『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』狂乱と絢爛を描く予告編&ポスタービジュアル解禁!モデルは伊・元首相ベルルスコーニ

LORO(ローロ) 欲望のイタリア『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『グランドフィナーレ』の名匠、パオロ・ソレンティーノがいざなう、めくるめく狂乱と絢爛の世界を描いた『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』が11月15日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国にて公開となる。この度、本作の予告編とポスタービジュアルが解禁となった。

圧倒的な映像美で人生の甘美と悲哀を描き、21世紀の映像の魔術師とも呼ばれるイタリアの名匠パオロ・ソレンティーノ。待望の最新作となる本作は、スキャンダルにまみれたイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニをモデルに描く、過激にして華麗なる“爛熟(らんじゅく)エンターテイメント”だ。

この度解禁されたポスタービジュアルは、「この男 怪物か、カリスマか。」というコピーの横に、不自然な笑みを浮かべる初老の男性のアップが大きく映し出され、一方、美女とのゴージャスなパーティーにもうしろ姿が映し出されている。
彼の名は、悪名高きイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニだ。

そして予告編では、「彼が乗ってるわ」「きっと使用人だけで1万人いる」「彼ってだれ?」「彼は彼さ」「清々しい思い」「器が大きくて魅力的な微笑み」・・・そう周辺から噂され、イタリアでは国民を熱狂させた怪物(カリスマ)だったことが映し出される。しかし続いて、政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用、女性問題といったキーワードが次々と現れ、国民のカリスマだった「彼」は、国民無視の怪物だったという皮肉な構図だ。
始終パワフルな姿を見せるベルルスコーニだが、一方で愛する妻にさえも理解してもらえない、この怪物が抱える孤独と哀愁も描かれている。

人間の欲望と権力を手にした男の行き着く先に、一体何が待っているのか。ベルルスコーニを演じるイタリアの名優トニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『修道士は沈黙する』)の怪演とあわせ、めくるめく狂乱と絢爛の世界が描かれる本作を、期待させる内容となっている。

政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用は朝飯前。
その野心は燃え尽きることはなく、
怪物ベルルスコーニは首相の座に返り咲こうと動き出す。
今、狂乱の扉が開く――!

イントロダクション
時は2006年。因縁の政敵に敗北し失脚したベルルスコーニは、首相の座に返り咲くときを虎視眈々と狙っていた。政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用は朝飯前。燃え尽きることなき野心と共に、いよいよ怪物が動き出す――。

「当時のベルルスコーニに蠢いていた“感情”の正体を知りたい欲求に突き動かされた」というソレンティーノが、ひとりの男の勝利への願望、成功への執着、そして愛の挫折を、めくるめく狂乱と絢爛の世界に映し出してゆく。その過激にして華麗なる唯一無二の映像は圧巻。9年にもわたって首相の座につき、国民を熱狂させたベルルスコーニの魔力にも重なる陶酔の157分だ。

LORO(ローロ) 欲望のイタリア

ストーリー
政治とカネ、女性問題や失言など数々のスキャンダルで世間を騒がせた、元首相シルヴィオ・ベルルスコーニ。政敵に敗れ失脚するも、一度はトップの座に登りつめた怪物的な手腕で、政権への返り咲きを虎視眈々と狙っていた。セクシー美女を招き贅の限りを尽くしたパーティーで生気を養い、持ち前のセールストークを武器に足場を固めていくのだが、政治生命を揺るがす大スキャンダルが勃発する。

作品タイトル:『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』
出演:トニ・セルヴィッロ、エレナ・ソフィア・リッチ、リッカルド・スカマルチョ
監督:パオロ・ソレンティーノ
2018年/イタリア/イタリア語/157分
原題:Loro
英題:Them
日本語字幕:岡本太郎/協力:東京国際映画祭
R-15+
配給:トランスフォーマー

コピーライト:(c)2018 INDIGO FILM PATHE FILMS FRANCE 2 CINEMA

11月15日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開


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