岸井ゆきのが主演を務める「連続ドラマW 恩田陸 ユージニア」に、木竜麻生、成海璃子、片岡愛之助、丸山隆平(SUPER EIGHT)、真木よう子、かたせ梨乃らが出演することが発表された。併せて、ポスタービジュアルと特報が公開された。

2017年に「蜜蜂と遠雷」で第156回直木賞、第14回本屋大賞をダブル受賞した恩田陸が、2005年に発表し第59回日本推理作家協会賞に輝いたミステリー「ユージニア」。2020年に「ニューヨーク・タイムズ今年の100冊」に選出、2022年には「ドイツ犯罪小説賞・国際部門」で1位を獲得するなど、海外でも高く評価された。

北陸、K市の名家で発生した、17人が死亡した毒殺事件。その目撃者で事件を題材にした作品を書いた小説家、生き残った盲目の少女、事件を追うライターという3人の女性をはじめとする人々が、30年の時を経てもなお事件に翻弄されていく様子を描く。
脚本を手掛けたのは、2027年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」に抜擢された脚本家・安達奈緒子。岸井が、小学生の時に事件を目撃し後に事件の経緯を執筆する主人公・雑賀満喜子を演じる。

木竜が演じるのは、原作には登場しないオリジナルのキャラクターの田波友子。友子は、謎が謎を呼ぶ毒殺事件の核心に向かって突き進むフリーライターで、彼女の視点を通して30年前の事件の真相が少しずつ明かされていく。K市を訪れ、満喜子らに取材し、彼女もこの事件によって人生を変えられてしまう。そもそも彼女が事件に拘るのにはある理由があった。
成海が演じるのは、事件の被害者である青澤緋紗子。緋紗子は、幼少期の事故で盲目となった、K市の名士・青澤家の長女。そして、本作のストーリーの軸となる大量毒殺事件の青澤家唯一の生存者でもある。美しく、特別な存在感があり、誰もが憧れるが、誰も本当の緋紗子を知ることができない。聖でありながら、邪も感じる、「謎」そのものの少女だ。
丸山が、雑賀家の長男・雑賀誠一を演じる。本作の古川豪監督とは主演を演じた映画『金子差入店』以来のタッグとなる。妹の満喜子と次男の順二とともに、毒殺事件の第一発見者となる。事件を現実として受け止めようとし、満喜子が事件を追い続けたのに対して、「生きていく」という選択をした人物。
真木が、緋紗子の母を演じる。盲目の娘・緋紗子を誰よりも深く愛し、寄り添い続ける母親を圧倒的な存在感で演じる。
かたせが、そんな青澤家に20年近く仕えてきた家政婦キミさんを演じる。事件当日に毒入りの酒を飲むが、摂取量が少なかったため命は助かる。その後長く後遺症に苦しみ続ける。事件後は世間から犯人ではないかという疑いまで向けられる、非常に過酷な立場の人物。実行犯と思しき人物の登場により、世間からの目が和らいだあとも、「わたしは生き残るべきじゃなかった」と積年の悲しみを吐露する。
片岡が、毒殺事件の捜査を担当した刑事・栗城照晃を演じる。栗城は地道で粘り強い捜査で被害者たちに寄り添い続けた刑事だ。折り鶴や連鶴を関係者にプレゼントするという人情味あふれる一面も持つ。事件はユージンの自殺により一旦解決したかに見えたが栗城だけはずっと疑い続けていた。「何かがおかしい。だが証明できない」その確信を胸に30年という歳月を超えて真実を追い続ける。
さらに、13歳の緋紗子を演じるのはNHK Eテレ「いないいないばあっ!」で7代目「はるちゃん」として子どもたちに親しまれてきた倉持春希。今回が連続ドラマ初出演となる。緋紗子は幼少期の事故で失明しながらもその美しさと神秘的な存在感で周囲から「特別な子」と見られてきた少女だ。
緋紗子と出会い、人生が狂いだす美青年ユージンを倉須洸が演じる。ユージンは「事件をやったのは自分だ」という遺書を残して自殺し、事件は一旦解決した。生前は妹の死に直面し絶望し、社会の中で存在感を消し、「見えない人間」として生きてきた。彼は緋紗子と出会い、不思議な魅力に惹かれ、活路を見出す。
