『ベル・カント とらわれのアリア』池田理代子の書き下ろしイラスト到着!井上芳雄、檀れい他著名人や渡辺謙のコメントも

ベル・カント とらわれのアリア

(C)池田理代子プロダクション

Amazon ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに輝くベストセラー小説を、日米豪華キャストで映画化した話題作『ベル・カント とらわれのアリア』が11月15日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開となる。

本作は、1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質の予期せぬ交流を描いた作家アン・パチェットの小説「ベル・カント」の映画化。世界的オペラ歌手のロクサーヌ・コス役を演じたのは、『アリスのままで』でアカデミー賞(R)主演女優賞を獲得し、ハリウッドを代表する女優となったジュリアン・ムーア。彼女の大ファンである実業家のホソカワ役には、同賞にノミネートされた『ラスト サムライ』以来国際的に活躍し、ミュージカル「王様と私」でトニー賞にノミネートされた渡辺謙という、ポール・ワイツ監督が熱望した日米を代表する俳優の共演による感動の人間ドラマだ。

そしてこの度、本作を公開に先駆けて鑑賞した漫画家で声楽家の池田理代子からの書き下ろしイラストとコメントが解禁となった。

さらに、秋川雅史(テノール歌手)、池谷裕二(東京大学教授)、井上芳雄(俳優)、小堺一機涼風真世(女優)、檀れい(女優)、中野信子(脳科学者)、名越康文(精神科医)、宮尾俊太郎(Kバレエ カンパニー プリンシパル)、茂木健一郎(脳科学者)、森公美子(歌手)、森麻季(オペラ歌手)という各界の著名人からの絶賛コメント、さらに本作に出演した渡辺謙からのコメントも到着した。

今回解禁された池田理代子による書き下ろしイラストは、ジュリアン・ムーア演じるオペラ歌手ロクサーヌ・コスの艶やかな姿を中央に、次第に心を通わせる、渡辺謙さん演じる実業家ホソカワとロクサーヌ・コスが見つめ合うカット、そしてテロリストの姿が描かれたもの。大ヒット作「ベルサイユのばら」をも彷彿とさせる世界観を感じられるイラストとなっている。

また、池田理代子は本作にむけて「マイクを通さない生の歌声が、如何に空気を振るわせて人間の聴覚を刺激し、感動を与えるか。それこそがまさにベル・カントの神髄であり、このような奇跡をも生み出し得るのだと実感した」と自らもオペラ歌手として活躍する池田ならではのコメントも寄せている。

そして、ミュージカルに多数出演し歌手活動も行っている俳優の井上芳雄「歌の力を感じる映画でした。違う立場の人達が向き合い、生活を共にする中に、幻のユートピアを見た気がします。真実の愛を歌に託せば、全ての人に届くかもしれないという夢を抱いてしまうような。それでも、私達は歌い続けるしかありません。絶望から希望へと。」と決意をも感じさせるコメントを寄せ、女優の檀れい「芸術や学ぶことによって人質とテロリストから、平和を愛するただの人間になる。心と心が寄り添うその温かな時間は、人種を飛び越え人間としての大切なものを教えてくれる。宝物のような1本だ」と言葉を寄せるなど、各界の著名人たちからも本作の持つメッセージに共感し、絶賛するコメントが続々届いている。

さらに、先日のジャパンプレミアでも本作出演が「運命だった」と語った渡辺謙からは、秘めたる想いを感じさせるコメントが寄せられている。

コメント一覧

最初にお話を頂いたのは、もう10年近く前の話です。
911の後、世界で様々なテロが起きている中で、この話が受け入れて貰えるのかが懸案になり、企画は止まっていました。時代も変化して再び始動した時、この作品は運命なのだと感じました。
20数年前、僕はペルーにいました。ドキュメンタリーの撮影でほぼ一月旅していたのです。帰国してすぐ飛び込んできたニュースがあの「ペルー大使公邸人質事件」でした。大きなパーティーでしたので、もしもう一週間滞在していたら、そこに僕も居たかも知れないと言われたのです。事件が解決するまで放送も自粛され、事件の推移を見守ったのを今でも覚えています。
あの事件をモチーフにしたこの話を演じるのは勇気がいりました。事実とは異なりますが、生き方、考え方が違う人達があの特殊な空間の中でどんな時間を過ごしたのか、当時を思い出しながら演じました。
渡辺謙(俳優/実業家ホソカワ役)

対立し合う彼らの心に届いた歌声は、本当に素晴らしかった。
音楽や歌には心を結びつける力があるのだと改めて感じる。
秋川雅史(テノール歌手)

