映画を通して考える「緊迫するシリア情勢」アラブの春以前のシリアに迫るドキュメンタリー映画『カーキ色の記憶』限定上映

カーキ色の記憶
シリア内戦で秘密裡に結成された市民ジャーナリストと「イスラム国」(IS)との命がけの闘いを捉えたドキュメンタリー映画『ラッカは静かに虐殺されている』(4月14日(土))の公開にあわせアップリンク渋谷は、映画を通して考える「緊迫するシリア情勢」企画として、2017年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で最優秀賞(山形市長賞)を受賞したシリアのドキュメンタリー映画『カーキ色の記憶』を1週間限定で上映する。さらに『ラッカは静かに虐殺されている』または『ラジオ・コバニ』の全国共通特別鑑賞券のご提示で当日料金が¥900(一般¥1800のところ)となる割引も併せて実施することが決定した。

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ラッカは静かに虐殺されている

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ラジオ・コバニ

『カーキ色の記憶』は4月14日(土)よりアップリンク渋谷で1週間限定上映。さらに5月12日(土)からはシリア北部の街で大学生の女の子が小さなラジオ局を始めるドキュメンタリー『ラジオ・コバニ』が公開。3本の新作シリア映画が渋谷アップリンクで上映され、緊迫するシリア情勢を映画を通して考える貴重な機会となる。

『カーキ色の記憶』(2016年/108分)

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2017年度山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀賞(山形市長賞)
シリアの悲劇は2011年に始まったわけではない。

1980年代にアサド体制に反対した多くの若者が当局に追われ、国を去らざるを得なかった。監督の個人的な物語が、他の4人の語り手の物語と重なり合う。くすんだ軍服に象徴される沈黙や恐怖、戦慄の記憶。赤い風船に託されたと自由と抵抗。何故シリア社会が爆発し、革命が始まったのか、その背景に迫る。過去を語りながら、未来を見すえるシリア人の物語。

監督・シナリオ・編集:アルフォーズ・タンジュール
製作総指揮:シナリオ ルアイ・ハッファール
制作指揮:イヤード・シハーブ
撮影監督:アフマド・ダクルーブ
音楽:キナーン・アズメ/ドラマトゥルク:アリー・クルディー
美術補助:アラシュ・T・ライハーニー、リンダ・ザハラ
製作:アルジャジーラ・ドキュメンタリー(カタール)
撮影国:シリア、レバノン、ヨルダン、ギリシア、フランス、フィンランド
2016|108分|アラビア語|BD
日本語字幕:額賀深雪、岡崎弘樹
配給協力:『カーキ色の記憶』日本上映委員会
配給:アップリンク

2018年4月14日(土)より アップリンク渋谷にて週間限定上映

<作品別関連記事>
『ラジオ・コバニ』 01 / 02
『ラッカは静かに虐殺されている』  01 / 02 / 03 / 04

記事提供:映画・ドラマニュース

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