『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』アカデミー賞助演男優賞にクリストファー・プラマーがノミネート!

オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)
フォーチュン誌によって、世界で初めての億万長者に認定された石油王ジャン・ポール・ゲティの孫が1973年に誘拐され、1700万ドルの身代金を要求された誘拐事件を巨匠リドリー・スコットが映画化した『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』。アカデミー賞の前哨戦の1つとしても言われる第75回ゴールデングローブ賞にて主演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ)、助演男優賞(クリストファー・プラマー)、そして監督賞(リドリー・スコット)の3部門にノミネートされた本作が、第90回アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた。

昨日まで普通の母親だった人間が、世界中の金(All the Money in the World)を手にした男と手段を選ばない犯人グループにどう立ち向かうのか?息子の命を救えるのは母の愛か、金の力か?重厚なドラマと最後まで目が離せないスリリングな展開に期待が高まる本作。
出演は、実力派のミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグに加え、アカデミー賞受賞のケビン・スペイシーがゲティ役で出演するはずだった。しかし、ハリウッドの大プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発に端を発した一連の騒動から派生し、昨年10月末、ケビン・スペイシーのセクハラ疑惑発覚。12月の全米公開を目前に、あろうことかケビン・スペイシーの降板劇が発生。お蔵入りすらささやかれた本作だが、リドリー・スコットが再撮影することを決意。11月13日にはクリストファー・プラマーをピンチヒッターとして起用することが発表され、その月の下旬から再撮影がスタート。12月上旬には作品が完成し、当初の全米公開に間に合わせたという大逆転劇を成し遂げた。

クリストファー・プラマーは『終着駅 トルストイ最後の旅』(2009年)において2010年に開催された第82回アカデミー賞で初めて助演男優賞にノミネートされ、その後、『人生はビギナーズ』(2010年)で第84回(2012年開催)アカデミー賞助演男優賞を見事受賞、6年ぶり3度目となるアカデミー賞助演男優賞のノミネートとなる。
ミシェル、マーク、そしてスタッフが一致団結して短期間での再撮影を敢行、リドリーを中心とした全キャスト、スタッフの本作にかける情熱とこれまでに例を見ない展開が世界中の注目を集めた上に、新たに作り上げられた本作がアカデミー賞で大逆転劇を成し遂げるか。

オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)

ストーリー
“世界中のすべての金を手にした”と言われた大富豪ジャン・ポール・ゲティ(C・プラマー)。愛する17歳の孫ポールが誘拐され1700万ドル(約47億円※)という破格の身代金を要求されたゲティは、こともあろうかその支払いを拒否。彼は大富豪であると同時に、稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家から離れ中流家庭の人間となっていたポールの母ゲイル(M・ウィリアムズ)は、息子のために誘拐犯のみならず世界一の大富豪とも戦うことに。一方、一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身に危険が迫る。しかし、事件は思いもよらぬ展開へと発展していく。(※事件が発生した1973年11月当時の為替レート1ドル=278.263円で算出)

作品タイトル:『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』
出演:ミシェル・ウィリアムズ クリストファー・プラマー ロマン・デュリス チャーリー・プラマー and マーク・ウォールバーグ
監督:リドリー・スコット
脚本:デビッド・スカルパ
原作:ジョン・パーソン ”Painfully Rich: The outrageous Fortunes and Misfortunes of the Heirs of J.Paul Getty”
配給:KADOKAWA

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2018年初夏 全国公開

記事提供:映画・ドラマニュース

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