今井ミカ監督作品『虹色の朝が来るまで』11月20日(水)より全国順次公開!全編手話で綴られた心温まる物語

制作時から地上波などのメディアに取り上げられ、国内外の映画祭で満席の上映を続けてきた映画『虹色の朝が来るまで』。今年で3回目となる、シネマート新宿とシネマート心斎橋にて開催中の劇場発信型映画祭「のむコレ3」の中の1本に、邦画で初めて選ばれ、11月20日(水)より、待望の劇場公開となる。

監督は、自身もろう者であり、セクシュアル・マイノリティである今井ミカ。さらに演じるキャスト陣もろう者が集められた。
ろう者×セクシュアル・マイノリティ×地方都市という、いくつもの生きにくい環境が重なる中で悩み続けてきた監督が、本作で初めて音響をつけた作品制作に取り組み、悩み苦しみながらもやがて誰にでも来る素敵な朝を信じ、前向きに生きる姿を、等身大で描いている。

主演は、演技経験の無いろう者の長井恵里小林遥を抜擢。レズビアンカップルという難しい役どころにも、普段から手話でコミュニケーションを取るふたりは、活き活きとした豊かな顔の表情やフレッシュで圧倒的な演技で魅せる。
ゲイであることを孤独に悩む少年が、自分のセクシュアリティを受け入れていく青年へ成長する姿を幅広い演技力で見せた玉田宙の魅力にも大注目だ。

このたび解禁された予告映像では、付き合っていたものの波長の合わない彼氏に「好きな人ができた」と別れを切り出す主人公・華(はな)からスタート。華の理解者であり、一緒にいると心が温かくなり、何事も相談してきたあゆみに「あゆみが男なら付き合ってたかも」と伝えると、「女同士でもいいでしょ」というあゆみの潔い答えに戸惑いつつも、あゆみと付き合うことを決める華。
実家に帰った華が、両親にあゆみとの交際について話すと、いつでも味方だったはずの母親から「気持ち悪い!大反対よ!」と拒絶されてしまう。母親の態度に華はショックを受けるが、あゆみとの関係を断ち切ることがどうしてもできない。

苦しんでいる華を見かねたあゆみは、“ろう者のLGBTQイベント”に華を誘う。ろう者であることは、ただでさえ狭い世界。さらにセクシュアル・マイノリティというダブルマイノリティであることは、バレたらすぐに噂が広まり、逃げ場所が無くなることを意味する。
渋々イベントに出かける華だったが、そこには、悩みを抱えつつも前向きに生きる、ろうのLGBTQの人たちが集っていた。それぞれが今まで乗り越えて来た苦難を聞くうちに、初めは緊張していたふたりも、次第に心を開いていくー。

ありのままの自分でいたい。ありのままで生きたい ──

ストーリー
群馬の手話サークルで知り合ったろう者の華とあゆみ。華は初めて同性に惹かれ戸惑うも、あゆみと交際することになる。後日、華は実家へ帰り、両親にあゆみとの交際について話すと、いつでも味方だった母親から拒絶されてしまう。母親の態度に華はショックを受けるが、あゆみとの関係を断ち切ることがどうしてもできない。
苦しんでいる華を見かねたあゆみは、東京で開かれる“ろう者のLGBTQイベント”に華を誘う。そこには、悩みを抱えつつも前向きに生きる、ろうのLGBTQの人たちが集っていた。
それぞれが今まで乗り越えて来た苦難を聞くうちに、初めは緊張していたふたりも、次第に心を開いていく…。

作品タイトル:『虹色の朝が来るまで』
出演:長井恵里、小林遥、玉田宙、佐藤有菜、ノゾム、菊川れん、高木里華、太田辰郎 ほか
監督・脚本・編集:今井ミカ
撮影:湯越慶太
音楽:門傳一彦
提供:シュアール
企画・制作:JSLTime
宣伝デザイン:ドラゴンフライ
予告:今尾偲、蛯原浩彦
ウェブサイト:ハンガイアキコ
2018|日本|63分|16:9|カラー|日本手話・日本語字幕|英題:Until Rainbow Dawn
配給:フィルモット、ムービー・アクト・プロジェクト

公式サイト:https://nijiasa.com/
コピーライト:(C)2018 JSLTime

1120日(水)より、シネマート新宿ほか全国順次公開

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