同性カップルの結婚式をめぐる大騒動を描く『天空の結婚式』レスリー・キー&ジョシュア・オグら各界著名人も絶賛!

天空の結婚式

『天空の城ラピュタ』のモデルともなったイタリア屈指の絶景を誇る観光地で、ゲイカップルの結婚式をめぐる大騒動を描きイタリアで大ヒットを記録した映画『天空の結婚式』が、1月22日よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国ロードショーとなる

本作には、レスリー・キー&ジョシュア・オグ、有賀明美、よしひろまさみち、寺原真希子ら各界著名人から絶賛と祝福の声が寄せられている

イタリアで、2016年に下院議会で同性カップルの結婚に準ずる権利を認める「シビル・ユニオン」法が可決されたことを受けて、ニューヨークのオフ・ブロードウェイでロングラン上演された大ヒット舞台「My Big Gay Italian Wedding」が、イタリアのコメディ映画界の重鎮アレッサンドロ・ジェノヴェージ監督によって映画化。
「同性婚」をテーマに、ゲイカップルとそれを容易に受け入れられない親世代との世代間ギャップが巻き起こす大騒動を通して描く、自分の中の偏見や差別に上手く向き合えない全ての人たちに贈る、21世紀の今を生きる家族の物語だ。

天空の結婚式
天空の結婚式
天空の結婚式

本作の舞台となるイタリア、ラツィオ州に位置する分離集落「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」は、『天空の城ラピュタ』(86)のモデルともいわれ、映画『ホタルノヒカリ』(13)にも登場した崖の上にそびえる「天空の村」、イタリア国内でも屈指の絶景を誇る有数の観光地だ。
アントニオの母アンナは息子たちのために、この特別な地での結婚式を計画、ウェディング・プランナー(イタリアで今最も人気を集める実在の“カリスマ”ウェディング・プランナー、エンツォ・ミッチョが本人役で登場)を雇い、村中を巻き込んで、まだ誰も見たことのない最高の結婚式を挙げようと奮闘する。

常にクスクス、時に大爆笑させながら、誰もが人生を自分らしく生きられる素晴らしさ、多様性を互いに認め合うことがみんなを生きやすくするというシンプルなことを、最高にハッピーな後味と共に実感させてくれるロマンティック・コメディだ。

天空の結婚式
天空の結婚式

2020年の“いいふうふの日”(11月22日)に小室哲哉、大黒摩季ら豪華アーティストが参加する音楽フェス形式で結婚披露宴を開催し話題となった写真家のレスリー・キーとパートナーのジョシュア・オグは連名で、「私たちは、さらに多くの結婚を考えるプリンスとプリンスの、そしてプリンセスとプリンセスの恋愛映画が、正当に求められていると確信しています。」「この映画が自分の子どもたちや愛する人々を支えるより多くの家族たちに、影響を与えてくれることを願っています。」と本作への願いを語った。

ジョシュア・オグ&レスリー・キー

ウェディングプランナーの有賀明美は、「「人が人を愛した」ただ、それだけ。それだけでいいのだと感じました。」と自身が担当したゲイカップルの結婚式での思い出を振り返りながらコメント。

また、映画ライターのよしひろまさみちは、「同性婚をめぐる偏見や差別の問題を描きつつも、コメディの主軸は全くブレなし。ロマンスも家族のシリアスなドラマも、バッチリ描ききった快作。」と絶賛。

そして、一般社団法人Marriage For All Japan代表理事の寺原真希子は、「日本においても、近い将来、本作と同様の幸せな映画が製作されるような状況(法制度)となっていることを、心から願うとともに、力を尽くしていきたい。」との想いを寄せた。

そのほか、マンガ家、ゲイ・エロティック・アーティストの田亀源五郎、文筆家の牧村朝子、映画執筆家の児玉美月、ラジオDJ、翻訳家の野村雅夫、YouTuberのかずえちゃんら各界の著名人からもコメントが届いている。

