レビュー
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anemoメンバーに登録して、映画レビューを投稿しよう!メンバー登録(無料)はこちら 》20歳のルーシーは、男の子とキスしたことも、働いたことも、本当の友人を持ったこともなかった。彼女の唯一の理解者は母親のクレアだけ。クレアはルーシーを外の悪い世界からずっと大切に守ってきた。自分の末期の病さえも隠しながら…。
何かが母に起きていることに気づいたルーシーは自立することを決心するが、うまくいかずに途方に暮れる。するとそんな時、目に飛び込んできたのは「フェリーニ映画祭」と題されたきらびやかで怪しい劇場だった。吸い込まれるように入っていったその場所でフェリーニの魅惑の世界にまたたく間に心を奪われる。ルーシーはいてもたってもいられず、フェリーニを探すためイタリア各地を巡る旅へ出る。そこで待ち受けるのは、フェリーニ作品の世界に迷い込んだようなファンタジーや悪夢、胸高鳴るラブストーリー。真実と虚構が幻想的に絡み合いながら、ルーシーの「フェリーニを探す旅」は最終地点へと向かっていく。
【introduction】
映画監督フェリーニを探すたびの中で、一歩踏み出す勇気を手に入れた女性の物語
少し風変わりな主人公ルーシーを演じるのは、日本でも大ヒットした『ブラック・スワン』(10)でプリマを目指すバレリーナを演じたクセニア・ソロ。近年では大絶賛されたサイコロジカルスリラー『ペット檻の中の乙女』(16)で、ストーカーに檻の中で監禁される主人公を演じきり注目を集めた。『道』『甘い生活』『8 1/2』など数々のフェリーニの名作シーンのオマージュや、ローマ、ヴェネチア、ヴェローナといったイタリアの美しい都市の景色。それはまるで宝石箱をひっくり返したような心くすぐる世界に、観る者は心を奪われてしまう。また、本作で描き出されるのは不思議な世界だけではなく、母と娘の絆と、一人の少女の成長の記録。親子の愛を今一度感じ、この春新たな恋や、新しい何かを始めたくなる、そんな一歩踏み出す勇気を手にできる物語である。
クセニア・ソロ、マリア・ベロ、メアリー・リン・ライスカブ
監督:タロン・レクストン
脚本:ナンシー・カートライト、ピーター・ケナアス
パブリシティ:アンプラグド
2016年/アメリカ/103分/英語/原題:In Search of Fellini/シネスコ/カラー
配給:ココロヲ・動かす・映画社○
【ご注意事項】
※当選発表は、当選者ご本人様への当選通知メールをもって代えさせていただきます。
※消防法の規定により、満員の際および開演後のご入場はいかなる理由があってもお断りさせて頂きます。
※本状をご提示いただけない場合は、ご入場をお断りさせて頂く場合がございますのでご了承下さい。
※場内での飲食は禁止となります。
※本状の譲渡・売買行為、および試写中の撮影・録音は違法ですのでご注意下さい。
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