香港映画『私たちの話し方』制作時のメイキング映像公開、黒柳徹子からのコメントも

香港映画『私たちの話し方』より、本作制作時のメイキング映像が公開。さらに、黒柳徹子から応援コメントが到着した。

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手話のみを使用しスクーバダイビングのインストラクターを目指すジーソン、ジーソンの幼馴染で親友、口語と手話の両方を使う広告クリエイターのアラン。そんな2人が、大学を卒業後、大企業に就職し人工内耳(※)のアンバサダーに就任したソフィーと出会う。新たな出会いが、3人それぞれの生き方を変えていく。
※人工内耳とは、聴覚障がいがあり、補聴器では十分な効果が得られない人がつける医療器具。受信コイルを皮下に挿入するため、手術が必要。外部に送信コイルなどの器具を付けることで使用できる。

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本作は、香港の俊英アダム・ウォン監督が、ろう者のアイデンティティの確立という社会的テーマを青春ドラマとして描き出し、第43回香港電影金像奨で7部門にノミネートされた作品。

ジーソンを演じるのは、ネオ・ヤウ。アダム・ウォン監督の『私たちが飛べる日』(15)で主役に抜擢され映画デビュー。監督は、ヤウの俳優としての幅広い経験がジーソンの演技に役立つはずと配役を決意。

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監督は「君は聴者で、ろう者を演じる。好奇心や物珍しさをもって取り組んではいけない。(中略)手話を学んで100%の敬意をもってほしい」と話した上で、彼にろう者である手話コーチにシーバードと、手話通訳士である聴者のウー・レクヤンを付け、1年間に及ぶ手話の特訓が始まったという。

公開されたメイキング映像「手話が果たす役割」には、手話特訓の様子、ろう者、難聴者へのリサーチ、オーディションの様子などが収められており、監督や役者、手話コーチなどの本作への真摯な取り組みが映し出されている。

黒柳は、1981年に出版した著書「窓際のトットちゃん」の大ヒットをうけて、その印税をもとに「社会福祉法人 トット基金」を設立した。トット基金では「日本ろう者劇団」の運営や就労継続支援B型施設「トット文化館」の運営を行っており、黒柳は理事長を務めている。

黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使) コメント

国際都市の香港らしく、ろう者のあり方も様々。
人工内耳のこともよく理解できました。
「みんな一緒!」ということが根底にある、とても心やさしい映画です。

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『私たちの話し方』は、3月27日より公開。

『私たちの話し方』
出演:ネオ・ヤウ(游學修)、ジョン・シュッイン(鍾雪瑩)、マルコ・ン(吳祉昊)
監督:アダム・ウォン(黄修平)
原題:看我今天怎麼說 英題:The Way We Talk
字幕:最上麻衣子
バリアフリー版製作協力:Palabra株式会社
字幕協力:大阪アジアン映画祭
2024年/香港/広東語・香港手話/132分/カラー/1.90:1/5.1ch
配給:ミモザフィルムズ
(C) 2024 One Cool Film Production Limited, Lee Hysan Foundation. All Rights Reserved.
https://mimosafilms.com/thewaywetalk/

2026年3月27日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国公開

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