今回公開されたポスタービジュアルには、緋紗子に憧れを抱くが気持ちを理解しきれずどこか虚ろな満喜子(岸井)、徐々に事件の真相が見えてくることによって核心を直視できず恐怖心を抱く友子(木竜)、まるで事件の真相を全て知っているかのように君臨する緋紗子(成海)、メインキャラクター3人の思い思いの表情が切り取られている。
そして、この3人を束ねている、“円”は劇中で何度か登場するキーアイテム。右上と左下には、ストーリー上で重要な役割を果たす白の百日紅があしらわれている。
特報では、17人が毒殺された凄惨な現場で平然と籐椅子に座る緋紗子(倉持)のシーンから始まり、満喜子(岸井)、友子(木竜)、緋紗子(成海)、栗城(片岡)、緋紗子の母(真木)、キミさん(かたせ)、誠一(丸山)、ユージン(倉須)と事件の記憶に人生が壊され続けるキャラクターが登場する。
木竜麻生(田波友子 役)コメント
自分の人生を生きている中で、他者と関わりながら自分を知っていくことが沢山あると思います。
いつ、どこで、どんな経験をするのか、そしてどんな感覚に陥るのか、それはその瞬間まで誰にも分からない。今作はまさにその“分からなさ”を考えてしまう作品のように感じます。
ぜひ皆さんに楽しんでいただけることを祈っております。
成海璃子(青澤緋紗子 役)コメント
20代と40代、それぞれの時代の青澤緋紗子を演じるにあたり模索した日々は楽しかったです。
描かれている緋紗子はとても魅力的で、恩田陸先生の原作、安達奈緒子さんの脚本を読ませていただき、プレッシャーを感じつつもすぐにお引き受けしたいと思いました。
映像作品ならではの「ユージニア」を是非楽しみにしていただけたらと思います。
真木よう子(緋紗子の母 役)コメント
記憶も真実も、ひとつではない。人が信じる「現実」の曖昧さに、
私自身の哲学を重ねながら向き合えた作品でした。
かたせ梨乃(キミさん 役)コメント
生暖かい風が宴を包み込み 世間を震撼させる大惨事へと誘う。
誰が本当のことを語っているのか真実を知っているのが
演じている私達も自分が何故生きているのかを考えさせられてしまう
味わったことのない世界へようこそいらっしゃいました。
心揺れながらお楽しみ下さいませ。
片岡愛之助(栗城照晃 役)コメント
恩田陸さんの「ユージニア」という、非常に奥深く、
謎めいた作品に参加させていただけることを嬉しく思っております。
私が演じる栗城照晃は、事件を追う刑事です。
30年の時を経てもなお人々を翻弄する事件の真相とは何なのか。
ぜひ皆様も物語の中に入り込み、一緒に謎を追いながら最後までお楽しみください。
丸山隆平(雑賀誠一 役)コメント
あらゆる想いが絡み合う、美しくも残酷な物語。
台本を読み終えた時、何とも言えない気持ちが心に遺りました。
今回いただいた役については、その人物に落とし込んでいく過程が、とても苦しくて楽しかったです。
作品の一部として役に立てたのか、皆さんにどう届くのか、楽しみでなりません。
3人の女性を軸に複雑に絡み合うヒューマンサスペンスを是非お楽しみ下さい。
古川豪(監督)コメント
圧倒的だった。俳優陣の圧倒的芝居を余すことなく視聴者に届けるためには?と奔走する毎日だった。再会した俳優陣も、初めての俳優陣も、また必ずどこかで。「ユージニア」俳優陣が紡いでくれた演技に魂が奮えた。
「連続ドラマW 恩田陸 ユージニア」
出演:岸井ゆきの 木竜麻生 倉須洸 倉持春希 丸山隆平 真木よう子 かたせ梨乃 成海璃子 片岡愛之助
原作:恩田 陸「ユージニア」KADOKAWA/角川文庫
脚本:安達奈緒子
音楽:ベンジャミン ベドゥサック
監督:古川豪 川井隼人
プロデューサー:山田雅樹 稲葉尚人 中田志保 家冨未央
協力プロデューサー:小寺剛雄 施夢潔
制作プロダクション:角川大映スタジオ
企画協力:KADOKAWA
製作著作:WOWOW
https://www.wowow.co.jp/drama/original/eugenia/
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