【レポート】『万引き家族』日本映画初、アジア人初の快挙!第55回アンタルヤ国際映画祭<監督賞>受賞

万引き家族既に公開スタートから4ヶ月目を迎えた今も全国で大ヒット公開中の『万引き家族』。
第71回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞、そして、第91回米国アカデミー賞外国語映画賞部門<日本出品作品>にも選ばれ、先日はサンセバスチャン映画祭での是枝監督によるドノスティア賞(生涯功労賞)受賞など、世界の映画祭でも本作の勢いは止まらない。
そして、この度、トルコのアンタルヤで開催中の第55回アンタルヤ国際映画祭(開催期間:9月29日(土)~10月5日(金)[現地時間])にて、コンペティション作品として出品され、<作品賞、監督賞、男優賞、女優賞>の4部門にてノミネートされている本作が監督賞を受賞した。

これは日本映画初となり、アジア人初の快挙となる。日本時間10月6日(土)AM2:00(現地時間10月日5(土)20時)に行われた授賞式には、是枝監督に代わりリリー・フランキーが登壇。受賞結果が発表されると、場内は割れんばかりの拍手に包まれた。
トロフィーを受け取ったリリーは、「国とか言葉を超えて、一つの映画が世界に繋がること、それは1番素晴らしいことだと思います。それを是枝監督がやったことを誇りに思います。Thank you very much」とコメント寄せた。
現地時間10月4日(木)夜には、トルコで初となるプレミア上映が行われ、会場の800の席が満席。チケットはソールドアウト。上映後は会場から拍手がわき、観た多くの人の目には涙が。トルコの観客にも深い感動が響き渡った。

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▼第55回アンタルヤ国際映画祭概要
2018年9月29日(土)~10月5日(土)[現地時間]開催。アンタルヤは、トルコ南西部アンタルヤ県の県都。地中海に面したリゾート地として人気がある風光明媚な港町です。アンタルヤ国際映画祭は、トルコで初めて確立された国際映画祭となります。日本映画では昨年2017年(第54回)に河瀨直美監督『光』がコンペティション部門にてノミネート、公式上映が行われました。

ストーリー
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく─

作品タイトル:『万引き家族』
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林

原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
配給:ギャガ
コピーライト: (C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

公式サイト:gaga.ne.jp/manbiki-kazoku
公式twitter:https://twitter.com/manbikikazoku
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