『サンドラの小さな家』4/2公開決定!場面写真&海外版予告編解禁 ―アイルランドの新星クレア・ダン脚本/長編初主演作

フィリダ・ロイド監督最新作『Herself』が、『サンドラの小さな家』の邦題で4月2日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開となることが決定した。あわせて、場面写真6点と海外版予告編(日本語字幕付き)も解禁された。

本作は、ダブリンを舞台に、住まいを失った若い母親サンドラと2人の娘たちが、隣人たちと助け合いながら自らの手で小さな家を建てる物語。この困難な時代を照らす、奮闘と希望の感動作だ。『マンマ・ミーア!』や『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のフィリダ・ロイドが監督し、『女王陛下のお気に入り』や『ルーム』を手掛けたエレメント・ピクチャーズが製作を手掛ける。

そして、イギリス・アイルランドの実力派チームが結集した本作の中心人物は、脚本・主演を務める、映画界が出会った新たなる才能 クレア・ダン。舞台を中心に活躍する女優だったダンは、シングルマザーの親友から「アパートを追い出されて行き場がなくなる」という電話を受けたことをきっかけに、本作の脚本を執筆。当時自身が出演中だった舞台を演出していたロイド監督に送ったところ、初の映画脚本とは思えぬ高い完成度と物語の魅力に圧倒され、ロイド監督の「クレアが主演するなら」という熱烈ラブコールのもとで本作の製作が決定した。

本作は2020年のサンダンス映画祭で初お披露目されるや、「力を与えてくれる、タイムリーな物語」(Variety)「クレア・ダンという驚くべき才能の出現」(IndieWire)「クレア・ダンによる、眩ゆいほど熱烈な演技」(The Times)「フィリダ・ロイドの最高傑作」(Little White Lies)とメディアや批評家が絶賛。米映画批評サイト「ロッテントマト」では満足度93%(2021年1月24日時点)を記録し、Variety誌が選ぶ2020年ベスト映画第4位に選出された。

また、「ゴールデン・グローブ賞も期待できる」(Gold Derby)「フィリダ・ロイドは来年のオスカーにノミネートされ、“ガラスの天井を破る6人目の女性”になるかもしれない」(Variety)と、アカデミー賞を有力視する声もあがっており、すでに2020年ロンドン映画祭に正式出品されたほか、2020年サン・セバスチャン国際映画祭作品賞ノミネート、2020年英国インディペンデント映画賞女優賞ノミネート、2020年ダブリン国際映画祭マイケル・ドワイヤー・ディスカバー賞受賞、人権映画賞受賞など、数多くの栄光に輝いている。

クレア・ダンは今後、リドリー・スコット監督、マット・デイモン、アダム・ドライバーら共演の映画『The Last Duel』への出演が決定。さらにVariety誌の「2020年に注目すべき脚本家トップ10」、VOGUE誌が選ぶ「2021年のライジングスター15」にも選ばれており、2019年にイギリスで社会現象を巻き起こしエミー賞6部門を受賞したBBCのドラマ「フリーバッグ」の主演・脚本を務め、『007』最新作で脚本チームに大抜擢されたフィービー・ウォラー=ブリッジに続く女性クリエーターとして、世界中から熱い注目を浴びる存在となっている。

長編初主演のダンの脇を固めるのは、イギリスの大英帝国勲章を持つベテラン女優のハリエット・ウォルター(『つぐない』、「ザ・クラウン」)、イギリスの演劇界で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞を2度受賞し「ゲーム・オブ・スローンズ」のヴァリス役でも知られるコンリース・ヒル。母サンドラを支える娘役の愛らしい子役たちの名演も見逃せない。

また、ミュージカルで高く評価されるロイド監督ならではの、Sia「Chandelier」、The Cranberries「Dreams」といった誰もが一度は聴いたことのあるヒットチューンをふんだんに使った演出も、観客を楽しませてくれる。

一人ではできないことも、仲間の助けがあれば乗り越えられる。そんな、コロナ禍の世界に希望を与えてくれるようなテーマを、「家を建てる」ことを通じて象徴的に描き出す本作。家庭内暴力、ひとり親の貧困、ハウジングファーストなど、日本にも共通する社会問題にも鋭く切り込んでおり、「ケン・ローチを彷彿とさせる」(Celluloid Dreams)と評されるように、格差や自己責任の時代に向けた力強いメッセージを放っている。

いま世界が熱い注目を向けるクリエーターのクレア・ダンと、彼女に共鳴したイギリス・アイルランドの実力派チームが結集した話題作『サンドラの小さな家』は、4月2日(金)より日本公開。

ストーリー
シングルマザーのサンドラ(クレア・ダン)は、2人の幼い子どもたちと共に、虐待をする夫のもとから逃げ出すが、公営住宅には長い順番待ち、ホテルでの仮住まいの生活から抜け出せない。ある日、娘との会話から小さな家を自分で建てるというアイデアを思いつく。サンドラはインターネットでセルフビルドの設計図を見つけ、清掃人として働いている家のペギー(ハリエット・ウォルター)、建設業者のエイド(コンリース・ヒル)など、思いがけない人々の協力を得て、家の建設に取り掛かる。しかし、束縛の強い元夫の妨害にあい…。サンドラは自分の人生を再建することができるのだろうか?

作品タイトル:『サンドラの小さな家』
出演:クレア・ダン
ハリエット・ウォルター(『つぐない』、「ザ・クラウン」)
コンリース・ヒル(「ゲーム・オブ・スローンズ」)
監督:フィリダ・ロイド(『マンマ・ミーア!』、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)
共同脚本:クレア・ダン、マルコム・キャンベル(『リチャードの秘密』)
2020年/アイルランド・イギリス/英語/97min/スコープ/カラー/5.1ch/原題:herself/日本語字幕:高内朝子
提供:ニューセレクト、アスミック・エース、ロングライド
配給:ロングライド

公式サイト:https://longride.jp/herself/
コピーライト:(C)Element Pictures, Herself Film Productions, Fís Eireann/Screen Ireland, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute 2020

4月2日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

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