【レポート】『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』フリーアナウンサー宇賀なつみ登壇!公開記念イベントを実施

1994年のCDデビュー以来、全世界でのトータルCDセールスは驚異の8,000万枚以上を記録、現在活躍するクラシック・アーティストとしては圧倒的にNO.1の数字を保持する世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリ。その激動の半生を、ボチェッリ自ら執筆した自伝的実話小説を基に『イル・ポスティーノ』(94)のマイケル・ラドフォード監督が完全映画化した『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』が11月15日(金)より、新宿ピカデリーほかにて全国ロードショーとなる。

この度、本作の公開を記念し、今年3月にテレビ朝日を退職、フリーに転身した宇賀なつみアナウンサーをゲストに迎えた公開記念イベントが実施された。

『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』公開記念イベント概要

■日時:11月6日(水)19:00-19:20 上映前
■会場:イタリア文化会館 B2F アニェッリホール(千代田区九段南2-1-30)
■登壇者(敬称略):宇賀なつみ(フリーアナウンサー)、よしひろまさみち(映画ライター/MC)

オフィシャルレポート
本作を一足早く鑑賞したという宇賀さんは、まず開口一番に「心が穏やかになるというか・・映像と、とにかく音楽が素晴らしい!」と大絶賛。「幼い頃のボチェッリが隣の部屋から聴こえてくる音楽に魅了されるというシーンがあるのですが、そこで私もスッと心が穏やかになって。ちょっと仕事で疲れていた忙しい時期に見たのですが、疲れが取れました」と、音楽が持つパワーに改めて驚かされたと告白。そして、偶然にも先月、本作の舞台と同じイタリアに、遅い夏休みを兼ねて旅行していたという宇賀さん。『マンマ・ミーア!』とか自分が知ってる単語を話すだけで大爆笑してくれたり、空港で3時間飛行機が遅れた時に、ウィンクしながらその状況を毎回説明しに来てくれる空港職員など、どんな状況でもイライラせず、常に心で笑っているような優しさを持つその土地に住む人たちに触れてホッとしたエピソードも明かした。

他、テレビ朝日を退職後、フリーになってから半年経った現在の状況について「何もかもが新鮮。本当に出会いの年だった」と感慨深く述べ「今後女優などのオファーがあったらどうします?」という問いかけには「できれば、司会者役か、ナレーション役で!」「声のお仕事がいいな」とあくまでも今後も声の仕事に専念したいという自身の強い志をアピールする一幕も。

実は、映画の仕事は今回が初めてだったと明かした宇賀さん。「今回のお仕事も、自分の公式HPからお問い合わせを頂いたんですよね」とフリーならではの裏話を明かし、「これからも公式ホームページからのお仕事お待ちしています」と自身で営業をアピールし、会場の笑いを誘う一面も。

最後「この映画は“特別な物語”ではなく、“私たちの物語”でもあると思います。自分と重ねながら見て欲しい」とアピール。子供の頃にボチェッリ(劇中の名前はアモス)の叔父さんが目の見えなかった彼のことを「視覚障害は個性だよ」と教え、育てたために彼にとってそのことが全くハンディにはならなかった素晴らしさにも言及し、“人への優しさ”をもったイタリア舞台にした映画だからこそ生まれた本作の魅力についても存分に語った。

ストーリー
イタリア・トスカーナ地方の小さな村。アモスは眼球に血液異常を持って生まれ、幼い頃から弱視に悩まされていながらも、明るく過ごしていた。しかし12歳の時に学校の授業中、サッカーボールが頭に当たり持病が悪化、失明してしまう。不自由な暮らしに鬱憤を抑えきれず両親を困らせるアモス。そんな彼を見かねた叔叔父が、元来歌が上手なアモスを音楽学校に連れていく。そのあまりにも美しい歌声が評価され、コンテストで見事優勝する。しかし喜びも束の間、すぐに声変わりが始まり、美しい声が出なくなってしまう。それを機に歌手を諦め、親友とともに猛勉強の末、弁護士を目指すが、数々の有名オペラ歌手を育てたスペイン人の歌唱指導者、マエストロ(アントニオ・バンデラス)との出会いが彼の人生を一変させる。

作品タイトル:『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』
出演:トビー・セバスチャン(『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズ)/アントニオ・バンデラス(『デスペラード』)
監督:マイケル・ラドフォード(『イル・ポスティーノ』)
原案:アンドレア・ボチェッリ
脚本:アンナ・パヴィニャーノ(『イル・ポスティーノ』)/マイケル・ラドフォード
2017 年/イタリア/英語・イタリア語/カラー/シネスコサイズ/5.1ch/115 分
原題:The Music of Silence
配給:プレシディオ/彩プロ
PG-12

公式サイト:http://bocelli.ayapro.ne.jp/
コピーライト:(C)2017 Picomedia SRL.

2019年11月15日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー


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