映画『メランコリック』ドイツ日本映画祭・第19回「ニッポン・コネクション」観客賞受賞!世界の映画祭へ続々出品決定

メランコリック

アップリンク渋谷にて8月公開の映画『メランコリック』が、ドイツで開催された第19回日本映画祭「ニッポン・コネクション」で観客賞を受賞した。

映画『メランコリック』は、名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた主人公・和彦が、たまたま訪れた銭湯でバイトを始めるが、その銭湯は閉店後の深夜、風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知り…。ひょんなことから人生が動きだしてしまう人間模様を変幻自在な展開とストーリーで描いた、巻き込まれ型サスペンス・コメディ。

上映は現地時間6月1日に行われ、観客からも「ドイツでは公共浴場が減っていっているので、少し感傷的になった」、「素晴らしい作品をありがとう!!」、「今後のプロジェクトが気になる!」など賞賛の声が寄せられた。映画『メランコリック』は、第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で監督賞を受賞し、第21回ウディネファーイースト映画祭での新人監督作品賞に続いての連続快挙となる。

田中征爾監督は「”見た人が退屈しませんように”といつも願っているので、観客賞は”楽しんでもらえた証拠”という事で、とても僕をほっとさせてくれる賞です。そしてヨーロッパの方々にも面白いと思ってもらえたという事実が、とても嬉しいです」とコメントした。
また、続々と世界各国の映画祭へ出品が決定しており、現地時間6月15日(土)~24日(月)まで、中国・上海で開催れる第22回上海国際映画祭のパノラマ部門での正式出品が決定。続いて現地時間6月27日(木)~7月7日(日)まで、韓国・富川で開催される第23回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭ワールドファンタスティック・ブルー部門での出品も決定した。角界著名人からのコメントも到着しており、日本での公開にもますます期待が高まる作品だ。

出品映画祭一覧

第31回 東京国際映画祭 日本映画 スプラッシュ部門 監督賞受賞
第21回 ウディネファーイースト映画祭 新人監督作品賞を受賞
第19回 ニッポン・コネクション ニッポン・ヴィジョンズ観客賞 受賞
第22回 上海国際映画祭 パノラマ部門 出品
第23回 プチョン国際ファンタスティック映画祭 ワールドファンタスティック・ブルー部門 出品

コメント一覧

いささか背の高いダスティン・ホフマンとガタイのいいブライアン・ジョーンズが、一昔前の香港映画の拳銃ごっこを始める。
銭湯とは死体処理に最適の場所だとは、ヒッチコックも気が付かなかった。がはは。気分がいいぜ。日本映画はまだ健全だ。
――四方田犬彦(映画研究・比較文学)

なんでこんなに面白いんだろう――?
田中征爾という未知の若い監督による快作に心を奪われた。
簡単に割り切れない世界を、我々が辿ったことのないコースで案内してくれる。
――森直人(映画評論家)

サプライズ満載!
殺しと愛、友情と家族に関するとびきりオリジナルな物語。
僕は終盤に落涙してしまいました。
新たなストーリーテラーの誕生に刮目せよ!
――矢田部吉彦(東京国際映画祭 プログラミング・ディレクター)

ストーリー
バイトを始めた銭湯は、深夜に風呂場で人を殺していた――!?
名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた主人公・和彦。ある夜たまたま訪れた銭湯で高校の同級生・百合と出会ったのをきっかけに、その銭湯で働くこととなる。そして和彦は、その銭湯が閉店後の深夜、風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。そして同僚の松本は殺し屋であることが明らかになり…。

作品タイトル:『メランコリック』
出演:皆川暢二、磯崎義知、吉田芽吹、羽田真 、矢田政伸 、浜谷康幸、ステファニー・アリエン、大久保裕太、山下ケイジ、新海ひろ子、蒲池貴範 他
監督・脚本・編集:田中征爾
製作:OneGoose
(2018年/カラー/日本/DCP/シネスコ/114分)
後援:VーNECK、松の湯
宣伝協力:アップリンク
配給:アップリンク、神宮前プロデュース、One Goose

公式サイト:https://www.uplink.co.jp/melancholic/
Twitter:https://twitter.com/melancholic1331
Instagram: https://www.instagram.com/melancholic.jp/

2019年8月、アップリンク渋谷ほか全国順次公開


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