『クレッシェンド 音楽の架け橋』ステージには大きな白いスクリーンが…「目隠しオーディション」とは!?本編映像到着

クレッシェンド 音楽の架け橋

ヨーロッパからアメリカまで、様々な地域の国際映画祭で上映され、4つの観客賞に輝いた感動作、映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』(2022年1月28日(金)公開)より、本編映像が解禁された。

“世界で最も解決が難しい”とされる紛争で今この時も闘うパレスチナとイスラエルから、音楽家を夢見る若者たちを集めてオーケストラが結成される──。現実にはあり得ない物語に見えるが、実在の管弦楽団へのインスパイアから生まれたという驚きの映画が完成した。若者たちを導くマエストロを演じるのは、『ありがとう、トニ・エルドマン』で絶賛されたペーター・シモニシェック

このたび解禁された本編映像は、和平オーケストラの楽団員を決めるオーディションのシーン。敵対するパレスチナとイスラエルから若き音楽家たちを集め、平和を願ってコンサートを開くのである。大切なオーディションの当日。会場のステージに現れたのは、1枚の大きな白いスクリーン。美しい音楽が聞こえてくるものの、そこに演奏者の姿はない。このオーディション方法、実は「ブラインド・オーディション」と呼ばれるもので、演奏者の人種や性別などで合否が判断されないように公平を期して、審査員からは演奏者の姿が見えないようになっているもの。今から30年ほど前に広まったこのシステムにより、世界的に非白人や女性の合格比率が格段に高まった。ただし、音だけで判断されてしまうこの方法は、経済格差も如実に反映させてしまうため、むしろ多様性を狭めるのでは?という議論も新しく起こっている。実際に劇中ではこの後、占領地のパレスチナ人の合格者がとても少なくなってしまうという事態に…。そんな中、和平オーケストラのコンサートは無事に成功するのだろうか!?これから彼らが奏でる音楽とそのドラマから目が離せない展開となっている。

ストーリー
世界的に有名な指揮者のエドゥアルト・スポルクは、紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、平和を祈ってコンサートを開くというプロジェクトを引き受ける。オーディションを勝ち抜き、家族の反対や軍の検問を乗り越え、音楽家になるチャンスを掴んだ20余人の若者たち。しかし、戦車やテロの攻撃に晒され憎み合う両陣営は激しくぶつかり合ってしまう。そこでスポルクは彼らを南チロルでの21日間の合宿に連れ出す。寝食を共にし、互いの音に耳を傾け、経験を語り合い…少しずつ心の壁を溶かしていく若者たち。だがコンサートの前日、ようやく心を一つにした彼らに、想像もしなかった事件が起きる──。

クレッシェンド 音楽の架け橋

作品タイトル:『クレッシェンド 音楽の架け橋』
出演:ペーター・シモニシェック
監督:ドロール・ザハヴィ
2019年/ドイツ/英語・ドイツ語・ヘブライ語・アラビア語/112分/スコープ/カラー/5.1ch/原題:CRESCENDO #makemusicnotwar/日本語字幕:牧野琴子/字幕監修:細田和江
配給:松竹

公式サイト:movies.shochiku.co.jp/crescendo/
公式Twitter:https://twitter.com/Crescendo_movie
コピーライト:(c)CCC Filmkunst GmbH

1月28日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開

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