川口春奈を主演に迎え、遠藤和(のどか)さんが綴ったベストセラー手記「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」が映画化。10月2日に全国公開されることが決定した。あわせて、ティザービジュアルと特報映像も公開された。

2018年、青森。当時21歳の遠藤和さんに宣告されたのは「ステージⅣの大腸がん」。5年生存率、わずか13%との診断を受けた。夫・将一さんの「絶対、別れない」の言葉を胸に、過酷な運命に抗いながら、24歳で旅立つその日まで、誰よりも「今」を全力で生きた。二人が紡いだ愛の日々は、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系)の「結婚式の旅」で放送され、日本中が感動の渦に包まれた。

和さんが亡くなる10日前まで綴り続けた手記「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」(小学館刊)に出会った本作プロデューサーが、抗がん剤治療を中断してまで子供を産むという、遠藤夫妻の姿に勇気をもらったことをきっかけに、映画化を決意。監督を『溺れるナイフ』(16)の山戸結希が担う。

天真爛漫で芯の強い主人公・和を演じる川口は、7年ぶりの映画主演となる今作では、がんに苛まれていく姿をリアルに表現するため、順撮りで敢行された約2カ月の撮影期間に10㎏減量。川口は「和さんの人生を自分の身体で残すことができたらと強く思い、肉体的にも精神的にも全てを捧げる覚悟で取り組みました」と撮影当時を振り返る。
夫・将一を演じるのは、高杉真宙。高杉は、「全身全霊で挑む川口さんの熱意、優しさ、周りへの気遣いを隣で見ながら、僕も和さんにとっての将一さんのようになれるよう、寄り添い支える立場として同じ時間を過ごしました」と語り、支え合う夫婦の深い愛と葛藤を演じた。
解禁されたティザービジュアルでは、結婚式で愛を誓い、幸せを噛みしめながら見つめ合う和と将一の姿が描かれる。
特報映像では、和のウェディングドレス姿と共に流れる、「私、がんだった」という告白から始まる。幸せな日常を突如襲った“ステージⅣの大腸がん”という宣告に、和は「もう治らないんだって」とやりきれない思いを吐露する。「後悔しながら死にたくない」と強く願う和と、「一生大切にする」と決意を固める将一。そして「がんでも子供を産めるんですか」と切実に尋ねる和。「それでも、あなたに会いたいーー」というテロップと共に、夫婦の歩む道のりを点描で映し出した映像となっている。
川口春奈 コメント
私自身、TVでこの話を知り、和さんから勇気をもらった一ファンでした。果たして今の自分が演じきれるのかという葛藤もありましたが、 山戸監督と何度も会話を重ね、和さんの人生を自らの身体で残すことができたらと強く思い、肉体的にも精神的にも全てを捧げる覚悟で取り組みました。
撮影中は迷い、悩み、苦しみ、様々な感情になりましたが、高杉さんが絶大な信頼と安心感を寄せられる相手として、一緒に戦ってくれたことがとても励みになりました。
監督、キャスト、スタッフの魂が詰まった、温かい作品です。和さんが生きた証や、和さんを支えた家族の愛と優しさに溢れた姿が、一人でも多くの方に届くことを願っています。
高杉真宙 コメント
和さんの想いを受け止め、厳しい役作りを課して全身全霊で挑む川口さんの熱意、優しさ、周りへの気遣いを隣で見ながら、僕も和さんにとっての将一さんのようになれるよう、寄り添い支える立場として同じ時間を過ごしました。
僕自身もこの二人の物語にどうやって向き合っていくのかを模索しながらの撮影でしたが、和さんと、その周りの方々の想いを大事にしたいと一日一日、どのシーンも全力で大切に演じました。
山戸監督やスタッフの皆さん、そしてキャスト一同、作品に関わった多くの人が妥協せず、この作品をより良いものにして届けたいという熱い思いが沢山詰まっています。この優しくて温かい物語が皆さまに届いたとき、どう響くのか今から心待ちにしております。
遠藤将一さん コメント
映画化のお話をいただいたのは、3年前でした。それから2年かけて脚本の読み合わせをしているときも、川口さんや高杉さんが演じて下さると伺って驚いたときも、撮影現場にお邪魔しても実感が湧かず、自分たちのこととは思えなかったのが本音です。
でも、完成した映画には確かに、あの頃のみんながいました。愛すること、命を繋ぐこと、ただ仲良く過ごすこと。どんなささいなきっかけでも構わないので、映画をご覧になった方が、いま生きている実感を掴んでもらえたら嬉しいです。遠藤和。こんな人もいたんだよ、と。
『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』
出演:川口春奈 高杉真宙
監督:山戸結希
原作:遠藤和「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」(小学館刊)
配給:東映
(C)遠藤和/小学館 (C)2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会
http://mamaseka.toei-movie.com/
10月2日(金)全国公開