バイきんぐ・小峠英二がモヒカンドレッド頭で登場 『プレデター:バッドランド』サバイバルイベント

『プレデター:バッドランド』のサバイバルイベントが10月23日に渋谷ストリームホールで行われ、お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二と西村瑞樹、井上咲楽が登壇した。

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左から井上咲楽、小峠英二、西村瑞樹

イベントでは、生存不可能と言われる宇宙一危険な最悪の地<バッドランド>を渋谷に再現。鬱蒼と植物が生い茂ったステージに緊張感が漂っていた。

まず最初に現れた井上は、「サバイバル大好きタレントの井上咲楽です!私、実家が栃木県益子町の山奥にありまして、薪を切って暖を取ったり若干サバイバルのような生活をしておりました」と挨拶。「今日は迷彩のワンピースに(シースルーのレースで)ちょっと可愛らしさもありつつ。髪の毛はプレデター風で、初めてドレッドヘアにしてみました!」とコーディネートのポイントを語った。

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そして、井上同様迷彩服に身を包んだ西村も登場。キャンプ好きでも知られ、普段からサバイバル力を磨いているという西村はステージを一望し「この草木の生い茂った感じ、今すぐテントに入りたいですね!」と笑顔を見せるも、MCから「危険な植物が生い茂り、さらには四方八方から謎のクリーチャーが襲いかかる場所。生き残れそうですか?」と問われると顔色を変え、「どうでしょうね…普段使っているキャンプ道具、斧やナイフ…あとでっけぇフライパンとか持ってますからね!重さ5kg、直径50cmの。バッドランドに行ったらそういったものが活躍するんじゃないかな!ちょっと最近五十肩で振れなくなっちゃったけど…」とコメントした。

「最近刺激が足りない」と語る井上だったが、突如照明が赤く染まり、爆音と共にステージに緊張が走る。不穏な気配が漂う中ステージ奥から影が忍び寄り、本作の主人公・デクにそっくりだがやけに小さいプレデター?が、4人のプレデター風の仲間を引き連れ登場。マスクを外すと、デクをイメージしたモヒカンドレッド頭の小峠が現れ、ステージ中央で仁王立ち。会場の注目を一身に集めた。

あまりに直立不動でいるために西村が思わず「なんか言えよ(笑)」と声をかけると小峠は「『プレデター:バッドランド』なんて地だ!!」と雄叫びをあげ、見事期待に応えていた。そして、MCから「この方ご存知ですか?」と振られた井上が「ちょっと存じ上げないです」と答えると、いつもの小峠節で「知ってるだろうよ!!さっき楽屋でペラペラ喋ってただろうよ」と応戦していた。

「プレデターさん改めて一言いただけますか?」とMCから振られた小峠は苦笑しながら「本当はここでさっきのやつ(「なんて地だ!)だったんで!そのフリがなかったからもう強制的に言いましたよ!お前が『なんか言えよ』って言ってから流れがおかしくなったの!お前の余計な一言で!!」と西村に恨み節。さらにはプレデターマスクの回収の段取りも狂ってしまい、「お前のせいで段取りが全部崩れた!!」とさらなる恨み節で会場の笑いを誘っていた。

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今までのシリーズでは、“敵”として立ちはだかる怖い存在だったプレデターが主人公に。そして“狩る側”から“狩られる側”へと様々な構図が逆転する。小峠は「プレデターが今回“狩られる側”になるというのはずっと強かったプレデターの“弱さ”とか人間味のある部分とか駆け引きとか、今までなかった、新しい扉を開くような気配がしますね」と期待を寄せた。

西村は「どんなヤツが出てくるんだという期待値はすごい上がってますね。あのプレデターを“狩る”側はどんなヤツかと。さらに上回る怖さのヤツが出てくるんじゃないかって期待してます」と今までとは違う“新章”にワクワクを隠しきれない様子。

井上は「いつもプレデターを見ていると、出てきそうな時にちょっと怖くて。でも今回はその逆。今までとは見方が変わりそう。今までちょっと怖いなって思って見てたんですけど、<感情>があるんだと思ってすごく楽しみです」と語った。

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また、宇宙一の最強のハンターとして描かれてきた今までと違い、デクは未熟さゆえに一族を追放された“半人前プレデター”。その成長が極限状態ノンストップアクションの中で描かれていく。ダン・トラクテンバーグ監督も共感できるキャラクターを意識したと語っているが、それを聞いた西村は「やっぱちょっと悲しそうな目してるもんな」、小峠も「寂しい目してるもんな」と、3人は取材メディアに完全に背を向けて、スクリーンに投影されるデクの写真に釘付けに。

小峠が「仲間から省かれものになったわけですよね。未熟な感じなんですかね。でもずっと弱いままではないと思うんですよ。どっかで開花すると思うんですね。その瞬間とかは面白そうですよね!」と語るも、ずっとカメラに背を向ける形になっていることに、西村から「前見て喋っていただいて…」と、井上からも「何年この仕事してるんですか(笑)」とツッコミを浴びていた。

