【レポート】』2019年ブレイクの奈緒「ここのスクリーンに映りたかった」憧れの劇場で初主演映画『ハルカの陶』舞台挨拶!

ハルカの陶

岡山県で先行公開された映画『ハルカの陶』が、ユーロスペースほかにて11月30日(土)より全国公開中だ。本作は『週刊漫画TIMES』(芳文社)にて連載され、「第13回岡山芸術文化賞功労賞受賞」を受賞した同名コミックを待望の実写映画化。主人公の小山はるかを演じるのは、本作が映画初主演となる奈緒。昨年放送されたNHK連続テレビ小説『半分、青い。』でのヒロインの親友(菜生)役をはじめ、「あなたの番です」の尾野ちゃんなど映画・テレビドラマで活躍中の彼女が、東京でのOL人生を一変させ備前焼作りという夢に向かって奮闘する姿を、誰もが応援したくなるようなキラキラした魅力で演じている。そのほか『本能寺ホテル』『昼顔』の平山浩行、「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」シリーズの笹野高史、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』『空母いぶき』の村上淳など、実力派俳優が脇を固める。重要無形文化財保持者や備前焼陶友会による全面協力のもと、本物の窯を使った迫力ある窯焚きの映像を織り交ぜながら備前焼の魅力と、その土地に生きる人々の夢と情熱を描く―。

そして本作の公開を記念し、12月1日(日)に渋谷ユーロスペースにて舞台挨拶が開催され、主演の奈緒村上淳笹野高史・主題歌を担当したサボテン高水春菜末次成人監督が登壇、作品が公開された喜びを語った。

ユーロスペース『ハルカの陶』舞台挨拶

実施日:12月1日(日)
時間:9:25~9:55 ※上映前舞台挨拶
登壇者(※敬称略):奈緒・村上淳・笹野高史・サボテン高水春菜(主題歌)・末次成人(監督)
場所:ユーロスペース

主人公の小山はるかを演じながら自身とリンクしていったという奈緒は、「備前焼の魅力に触れながらハルカの背中を追いかけているようだった」と本作を振り返った。共演シーンの多かった笹野も映画初主演の奈緒に対して、「立ち姿がそのままで魅力的、すばらしい役者」と賞賛の声をあげた。また撮影中、笹野が窓辺に立っている姿を隠し撮りしたと言う奈緒に対して「あの視線は奈緒ちゃんだったんだね」と返し、会場を笑わせた。
そして村上はこの劇場に初めて来たという少年に入場者特典を手渡しし、「これからもこの映画館をよろしくね」と語った。本作の事前リサーチについて聞かれた末次監督は備前市を訪れた際、作家さんが何気なく口にした「自分たちは陶芸を命がけでやっていますから」という一言が忘れられず、本作のテーマに大きく影響を受けたと映画誕生秘話を明かした。

主人公はるかのように「挑戦したいことは?」と問われた奈緒「最近忙しくマネージャーさんとの会話が少なくなってきているので、絆を深めるべくここはひとつ、バンジージャンプを一緒に飛びたいです!」と意気込みを語り、観客を驚かせた。同質問に笹野は「10年計画での英会話」とし、まずはネット上の英会話教室に登録するところから1年目は始めたいと話した。村上「50歳までに映画監督デビューすること、そしてそれをこのユーロスペースのような伝統ある劇場でかけること。この劇場は自分の中の“映画館”のすべての基準です」と劇場と映画、両者への熱い想いを語った。

舞台挨拶では本作の主題歌を担当したサボテン高水春菜による主題歌「スプートニクの夜明け」のミニライブが行われたほか、備前市より備前焼万年筆の贈り物がされるサプライズがあった。

最後に村上「奈緒という女優の初主演映画に出演できたことを誇りに思う。」とまとめ、奈緒もかつて作品撮りでユーロスペースにお世話になったことを明かし、「映写室からスクリーンを見ていてここに映りたいと思った」3年前を振り返り、「今日この劇場で自分の初主演映画を上映できることが幸せでなりません」と想いを観客に伝えた。映画『ハルカの陶』は東京ユーロスペース、名古屋名演小劇場ほかにて上映中。

ハルカの陶

このまま日々を淡々と過ごしていくんだと思ってた。あの大皿に出会うまで―。
岡山県備前市を舞台に土と炎、そして人が織り成す感動の物語。

ストーリー
小山はるか(奈緒)は心に触れてこない日々のなかで、デパートの展示でふと目にした大皿に強く惹かれ備前焼を知った。仕事中も休日も気付けば備前焼のことばかり考えていたはるかは、言葉にできない感動を胸に岡山県備前市へ。意気揚々と大皿の作者を訪ねるも、目の前に現れたのは頑固でぶっきらぼう、職人気質な修(平山浩行)だった。しかし、ただ一人でロクロに向かう修を見て備前焼への興味はより強くなり・・・。勢いのままに弟子入りを志願するも相手にしてもらいないはるかだったが、見兼ねた人間国宝の陶人(笹野高史)が間を取り持ち“修行見習い”の日々がスタートする。そんな気鋭の作家として陶芸に向き合う修には亡き父との約束があった——。

作品タイトル:『ハルカの陶』
出演:奈緒 平山浩行 村上淳/笹野高史  村上真希 長谷川景 岡田健太郎 勝又諒平 小棹成子 八木景子
監督・脚本・編集:末次成人
音楽:佐藤礼央
主題歌:「スプートニクの夜明け」サボテン高水春菜
原作 作:ディスク・ふらい/画:西崎泰正「ハルカの陶」(芳文社)
制作プロダクション:ニューマーク
後援:備前市/ 岡山県 119分
配給:ブロードメディア・スタジオ

公式サイト:http://harukano-sue.com/
コピーライト:(C)2019「ハルカの陶」製作委員会

ユーロスペースほか全国公開中


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