レイフ・ファインズ主演『ザ・コラール 希望を紡ぐ歌』の場面写真が公開された。

第一次世界大戦下のイギリス北部ヨークシャー。徴兵で多くの団員を失った合唱団は、存続の危機に瀕していた。若者や町の人々を迎え入れ、“歌うこと”を通して再び心を結び直そうとする。新たな指揮者に選ばれたのは、敵国ドイツで活動していたヘンリー・ガスリー。偏見と不信を背負いながら、彼は退役軍人、売春婦、敬虔なボランティア、徴兵を控えた少年たちなどの寄せ集めの団員たちと向き合い、熱心な指導のもとで、失われたつながりと希望を取り戻していく。やがて彼らは、前代未聞の“ある挑戦”へと踏み出す。しかし、再び徴兵通知が届き始め、ようやく芽生えた平穏は、戦争の影に呑み込まれていく。



『教皇選挙』『ザ・メニュー』など話題作への出演が続くファインズが、ヘンリー・ガスリー役を演じ、厳格で偏屈な男の複雑な内面を深い陰影とともに体現。
ロジャー・アラムが、町の名士ダクスベリーをユーモラスかつ繊細に演じ、息子を失った父としての静かな哀しみを滲ませる。
マーク・アディ、アラン・アームストロング、リンジー・マーシャルが、町の“普通の人々”を温かく体現し、物語に厚みを与える。サイモン・ラッセル・ビールは、作曲家エドワード・エルガーとして短い登場時間で圧巻の存在感を見せる。



一方、若いキャストの瑞々しさも本作の魅力だ。アマラ・オケレケの清らかな歌声、ジェイコブ・ダドマンの繊細な演技、テイラー・アトリーやオリバー・ブリスコムの青春の揺らぎ――彼らの姿は、戦争の影と青春の輝きを同時に映し出す。




監督は『英国万歳!』など英国アカデミー賞・トニー賞受賞の演出家ニコラス・ハイトナー。ハイトナーは、架空の町ラムズデンを“本物のコミュニティ”として感じさせることを重視。ベテラン俳優たちは互いをよく知り、若いキャストもすぐに溶け込み、自然な一体感が生まれたという。

映画『ザ・コラール 希望を紡ぐ歌』は、5月15日より公開。
『ザ・コラール 希望を紡ぐ歌』
出演:レイフ・ファインズ、ロジャー・アラム、マーク・アディ、アラン・アームストロング、ロバート・エムズ、サイモン・ラッセル・ビール
監督:ニコラス・ハイトナー
脚本:アラン・ベネット
2024年/イギリス・アメリカ/英語/カラー/ユニビジウム/5.1ch/113分/原題:The Choral/日本語字幕:斎藤敦子
配給:ロングライド
(C)GERONTIUS PRODUCTIONS LIMITED 2025
https://longride.jp/choral/
5月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開