『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』ダン・スティーヴンスが甘く囁く本予告映像&ポスターが解禁!―1/14公開

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド

2022年度のアカデミー賞国際長編映画賞・ドイツ代表にも選出されたロマンティック・アンドロイドムービー『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』(2022年1月14日(金)公開)より、本予告映像とポスターが解禁された。

解禁された本予告映像は、研究者のアルマが、ある企業が極秘で行うこの特別な実験の被験者として参加、彼女の理想のパートナーとしてのあらゆるデータがインプットされた<アンドロイドのトム>と暮らし始めるシーンから始まる。

期間は3週間、報酬を自身の研究に充てる事が目的とはいえ、気乗りしないまま彼を自宅に連れて帰るが、その不安は的中。「君の瞳に吸い込まれそうだ」と甘い台詞を囁き、完璧に家事をこなすかと思えば「息抜きして、働きすぎは良くない」とロマンチックな演出とともにアルマに優しい言葉をかける“完璧な彼”に、アルマは調子が狂ってしまい「気が変になりそう」と動揺、<機械>として接することで距離をおこうとするが、トムはその後も変わらず“アルマを幸せにすること”というただひとつのミッションを成功させるために、献身的な努力を続ける。そんな中、トムと過ごす時間が増えるうちに、孤独や愛について“人間以上に人間らしい”言葉を発する彼に気づき「あなたを人間だと思ってもいい?」「あなたがいないとただの人生なの」と、やがて自身の心を開いていくがー。

人間・アルマとアンドロイド・トムが行き着く未来とは?「それを愛と言うのでは?」と真っ直ぐに答えるトムの真っ直ぐな言葉が胸に響くと同時に、最後、機械らしく?ショートする彼の姿も捉えた、シニカルでユニークな予告となっている。

ポスターはアルマの横にピッタリと寄り添いながらも、その背後にまるでクローンのように無数に連なるトムの姿を切り取ったもの。人間同士の恋愛は妥協や擦り合わせの繰り返しで、ままならないことばかりだが、ロボット相手なら難しい人間関係もストレスゼロ。衝突のない関係は「愛」なのだろうか?それとも「高度で繊細なアルゴリズムの結果」なのか?本作のテーマをそのまま体現するかのような2人の関係性を切り取っている。

なお、11月12日からは、ムビチケ(1,500円)も発売決定。表面はロゴにちょこんと乗ったダン・スティーヴンスの姿が可愛らしく、そして裏面はアンドロイドの心臓がイメージされたデザインのクリアファイル付き(A5サイズ)となっている。

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド

抜群のルックスと穏やかな性格と豊富な知識、ロマンチックなエスコートで難攻不落のアルマに恋を仕掛けるアンドロイド・トムを演じるのは『美女と野獣』(17)、『ダウントン・アビー』(10~15、19)で観客のハートをつかんだダン・スティーヴンス。英語訛りのドイツ語でリルケの詩を暗唱し、プロのダンサーのようにキレッキレのルンバを披露し、子犬のような瞳で見つめ、かと思えば、アルゴリズムがはじき出した歯の浮くような台詞をドヤ顔で披露、『プリティ・ウーマン』の1シーンを再現して呆れられるなど、数々の自信たっぷりのイケメンテクを空振りさせるトムを茶目っ気たっぷりに演じて笑いを誘う。

トムに尽くされても素直になれないアルマには、『es[エス]』(01)や『ヒトラーを欺いた黄色い星』(17)など、ドイツで活躍するマレン・エッゲルト。過去の悲しみを心にしまい込み、充実した仕事に打ち込みながらも、老いゆく父の姿に自らの孤独を重ねる複雑な現代女性アルマを繊細に演じ、ジェンダーレスとなって初の第71回ベルリン国際映画祭で演技部門最高賞<銀熊賞>を受賞した。2人の実証実験を見守る<ワケあり>相談員には、『ありがとう、ト二・エルドマン』(16)『約束の宇宙(そら)』(19)のザンドラ・ヒュラー

監督は、超正統派ユダヤ教徒のコミュニティから逃亡する女性を描き、プライムタイム・エミー賞を受賞した『アンオーソドックス』(20/Netflixにて配信中)のマリア・シュラーダー。女優として『Aimee & Jaguar』(99/未公開)でベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝いた経験もあり、『エーミールと探偵たち』(01)、『ソハの地下水道』(11)など出演作が日本でも公開され高評価を獲得、現在は、映画プロデューサーの権力を振りかざし、セクハラと性的暴行事件を繰り返したハーベイ・ワインスタインの行状を暴く『She Said(原題)』(22年公開予定)を撮影中という、今ハリウッドで最も注目を集める監督のひとりでもある。

トムの献身的でロマンチックなアルゴリズムは、過去の傷から恋愛を遠ざけてきたアルマの心を変えることが出来るのか?アルゴリズムがはじき出した居心地の良さに人間が溺れるーそれは罪なのか?それともー?ミドルエイジクライシスに直面する女性をアンドロイドが救うラブロマンスであると同時に、そんな危険で哲学的な永遠の問いを新たに投げかける、ちょっぴりビターなラブロマンス『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』は、2022年1月14日(金)公開。

作品タイトル:『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』
出演:ダン・スティーヴンス、マレン・エッゲルト、ザンドラ・ヒュラー
監督:マリア・シュラーダー『アンオーソドックス』
2021年|ドイツ映画|ドイツ語|107分|英題:I’m your man|日本語字幕:金澤荘子
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
映倫:PG-12

公式サイト:imyourman-movie.com
コピーライト:(C)2021,LETTERBOX FILMPRODUKTION,SÜDWESTRUNDFUNK

1/14(金)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー!

 

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