人間は社会性の生物。他者との交流を通じて「心」が生まれる。
このことがよくわかる映画。
愚かさ、慈しみ――人間という存在が愛おしくなった。
池谷裕二(東京大学教授)

マイクを通さない生の歌声が、如何に空気を振るわせて人間の聴覚を刺激し、
感動を与えるか。
それこそがまさにベル・カントの神髄であり、このような奇跡をも生み出し得るのだと実感した。
池田理代子(漫画家/声楽家)

歌の力を感じる映画でした。
違う立場の人達が向き合い、生活を共にする中に、幻のユートピアを見た気がします。
真実の愛を歌に託せば、全ての人に届くかもしれないという夢を抱いてしまうような。
それでも、私達は歌い続けるしかありません。絶望から希望へと。
井上芳雄(俳優)

“氷山の一角”
ニュースでは水の上の氷しか見えない。その下の大きな真実。
さりげなく聞いていたセリフが見終わった後、水の中から浮かんでくるように心に残る。
小堺一機

それぞれの『正義』と異なる『主張』。
相反する現実社会の中で、美しいメロディーは救いにはならなかったのか…。
心にずっしり響く物語でした。
涼風真世(女優)

芸術や学ぶことによって人質とテロリストから、平和を愛するただの人間になる。
心と心が寄り添うその温かな時間は、人種を飛び越え人間としての大切なものを
教えてくれる。宝物のような1本だ。
檀れい(女優)

極限状態の中に分断される人々を美しい歌声が結んでいく。
イデオロギーと芸術のはざまで育まれる愛と人間の絆に揺さぶられる。
中野信子(脳科学者)

英雄的な物語の裏側には、それを創作した人と、それを生きた人がいる。
生きた人の声は、歴史の闇に葬られる。映画はその闇に語らせようとする。
しかしそれは、真実を暴こうというジャーナリズムとは異なる。
もっと危うく矛盾に満ちたものに、映画は惹かれるのだ。
名越康文(精神科医)

正しい事とは何か。
強い想いこそが芸術を生み出し人々を癒すのかもしれない。
宮尾俊太郎(Kバレエ カンパニー プリンシパル)

破壊するのも、創造するのも人間。
極限の状況だから、真の姿が見える。絆が結ばれる。
つかの間とわかっているからこそ、一緒にいる時間を大切にしたい。
心に響くのは至上の芸術、そして愛である。
茂木健一郎(脳科学者)

テロリストは敵に違いない、その緊迫感の中に温かな人間愛が音楽、歌声によって生まれる。フレミングの歌声を映画の中で聞けた幸せに涙。
言語と国を超えた愛と友情に満ちた感動作だ
森公美子(歌手)

泣きました!
ドラマのクライマックスに美しいアリアが重なり、その歌詞がオペラ以上にぐっと心に語りかける。衝撃のラストをも浄化するような、美しい歌が印象的!
森麻季(オペラ歌手)

テロリストと人質―なぜ、正反対の立場の彼らが心を通わせたのか?
危機的状況で生まれた絆の行方を描く感動ドラマ

ストーリー
実業家のホソカワは通訳のゲンと共に招かれた、南米某国の副大統領邸でのパーティーを心待ちにしていた。ホソカワの会社の工場誘致を目論む主催者が、彼が愛してやまないソプラノ歌手のロクサーヌ・コスのサロンコンサートを企画したのだ。現地の名士や各国の大使も集まり、女神のようなロクサーヌの歌声が流れたその時、突然テロリストたちがなだれ込み副大統領邸を占拠する。収監中の同志の解放を求める彼らは、赤十字のメスネルを介して政府と交渉するが平行線が続く。そんな中、ロクサーヌの歌をきっかけに、貧しく教育など受けられるはずもなかったテロリストたちと、教養に溢れた人質たちの間に、親子や師弟のような交流が生まれ始める。しかし、かりそめの楽園に終わりの時が近づいていた──。

作品タイトル:『ベル・カント とらわれのアリア』
出演:ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮、セバスチャン・コッホ、クリストファー・ランバート
監督:ポール・ワイツ 『アバウト・ア・ボーイ』、『ダレン・シャン』
原作:アン・パチェット/山本やよい訳『ベル・カント』(早川書房より10月下旬刊行予定)
原題:BEL CANTO
2017年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/5.1ch/1時間41分
字幕翻訳:風間綾平
配給:キノフィルムズ/木下グループ

公式サイト:belcanto-movie.jp
コピーライト:(C) 2017 BC Pictures LLC All rights reserved.

11月15日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー


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