【レポート】『ロストケア』松山ケンイチ＆長澤まさみは“ケンちゃん”“まーちゃん”と呼び合う漫才コンビ!? 舞台挨拶 in 大阪

『ロストケア』が3月24日(金)に公開を迎えたことを記念し、大阪にて公開記念舞台挨拶が行われ、松山ケンイチ、長澤まさみ、前田哲監督が登壇した。

映画『ロストケア』公開記念舞台挨拶in大阪

■日時：3月26日（日）14：00～14：30　※上映後イベント
■場所：TOHOシネマズ梅田
■登壇者：松山ケンイチ、長澤まさみ、前田哲監督（※敬称略）

本作で介護士でありながら42人を殺めた殺人犯・斯波宗典を演じた松山ケンイチは「今日はお越しいただきありがとうございます！」と挨拶。その斯波を追い詰める刑事・大友秀美を演じた長澤まさみは「たくさんある映画の中でこの作品を選んでくださったことを光栄に思います！」、監督の前田哲は「生まれ育った大阪でこうして皆さんの前で上映出来て嬉しいです」とそれぞれ挨拶し、舞台挨拶はスタートした。

映画公開直後の週末での舞台挨拶であることから、「周囲の反響はありますか？」と聞かれると、松山は「重いテーマではあるが、皆さんの背中を押すような作品になっているという、という感想が聞こえてきて嬉しい」、長澤は「実際に介護と向き合っている人から、自分に響くものが沢山あって、いいものを見たという感想を聞き、この作品に関わって良かったな、という思いがある」、前田監督は「とにかく松山ケンイチと長澤まさみが凄い芝居をしている、心に響いたと言われる。間近で観ていて自分も震えた」と答えた。

また大阪での舞台挨拶ということで、大阪の印象を聞かれると松山は「舞台もやっているが、どう受け止められるか緊張する。さっきも（長澤の衣装の形から）まーちゃん、「イカ焼きでーす」って言ってよ～、といって緊張を紛らわしていた」、長澤は「突然やれって言われて、おかしくなったと思われたら困るんだけど……」、前田監督は長澤を「なんでもうまくまとめてくれる。天使ちゃんと呼んでた」と笑いを交えたエピソードを明かした。

そして、初共演の松山・長澤の互いの印象を聞かれると、松山は「今まで（リアルでも）話したことがない、という一度きりしかない状態で生まれてくるものがあるんじゃないかと思って臨んだ」、長澤は「憧れていたケンちゃんと共演するのはすごく楽しみで、緊張はしても怖気づかないようにした。初共演できたのが今で良かった。初めて交わした台詞がフィルムに焼き付いている。こんなに『どうやったらたくさんの人に見てもらえるか』という話をする作品はなかなか無い」と語った。

松山・長澤が互いを「ケンちゃん」「まーちゃん」と呼び合っていることについて質問されると、前田監督が「仲良くて漫才コンビみたいだけど、ケンちゃん・まーちゃん・テッちゃん、のトリオでしょ」と会場を笑いに包み、松山も「撮影でも、緊張感を持っているところに監督がやってきて緩ませて帰っていく。日本で初めて「スベリ芸」を取り入れた監督」と和やかな撮影現場の様子を明かした。

会場のお客様に感想を聞く場面もあり、「本当にこの映画を撮られた方なのか？！というくらい今日は和気あいあいされていた。（映画の感想は）自分がこれから、どの立場になるのかと思いながら観ていた。美しく、ハッとさせられる、すごく人に薦めたい映画。」という称賛の声に場内が拍手に包まれた。

最後はフォトセッションを行いイベントは終了した。

ストーリー
早朝の民家で老人と訪問介護センター所長の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは、センターで働く斯波（松山ケンイチ）だが、彼は介護家族に慕われる献身的な介護士だった。検事の大友（長澤まさみ）は、斯波が勤める訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高く、彼が働き始めてからの死者が40人を超えることを突き止める。真実を明らかにするため、斯波と対峙する大友。自分のしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する斯波。彼は何故多くの老人を殺めたのか？彼が言う「救い」の真意とは何なのか？そして彼女は、法の正義のもと斯波の信念と向き合っていく―――。

作品タイトル：『ロストケア』
出演：松山ケンイチ　長澤まさみ
鈴鹿央士　坂井真紀　戸田菜穂　峯村リエ　加藤菜津　やす（ずん）　岩谷健司　井上肇
綾戸智恵　梶原善　藤田弓子／柄本明
監督：前田哲　
脚本：龍居由佳里　前田哲
原作：葉真中顕「ロスト・ケア」（光文社文庫刊）
主題歌：森山直太朗「さもありなん」（ユニバーサルミュージック）
音楽：原摩利彦
制作プロダクション：日活　ドラゴンフライ
配給：東京テアトル　日活

公式サイト：lost-care.com
公式Twitter：@lostcare_movie
コピーライト：(C)2023「ロストケア」製作委員会

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