<東京ジェムストーン賞>受賞『さよなら、退屈なレオニー』蓮沼執太、大九明子ら著名人の絶賛コメント到着―6/15(土)公開

2018年東京国際映画祭にて上映され、輝きを放つ若手キャストに贈られる<ジェムストーン賞>を受賞した『さよなら、退屈なレオニー』が6/15(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショーとなる。

2018年カナダでスマッシュヒットを記録した『さよなら、退屈なレオニー』は、自分がやりたいことも自分の居場所もみつからない、カナダの小さな街に住む17歳の少女レオニーの物語。監督はカナダ映画界の新世代として注目を集めるセバスチャン・ピロット。ヒロインのレオニーを演じるのはカレル・トレンブレイ

2015年のトロント映画祭で「未来を担うひとり」に選ばれ、2018年東京国際映画祭で本作が上映された際には、輝きを放つ若手キャストに贈られる<ジェムストーン賞>を受賞するなど、すでに日本の映画ファンも魅了している。
このたび、公開に先駆け、一足先に本作を鑑賞した著名人からの絶賛コメントが到着。以下にて、コメントをご紹介。

コメント

原題は「蛍はいなくなった」。なるほど、チカチカ、チカチカ。
目をこらすと見えて来るレオニーの中の輝きは、光というより炎のよう。
音楽と映像が絡み合うラスト、宇宙的で好き。
そしてレオニー、男の趣味よし!
大九明子(映画監督『美人が婚活してみたら』『甘いお酒でうがい』)

野球場にそっと輝く蛍の淡い光。その刹那のように、彼女の青春は瞬間的に移り変わりながら力強く成長していく。
劇中で響いてる数々の音楽たちは、そんな彼女への愛に感じた。
蓮沼執太(音楽家)

ドラッグや犯罪に向かわない普通の青春の退屈を描いてこんなに美しい作品を他に知らない。永遠に感じる退屈な青春期は実は一瞬で終わる。そんな一瞬の永遠を極上のセンスで掬い取り、すべてのシーンが愛おしい。
わがオールタイム・ベスト青春映画の1本だ。
矢田部吉彦(東京国際映画祭ディレクター)

考え抜かれた色彩感覚とカメラワークによって、
無垢な主人公の輝きが画面いっぱいに満たされる。
思春期とは現実を受け入れる苦しみなのか?
平間至(写真家)

息が詰まるような日々の暗闇の中で、小さく光る蛍のように、繊細で、儚く、けれど
ささやかな抵抗に満ちた、眩い映画でした。
小林エリカ(作家・マンガ家)

レオニーを演じるカレル・トレンブレイ、そっけないくせに妙に後を引く女の子。つたないギターと全身でスモール・タウン・ガールズ・ブルースを奏でた君のこと、きっと忘れないよ。
山崎まどか(コラムニスト)

レオニー、どうかそのままで、
でも本物の愛だけは抱きしめながら、どうか幸せになって!と、思わず自分勝手に願ってしまった。
山田由梨(女優・贅沢貧乏主催)

何もないような気がしていた日々にかすかな光が灯っていることに
今だからこそ気づけるレオニーがキャンディーを片手にバスに乗り込む姿を見て
もう過ぎ去ってしまった季節、気づけなかった愛のことを思い返した
飯田えりか(少女写真家)

もどかしいこと、上手くいかないこと、
それもある種の光だとおもう。
今は重ならなくても、すこしづつ。水銀灯がつくみたいに時間はかかるけど、
何かが変わっていっていることが、彼女の目を見れば分かるはず。
真舘晴子(The Wisely Brothers)

「普通の明るさ」の中では見えない微細な光が人生の道しるべになることもある。
レオニーは、そして私たちはそんな小さな光を見つけることができるのだろうか。
光を探す彼女の旅は始まったばかりだ。
青野賢一(ビームス創造研究所クリエイティブディレクター/文筆家)

街の心地いい景色と空気感に寄り添って、静かな日常に流れるシンプルなモノと複雑なモノの心の葛藤。
そして、ラストに見える小さな希望の光。この空気、なんだか懐かしいな。
井上司(fox capture plan)

ラストが素晴らしい。最初にレオニーを見たときのことを、途中で誰かが言った言葉を、一気に思い出させるラスト。そして気づくのだ、このひととき、とても美しい時間をレオニーと過ごしたのだ、と。
萩原麻理(ライター)

※順不同・敬称略

あの頃の<きらめき>と<痛み>がよみがえる、ひと夏の泡沫青春ダイアリー。

ストーリー
卒業を一ヶ月後に控えながら、どこかイライラした毎日を送っていた。退屈な街を飛び出したくて仕方ないけれど、自分が何をしたいかわからない。口うるさい母親も気に入らないが、それ以上に母親の再婚相手のことが大嫌い。レオニーが唯一、頼りにしているのは離れて暮らす実の父親だけだった。
そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーヴと出会う。どこか街になじまない雰囲気を纏うスティーブに、なんとなくギターを習うことに…。毎日はつまらないことだらけだが、レオニーのなかで少しずつ何かが変わり始めていた。

作品タイトル:『さよなら、退屈なレオニー』
出演:カレル・トレンブレイ/ピエール=リュック・ブリラント
監督:セバスチャン・ピロット
2018年/カナダ/英題:The Fireflies Are Gone/96分/ビスタ
配給:ブロードメディア・スタジオ

公式サイト:http://sayonara-leonie.com
コピーライト:(C)CORPORATION ACPAV INC. 2018

6月15日(土) 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー


関連記事:
映画『さよなら、退屈なレオニー』17歳が主人公の映画は名作揃い!『レディ・バード』『君の名前で僕を呼んで』ほか
【インタビュー】『さよなら、退屈なレオニー』セバスチャン・ピロット監督オフィシャルインタビュー到着 ―6/15(土)公開

東京国際映画祭<ジェムストーン賞>受賞!カレル・トレンブレイ主演『さよなら、退屈なレオニー』6月15(土)公開決定

↑上に戻る