西村は「半人前のプレデターっていうところが面白いですよ。(絶対的に強い)プレデターにも半人前の人がいるんだということもありますし。あと僕のすぐ横にね、圧が強いお笑いプレデターがいるんで…『あそこの間は0.1秒遅い!』とかお笑いプレデターは厳しいんですよ。なので半人前のプレデターが周りの一人前のプレデターにどんな感じで虐げられたのかも興味あります」と相方・小峠のお笑いにおける強者ぶりを吐露。小峠は「お笑いプレデターとキャンププレデターのコンビです」と改めて自己紹介していた。

井上は「ティアとどういうふうに絆をつくっていくのか気になりますね」と、デクとバディを組むエル・ファニング演じる半身アンドロイド・ティアに言及。「そこから私たち人間が学べることがたくさんありそうだと思って。絆の作り方を勉強したいです」としっとりと語ると、そこに待ったをかけたのは小峠。「この人、虫食いプレデターですから。カメラ回ってない、プライベートのバレンタインの時にチョコレートもらって。虫が中に入ったチョコレートなんですよ!芋虫みたいなのが中に入ってるチョコレート。誰が食うんだよそんなの!!」とクレームを入れ、井上も爆笑していた。

“狩る側”から“狩られる側”となる逆転の構図で命懸けのサバイバルとなる本作について「(予告では)まだ透明な光学迷彩が出てないでしょ」(小峠)、「半人前だからさ、透明になろうとしてもなれないとか?途中までとか?下半身だけ見えてるとか」(西村)、「まだ光学迷彩が開発されてない時代かも」(小峠)、「プレデターは現代があったり昔の時代が設定されてたり時代も色々あるでしょ?」(西村)、「時代もいつなのかわからないですよ」(小峠)と考察は深まるばかり。

西村が「バッドランドという場所がものすごい気になる。草木が爆発したりするんでしょ?場所自体に苦労させられるのが見れたらいいな」とコメント。一方井上は「今までだとプレデターが一人で怖いものなし!みたいな感じだと思うんですけど、弱さを出しつつ仲間のティアの存在がいるわけで。そこも今までとは逆転ってことですよね。なかなか見られないプレデターの弱さとかが逆に強さや勝つための何かになるんじゃないかなと思いますね」と推測していた。

“プレデターは一人で戦う”という掟があるため、誰かとバディを組む姿は今まで描かれることはなかったが「ティアと手を組んで仲間になる。そこで気持ちや二人のコミュニケーションが見られるわけじゃないですか。プレデターのコミュニケーションって、感情って、どういう感じなんだろう」と井上が語ると、西村は「プレデターが誰かと協力して何かをすることができるのか、そのやりとりは気になる」と“新章”には大いに期待を寄せていた。

さらに「デクとして突然“最悪の地”へ送られ、身の危険が間近に迫る。そんなときあなたは?」という質問に対し、<A.武器を駆使して全力で戦う>と回答した西村。「僕はそりゃもう戦いますよ!武器は、さっき言いましたけど、大鍋とでっかいフライパン」と会場の笑いを誘っていた。

対して<C.小峠さんに助けを求める>を井上が選んだ瞬間、小峠は「いやです!」と一言。井上は「いやいやお願いしますよ!一人って心もとないじゃないですか。できたら(1作目の)シュワちゃんくらい強くなって欲しいんですけど…」と語ると、西村が「キャンプ行ってもシャワー入りたいだなんだって、サバイバルに全く向いてない人間ですよ」とフォローに入った。「でも一人よりは武器になるというか…」という井上の言葉に「俺は盾か!」と小峠が突っ込み、テンポの良いやりとりに会場からも笑いが起こっていた。

イベントの最後に、井上は「全く新しいプレデターが見られるんじゃないかなということで、ハートフルな部分だったり感情的にも共感できるところがたくさんあるんじゃないかと。何よりプレデターのコミュニケーション、ティアとのコミュニケーションをとっても楽しみにしています」とコメント。

西村は「やっぱりプレデターが“狩られる側になる”というのがものすごい興味ありますし、この最悪の地と言われるバッドランドが一体どんなところか、注目して楽しみにしたいと思います」と語った。

そして小峠が「やっぱりプレデターの人間味の部分を見て見たいですよね。あと僕はプレデターの狩り方が好きなんですよ。容赦ないじゃないですか。そういう追い込み方が好きなので、それも楽しみにしています」と語り、最後も「『プレデター:バッドランド』なんて地だ!!11月7日公開!」と締め括られ、イベントは幕を閉じた。

『プレデター:バッドランド』
出演:エル・ファニング
監督:ダン・トラクテンバーグ
英語原題:『Predator: Badlands』
全米公開日:11月7日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/predator-badlands

11月7日(金)世界同時公開

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