クリス・プラットが主演を務め、レベッカ・ファーガソンが共演する映画『MERCY/マーシー AI裁判』の日本版予告編と場面写真が公開された。

凶悪犯罪が増加し、厳格な治安統制のためにAIが司法を担うことになった近未来。ある日、敏腕刑事のレイヴンが目を覚ますと、妻殺しの容疑で“マーシー裁判所”に拘束されていた。冤罪を主張する彼だったが、覚えているのは事件前の断片的な記憶のみ。自らの無実を証明するには、AIが支配する世界中のデーターベースから証拠を集め、さらにはAI裁判官が算出する“有罪率”を規定値まで下げなくてはならない。無罪証明までの制限時間は90分。さもなくば、即処刑――。
プラットが、AI裁判にかけられる容疑者・レイヴン刑事役で主演を務め、彼に対峙する“AI裁判官”マドックス役をファーガソンが演じる。監督は、映画『search/サーチ』の仕掛け人として知られるティムール・ベクマンベトフ。さらに、『オッペンハイマー』のチャールズ・ローヴェンがプロデューサーを務める。
日本版予告編では、妻殺害の容疑でAI裁判所に拘束されたレイヴン刑事と、“AI裁判官”マドックスとの緊迫感あふれる対峙が映し出される。ナレーションが「すべての罪がAIによって裁かれる近未来」と告げるように、司法をAIが担う世界ではレイヴン刑事が愛する妻の殺害を否認しようとも、スクリーンに映る“AI裁判官”マドックスは「無実を主張するならば証明して」と微笑むのみで“情状酌量<マーシー>”の余地はなし。果たしてレイヴン刑事は世界中のあらゆる情報を記録したデータベースが突きつける“証拠”から真犯人を見つけ出し、無実を勝ち取ることができるのか。
あわせて解禁された場面写真には、現実になりつつある近未来の世界が写し出されている。よれたワイシャツ姿で拘束されるレイヴン刑事と、法の執行人として厳格な権威と公正さを示す“AI裁判官”マドックスの対照的な表情。ロサンゼルスの街を自在に飛行する空飛ぶバイクは、本作の舞台となる近未来が現代と地続きにあることを象徴するかのよう。そして、敏腕刑事として活躍していたレイヴン刑事が職務にあたる姿を捉えたシーンは、判決までのタイムリミットのなかで無罪証明への糸口となるのだろうか?





『MERCY/マーシー AI裁判』
出演:クリス・プラット レベッカ・ファーガソン
監督:ティムール・ベクマンベトフ
製作:チャールズ・ローヴェン
原題:MERCY
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
https://ai-saiban.jp
2026年1月23日(金)日米同時公開