『ニューヨーク 親切なロシア料理店』ビル・ナイ「脚本に惚れ込んだ。ロネ監督作に出られるのは光栄」インタビュー映像到着

ニューヨーク 親切なロシア料理店

2019年ベルリン国際映画祭 コンペティション部門・オープニング作品に選ばれたロネ・シェルフィグ監督の最新作『ニューヨーク 親切なロシア料理店』が、12月11日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開される

本作は、ある事情を抱え夫から逃げてき母と息子二人が、マンハッタンで創業100年を超える老舗ロシア料理店で見知らぬ人々と出会い、新たに人生をスタートする姿を優しい眼差しで描く感動作。
『17歳の肖像』や『ワン・デイ 23年のラブスト―リー』で知られるデンマーク出身のロネ・シェルフィグ監督が、ニューヨークを舞台に、社会的弱者の困難や、彼らが見知らぬ人どうしの助け合いで救われていく様を描き、困難な時代だからこそ、今を生き抜くために大切なことが詰まった映画を作り上げた。

このたび、ワケありの過去を抱えた者たちが集う、マンハッタンで創業100年以上続くロシア料理店のオーナー、ティモフェイを演じた英国の名優ビル・ナイからインタビュー映像が到着した

ビル・ナイは舞台役者としてキャリアをスタートさせ、’80年代より映画に進出。『ラブ・アクチュアリ-』(2003)にて英国アカデミー賞助演男優賞をはじめ、数々の賞に輝く。その後は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(2013)、『パレードへようこそ』(2014)、『名探偵ピカチュウ』(2019)など多くの話題作に出演。
また今後もジョニー・デップ主演作『ミナマタ』への出演、黒澤明監督『生きる』のリメイク版への主演が決定するなど目覚ましい活躍ぶり。
ロネ・シェルフィグ監督作には、『人生はシネマティック!』(2016)以来、2度目の出演となる。

本作へ出演を決めた理由について、「通常通りのプロセスだけれど、脚本の段階で決めた。元々頼まれたのはウェイター役だった。2~3シーンだけのチョイ役のはずが、少しばかり大事な役柄になった。何の役にせよ、引き受けたよ。脚本に惚れ込んだからね。ロネの作品に出られるのは光栄だし、素晴らしいキャストが揃っていた。

ロネ・シェルフィグ監督について、「彼女は真の民主主義者だ。何一つおろそかにしない。彼女はよく笑い、物事の面白さを見出すのがうまい。人間性も素晴らしい。頭が切れる。観察力が鋭くて何一つ見逃さない。安心して身を任せられる。

ロシア系移民を演じたが、ロシア語なまりの準備について、「これまでも様々な訛りをやったけど、いつも同じさ。話すセリフを一字一句そのままその訛りで言ってもらうネイティブスピーカーを見つけるんだ。オーストラリア訛りをやったときは、オーストラリア人がたむろする場所へ行った。そこにいた連中にビールをおごり録音させてもらった。ウェールズ訛りもやったね。ウェールズへ行きパブで声をかけた。面白い録音がたくさんあるよ。全部私のスマホに残してある。

長年のキャリアの中で、役柄のリサーチ方法は変わってきましたか?という質問に対しては、「唯一変わったのはリサーチしたフリをしなくなったことかな。正直リサーチなんてほぼやらない。必要なことは全部脚本に書かれているよ。背景まで読み取れというのは脚本家の怠慢だと思うね。」と語っている。

ニューヨーク 親切なロシア料理店

新しい人生、メニューにあります―
憧れのマンハッタンに事情を抱えてやって来たクララ。
見知らぬ人々の<優しさ>と出逢う希望の物語。

ニューヨークのマンハッタンに無一文で逃げてきた2人の子供をもつ女性クララが、再起を目指す老舗ロシア料理店に集う様々なバックグラウンドを持つ人々とめぐりあう。

監督・脚本・製作総指揮を務めたロネ・シェルフィグ監督は、世界で活躍するデンマーク出身の女性監督。『幸せになるためのイタリア語講座』(2000)が、ベルリン国際映画祭銀熊賞をはじめ、多くの賞を獲得し、日本でもスマッシュヒット。世界的に脚光を浴びた。その後、キャリー・マリガン主演『17歳の肖像』(2009)では英国アカデミー賞において9部門受賞し、米国アカデミー賞でも3部門ノミネート。アン・ハサウェイ主演『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(2011)では、日本でも多くの女性から熱烈に支持された。

最新作となる本作ではクララ役に『ルビー・スパークス』のゾーイ・カザンをはじめ、料理店のオーナーに名優ビル・ナイなど実力派キャストが勢ぞろい。家族や仕事、恋愛にトラブルを抱えながらも、自分らしい生き方と幸せを見つけていく人々の姿を優しい眼差しで描く。

ニューヨーク 親切なロシア料理店

ストーリー
ニューヨークの片隅の古びたロシア料理店。
自慢のキャビアに、そっと添えられるのは〈優しさと赦し〉。
見知らぬ人々と出逢い見つける新たな人生とは――?
マンハッタンで創業100年を超える老舗ロシア料理店〈ウィンター・パレス〉。かつては栄華を誇った伝統あるお店も、今や古びて料理もひどい有様。店を立て直すために雇われたマネージャーのマークは刑務所を出たばかりの謎だらけの人物。常連の看護師アリスも、他人のためだけに生きる変わり者。そんな料理店に、二人の息子を連れて、事情を抱えて逃げてきたクララが飛び込んでくるが…。

作品タイトル:『ニューヨーク 親切なロシア料理店』
出演:ゾーイ・カザン、アンドレア・ライズボロー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、タハール・ラヒム、ジェイ・バルチェル、ビル・ナイ ほか
監督・脚本:ロネ・シェルフィグ
原題:The Kindness of Strangers/2019年/115分/英語/デンマーク、カナダ、スウェーデン、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ/日本語字幕:石田泰子
配給:セテラ・インターナショナル

公式サイト:http://www.cetera.co.jp/NY/
コピーライト:(c) 2019 CREATIVE ALLIANCE LIVS/RTR 2016 ONTARIO INC. All rights reserved

12月11日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

 

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