天空の結婚式

著名人コメント

『天空の結婚式』は、LGBTQ+の人々の結婚に関する現代の家族や社会の問題を浮き彫りにします。それは昔から続いてきた抑圧です。私たちは、アントニオの母親がこんなにも先進的な役割を果たしていることに驚き、同時に幸せを感じました。
受け入れるには、辛抱することが必要です。どんなにラブストーリーが困難なものであっても…しかし真実の愛はいつでも最後に勝つのです。結婚の権利は、基本的人権であり、特権ではありません。愛は旅路であり、目的地ではありません。この映画は、世界に希望と勇気をもたらしてくれます。
私たちの物語は少しだけ違ったものでした。ジョシュアの母親はアメリカから私たちの結婚式に参加したいと望んでいましたが、新型コロナウイルスによってそれは叶いませんでした。もし、レスリーの母親がまだ生きていたら、彼女も私たちの結婚式に来てくれたことでしょう。
最後に、私たちは、さらに多くの結婚を考えるプリンスとプリンスの、そしてプリンセスとプリンセスの恋愛映画が、正当に求められていると確信しています。
この映画が自分の子どもたちや愛する人々を支えるより多くの家族たちに、影響を与えてくれることを願っています。
JOSHUA OGG&LESLIE KEE
ジョシュア・オグ&レスリー・キー

思い出したのは、私が担当したゲイカップルの結婚式。
愛おしそうに互いを見つめ、支え合ってずっと一緒に生きていく、そんなあの日交わした約束を今でも守り続けているふたり。「人が人を愛した」ただ、それだけ。それだけでいいのだと感じました。
有賀明美(ウェディングプランナー)

ただただ愛おしく、ただただ好きな人と幸せになりたい!
人が人を想う気持ち、そして様々な愛のカタチがいっぱい詰まった贈り物のような映画でした。
かずえちゃん(YouTuber)

天空の結婚式

真の意味で「愛は愛」と言える世界へと近づくために、力強いハッピーエンドの物語がわたしたちにはまだまだ必要だ。
『天空の結婚式』は、そんな想いを高らかに謳い上げてくれる。
児玉美月(映画執筆家)

愛で全てを乗り越えるロマンティック・コメディは、いつだってお伽話みたいに素敵。それを男性同士で見られるなんて、しかも片方がヒゲ熊タイプだなんて、なんて良い時代。驚きのラスト、笑いながら泣きました。
田亀源五郎(マンガ家/ゲイ・エロティック・アーティスト)

同性カップルの結婚は、幸せになる人を増やすだけで、異性カップルの結婚に影響を与えるものでもない。
日本においても、近い将来、本作と同様の幸せな映画が製作されるような状況(法制度)となっていることを、心から願うとともに、力を尽くしていきたい。
寺原真希子(一般社団法人Marriage For All Japan代表理事)

天空の結婚式

自分とは異なる価値観を許容するのって、自分のテリトリーの外なら簡単なんですよね。自分に関係ないことだから。
寛容なフリをしているだけで、無関心に近い。そんなリベラルの皮をかぶったおじさんの脱皮物語と僕は定義します。
おじさんが蝶になって舞えるのか?ご確認あれ。
野村雅夫(ラジオDJ / 翻訳家)

「はいはい、ラブラブあまあまハッピーエンドね」って思うでしょ?この感じだと。いや、そうっちゃそうなんですけどね……エンディングでのあなたの表情が楽しみです。
牧村朝子(文筆家)

同性婚をめぐる偏見や差別の問題を描きつつも、コメディの主軸は全くブレなし。
ロマンスも家族のシリアスなドラマも、バッチリ描ききった快作。
アントニオとパオロが可愛くて仕方ない!
よしひろまさみち(映画ライター)

天空の結婚式

ストーリー
ベルリンに暮らすアントニオは、恋人で役者仲間のパオロに“人生を一緒に歩んでいくならこの人”と確信し、遂にプロポーズ。2人は結婚することになるが、問題は互いの親。パオロはゲイであることをカミングアウトして以来、母親と疎遠になっている。一方、アントニオはイタリアで村長を務める父と母に、カミングアウトと同時に結婚の意志を伝えに行こうとするが――。

作品タイトル:『天空の結婚式』
出演:ディエゴ・アバタントゥオーノ、モニカ・グェリトーレ、サルヴァトーレ・エスポジト、クリスティアーノ・カッカモ
監督:アレッサンドロ・ジェノヴェージ
原案:「My Big Gay Italian Wedding」アンソニー・J・ウィルキンソン
2018年/イタリア/イタリア語・ドイツ語/90分/カラー/シネスコ/5.1ch
原題:Puoi Baciare Lo Sposo
字幕:山田香苗
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
提供:日本イタリア映画社
配給:ミモザフィルムズ

公式サイト:tenkuwedding-movie.com
コピーライト:(C)Copyright 2017 Colorado Film Production C.F.P. Srl

2021年1月22日よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国順次公開

↑上に戻る