:7月6日(火) 15:40~16:05
登壇者(敬称略):山田洋次監督、上沼恵美子
場所:豊中市立文化芸術センター 大ホール

キネマの神様

本作は1960年代ごろの日本映画の黄金期と現代を舞台に、夢を追いかけ、夢に挫折しながらも“映画の神様”を信じ続けた主人公・ゴウが時代を越えて織り成す“夢”と“愛”と“奇跡”に満ちた感動の物語が描かれる。

そんな本作を観て、山田監督の大ファンで、毎回新作を楽しみにしているという上沼は「しばらく席を立てないような感覚になる作品で、本当に泣きました」と語り、また「“松竹映画100周年記作品”という冠がついた作品ですから、少し仰々しい内容なのかと思っていましたが、全然そんなことなかった!さすが監督。」と感動しきり。

主役のゴウ役を志村けんさんが演じる予定だったことについても触れ、山田監督は「彼が亡くなって、どうしようかと思った」と当時の心境を語るも、上沼は「ジュリーはやっぱり男前だった」と志村の遺志を継ぎ代役を務めた沢田研二の演技を称賛した。

また、本作のラストシーンについて、上沼は「監督の脳みそを覗いてみたいと思うほど感動した」と興奮気味で感想を伝え、山田監督があの演出は初めから頭にあったことを明かすと、「やっぱり監督は凄い。今でも現役でやられていることがもう普通じゃない!」とますます山田監督への尊敬の念を深めていた。

上沼が大の寅さんファンであることから決まった今回の豪華対談。「私の体は『男はつらいよ』でできているといっても過言ではないほど大ファン。細胞が『男はつらいよ』で形成されていると言ってもいいくらい、もう大好き」と語り、その熱量に場内は大爆笑。

キネマの神様

特にお気に入りのシーンは、やはりあのメロンの名シーンであることを上沼が明かすと、山田監督は「あのシーンは渥美清に『寅はね、きっと悲しかったんだよ。悲しみのあまりああいう風に怒ったりしたんじゃないかな』と話したところ、そこから芝居がガラッと変わった」という貴重なエピソードを披露。それを聞き上沼も「やはり天才同士ですね!」と感嘆しきりだった。

山田監督の作品のおかげで人生に色が付いたと語る上沼が「監督のおかげで喋る仕事ができている。こんなに尊敬している人はいない。山田洋次監督は日本の宝と思っております!」と熱い想いを語ると、山田監督も「今日来てくださって本当に嬉しかった。これからも、人の心に灯がともり続けるような、そんな仕事をしたい」と語り、会場は温かい拍手で包まれ舞台挨拶は幕を閉じた。

山田監督の大ファンである上沼も感嘆したというラストシーンに、どのような感動が待ち受けているのか。『キネマの神様』は、8月6日(金)公開。


ストーリー
無類のギャンブル好きなゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは「映画」―――。行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて映画の撮影所で働く仲間だった。50年ほど前、若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、時代を代表する名監督(リリー・フランキー)やスター女優の園子(北川景子)、また撮影所近くの食堂の娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。そして、ゴウとテラシンは淑子にそれぞれ想いを寄せていた。しかしゴウは初監督作品の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。ゴウは撮影所を辞めて田舎に帰り、淑子は周囲の反対を押し切ってゴウを追いかけて行った。
2020年。歩の息子の勇太(前田旺志郎)が、古びた脚本を手に取る。その作品のタイトルは、「キネマの神様」。それはゴウが初監督の時、撮影を放棄した作品だった。勇太はその脚本の面白さに感動し、現代版に書き直して脚本賞に応募しようとゴウに提案する。
過去の自分と再会した時、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める―。これは”映画の神様”を信じ続けた男とその家族に起きる奇跡の物語。

作品タイトル:『キネマの神様』
出演:沢田研二 菅田将暉 永野芽郁 野田洋次郎 / 北川景子 寺島しのぶ 小林稔侍 宮本信子
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:原田マハ「キネマの神様」(文春文庫刊)
主題歌:「うたかた歌」RADWIMPS feat.菅田将暉(Muzinto Records/EMI)
配給:松竹

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/kinema-kamisama/
公式Twitter:@kinema_kamisama
公式Instagram:https://www.instagram.com/kinema_kamisama/
コピーライト:(C)2021「キネマの神様」製作委員会

2021年8月6日(金)全国ロードショー

 

関連記事:
【レポート】『キネマの神様』完成披露試写会舞台挨拶に菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、北川景子ら豪華キャスト再集結!
『キネマの神様』沢田研二と菅田将暉、宮本信子と永野芽郁のほほえむ笑顔が完全一致!愛の軌跡を感じさせる場面写真解禁
『キネマの神様』が日本の映画界を応援するキャンペーン始動!笑福亭鶴瓶と各劇場から賛同コメントも到着
山田洋次監督『キネマの神様』主題歌はRADWIMPS feat.菅田将暉「うたかた歌」に決定!コメントも到着 ―8/6(金)公開
【レポート】『キネマの神様』菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎らキャスト陣と山田洋次監督が登壇!作品に込めた想い語る
山田洋次監督『キネマの神様』8月6日公開決定!片桐はいり、原田泰造出演、VFX監修に山崎貴監督が参戦!特別映像解禁
松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』リリー・フランキー、志尊淳、前田旺志郎の出演決定!コメントも到着
『キネマの神様』様々な困難を乗り越え、ついに公開日が4月16日(金)に決定!すべての人へ奇跡を贈る特報映像も初解禁
『キネマの神様』昭和の銀幕スター・桂園子役で北川景子の出演決定!キャラクタービジュアル&場面写真解禁、コメントも
『キネマの神様』世界的評価を受ける女優・寺島しのぶ出演決定!日本の巨匠・山田洋次監督作品初参加の喜びを語る
『キネマの神様』晩年のテラシン役で小林稔侍の出演決定!若き日を演じる野田洋次郎と2人1役、沢田研二とは34年ぶり共演
巨匠・山田洋次と初タッグ『キネマの神様』にRADWIMPS・野田洋次郎の出演決定!ビジュアル、コメントも到着
時代を越えた【愛と涙】の感動作『キネマの神様』公開に向け再始動!心に焼き付くキャラクタービジュアル解禁
山田洋次監督最新作『キネマの神様』志村けんの遺志を継ぎ沢田研二が出演決定「お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟」
山田洋次監督最新作『キネマの神様』志村けん×菅田将暉W主演&永野芽郁・宮本信子出演! ―松竹映画100周年記念作品

↑上に戻る