巨匠・瀬々敬久監督が構想期間30年を経て完成させた入魂の傑作『菊とギロチン』4月26日(金)ブルーレイ・DVD発売決定!

菊とギロチン『ヘヴンズストーリー』から8年、巨匠・瀬々敬久が「女相撲」「ギロチン社」をテーマに構想に30年を費やし、自身のオリジナル企画第2弾としてついに完成させた青春群像映画の新たなる傑作『菊とギロチン』が、ブルーレイ・DVDで2019年4月26日(金)に発売になることが決定した。

本作の舞台は大正末期、関東大震災直後。混沌とした社会情勢の中、急速に不寛容な社会へとむかう時代に、かつて実際に日本全国で興行されていた「女相撲」の一座と、実在したアナキスト・グループ「ギロチン社」の青年たちが出会う。立場の違う彼らの願いは「自由な世界に生きること」だった。
次第に心を通わせていく彼らは、同じ夢を見て、それぞれの闘いに挑んで行く…というストーリーになっている。

出演陣には、フレッシュな面々と実力派のキャストが一挙集結。ヒロインの新人力士・花菊役には、約300名の応募者の中から選ばれ、本作が映画初主演となった木竜麻生昨年末に公開された野尻克己監督作『鈴木家の嘘』のヒロインにも抜擢されるなど、今後も大いに活躍が期待される新人だ。

画像01

木竜麻生

そして「ギロチン社」のリーダーで、実在した詩人の中濱鐵(中浜哲)を演じるのは、数々の映画・ドラマで大活躍中の東出昌大。もう一人の「ギロチン社」の中心メンバーである古田大次郎役は、俳優・佐藤浩市を父に持つ寛一郎が演じている。本作が演技初挑戦ながらも迫真の演技で魅せている。

画像02

東出昌大

画像03

寛一郎

中濱と心を通じ合わせる女力士の十勝川役には、『誰も知らない』『ピストルオペラ』など国内外で高い評価を受ける演技派の韓英恵
さらに渋川清彦、山中崇、井浦新らといった、今の日本映画界になくてはならない個性派俳優陣が集結した、大変豪華な布陣となっている。

画像04

韓英恵

スタッフにも日本映画界を支える実力派たちが集結。瀬々敬久監督と共に脚本を手がけたのは、『バンコクナイツ』などで知られる映像制作集団「空族」の相澤虎之助。そして黒澤明の『羅生門』や溝口健二作品を手掛けてきた、映画界の至宝であり御年91歳の馬場正男が、本作の美術監修を務めている。

劇場公開時には映画レビューサイトFilmarksで初日満足度1位を獲得するなど大きな話題となり、また本日2月5日に発表された「第92回キネマ旬報ベスト・テン」では、日本映画第2位を始め木竜麻生と寛一郎がそれぞれ新人女優賞、新人男優賞を受賞、さらに日本映画監督賞(瀬々敬久)日本映画脚本賞(相澤虎之助、瀬々敬久)をそれぞれ受賞するなど、さらなる大反響を呼んでいる。

発売になるブルーレイとDVDには、メイキングを始めとする充実の特典映像が収録されたボーナスDISCが付属する予定になっている。
さらに瀬々敬久監督による新規書き下ろし短編小説を掲載したブックレットや、特製アウターケース、ステッカー等も付属する予定になっており、ファンにとってはまさに永久保存版となる一本だ。楽しみにお待ちいただきたい。

画像05

【ストーリー】
大正末期、関東大震災直後の日本には、不穏な空気が漂っていた。軍部が権力を強めるなか、これまでの自由で華やかな雰囲気は徐々に失われ、人々は貧困と出口の見えない閉塞感にあえいでいた。

画像06

ある日、東京近郊に女相撲一座「玉岩興行」がやって来る。力自慢の女力士たちの他にも、元遊女の十勝川(韓英恵)や、家出娘など、ワケあり娘ばかりが集まったこの一座には、新人力士の花菊(木竜麻生)の姿もあった。彼女は貧しい農家の嫁であったが、夫の暴力に耐えかねて家出し、女相撲に加わっていたのだ。

画像07

画像08

「強くなりたい。自分の力で生きてみたい」と願う花菊は、周囲の人々から奇異の目で見られながらも、厳しい稽古を重ねていく。いよいよ興行の日。観戦席には、妙な若者たちの顔ぶれがあった。彼らは「格差のない平等な社会」を標榜するアナキスト・グループ「ギロチン社」の面々で、思想家の大杉栄が殺されたことに憤慨し、復讐を画策すべく、この土地に流れ着いていた。

画像09

画像09

「ギロチン社」中心メンバーの中濱鐵(東出昌大)と古田大次郎(寛一 郎)は、女力士たちの戦いぶりに魅せられて、彼女たちと行動を共にするようになる。
「差別のない世界で自由に生きたい」――その純粋な願いは、性別や年齢を越えて、彼らを強く結びつけていく。次第に中濱と十勝川、古田と花菊は惹かれあっていくが、厳しい現実が容赦なく彼らの前に立ちはだかる。

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

【キャスト&スタッフ】
〈出演〉
木竜麻生 東出昌大 寛 一 郎 韓英恵
渋川清彦 山中崇 井浦新 大西信満 嘉門洋子 大西礼芳 山田真歩
嶋田久作 菅田俊 宇野祥平 嶺豪一 篠原篤 川瀬陽太

〈ナレーション〉永瀬正敏
〈監督〉瀬々敬久
〈脚本〉相澤虎之助・瀬々敬久

映画公式サイト:https://kiku-guillo.com/

『菊とギロチン』商品情報

2019年4月26日(金)発売

<Blu-ray>
品番:PCXE-50881 価格:¥6,200+税 収録時間:本編189分+特典映像
仕様・封入特典(※予定になります):
■特典DVD付き2枚組 ■特製アウターケース ■特製ステッカー ■解説ブックレット<瀬々敬久監督
新規書き下ろし短編小説『菊とギロチン』アナザーストーリー他 収録予定>
特典映像(※予定になります):
■メイキング ■ヒット祈願(回向院) ■初日舞台挨拶 ■予告編・特報

<DVD>
品番:PCBE-56067 価格:¥5,200+税 収録時間:本189分+特典映像
仕様・封入特典、特典映像は:Blu-rayと同じ

発売元:トランスフォーマー 販売元:ポニーキャニオン
コピーライト:(C)2018 「菊とギロチン」合同製作舎

↑上に戻る