【レポート】映画『ハルカの陶』岡山にて先行公開&初日舞台挨拶実施、奈緒が村上淳に迫る!「わたしの演技どうでしたか?」

『週刊漫画TIMES』(芳文社)にて連載され、「第13回岡山芸術文化賞功労賞受賞」を受賞した同名コミックを待望の実写映画化した『ハルカの陶』が、10月25日(金)に本作の舞台でもある岡山県、イオンシネマ岡山にて先行公開された。

主人公の小山はるかを演じるのは、本作が映画初主演となる奈緒。昨年放送されたNHK 連続テレビ小説『半分、青い。』でのヒロインの親友(菜生)役をはじめ、「あなたの番です」の尾野ちゃんなど映画・テレビドラマで活躍中の彼女が、東京でのOL人生を一変させ備前焼作りという夢に向かって奮闘する姿を、誰もが応援したくなるようなキラキラした魅力で演じている。そのほか『本能寺ホテル』『昼顔』の平山浩行、「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」シリーズの笹野高史、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』『空母いぶき』の村上淳など、実力派俳優が脇を固める。
重要無形文化財保持者や備前焼陶友会による全面協力のもと、本物の窯を使った迫力ある窯焚きの映像を織り交ぜながら備前焼の魅力と、その土地に生きる人々の夢と情熱を描く―。
このたび、イオンシネマ岡山にて舞台挨拶を行い、主演の奈緒・村上淳・八木景子・主題歌を担当したサボテン高水春菜・末次成人監督が登壇。作品が公開された喜びを語った。

イオンシネマ岡山『ハルカの陶』舞台挨拶 概要
【実施日】10月25日(金)
【時間】16:45~17:05 ※上映前舞台挨拶
【場所】イオンシネマ岡山
【登壇者】奈緒・村上淳・八木景子・サボテン高水春菜(主題歌)・末次成人監督 ※敬称略

村上淳さん、奈緒さん、八木景子さん

オール岡山ロケで撮影された「ハルカの陶(すえ)」が25日、岡山県で先行公開された。観客の前に登場した奈緒は、多くの観客を前にして「皆さま、本日はお越しいただき、ありがとうございます。1年前の今頃、岡山県で撮影された作品なので、ここ岡山で初日を迎えられて本当に胸がいっぱいです。」と感無量の表情。
隣に立つ村上は、「(映画の等身大パネルに対して)奈緒ちゃんの隣のポディション、僕にしていいかな。」と観客の笑いを誘った。

村上淳さん

映画初主演という本作のオファーが来た時の感想を聞かれた奈緒は「主演というものがどういうものなのか撮影中はわかりませんでした。最初はモチーフが備前焼だったので“伝統の重み”という点にプレッシャーを感じました。でも、現場での立ち振る舞い方や空気の作り方など、この映画でたくさんの事を学ばせていただきました。」と本作へ参加できた喜びを伝えた。

それに対し村上も「映画の世界に入って26年ですが、これまでもこれからも、こういった土地に根付いた作品に参加していきたいですし、『ハルカの陶』は土地に感謝できるすばらしい作品です。」と本作を評した。

またMCに奈緒の“初主演”演技について問われた村上が褒めようとすると、「わたしの演技どうでしたか?」とまっすぐな瞳で迫る奈緒。近い距離で見つめられた村上は「かわいすぎるので離れてください」と戸惑いつつも「見応えのある演技で、見ていて一瞬も飽きない。素晴らしい。」と太鼓判を押した。
ふたりを温かい目で見守っていた末次監督は、「キャスト全員、芝居のやり合い、演技合戦がすばらしかった。」と嬉しそうに撮影を振り返った。監督の言葉に対し「僕の演技はどうでした?」と村上が迫り、会場を和ませる場面もあった。

末次成人監督

岡山県在住の八木は本作の魅力を聞かれ「晴れの国岡山というだけあって、やっぱりどの風景も美しく感動しました。それに、備前焼について知ることがたくさんで、改めてこの伝統を誇りに思います。」と想いを語った。

八木景子さん

舞台挨拶の最後には本作の主題歌「スプートニクの夜明け」をサボテン高水春菜が生演奏した。「10年前から歌っていたこの曲が素敵な映画の主題歌となり、スプートニクという言葉の通り、たくさんの旅をしているようで、とても嬉しく思います。」とやさしく語った。(※スプートニクはロシア語で旅の道づれ、旅の仲間などの意味)

サボテン高水春菜さん

生演奏で感動した奈緒は「改めてこの作品がここ岡山で初日を迎えることが嬉しくてなりません。みなさん、この作品をたくさん愛してください」と舞台挨拶を締めくくった。

映画『ハルカの陶』はイオンシネマ岡山にて先行公開中、11月30日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開される。

 

このまま日々を淡々と過ごしていくんだと思ってた。あの大皿に出会うまで―。
岡山県備前市を舞台に土と炎、そして人が織り成す感動の物語。

ストーリー
小山はるか(奈緒)は心に触れてこない日々のなかで、デパートの展示でふと目にした大皿に強く惹かれ備前焼を知った。仕事中も休日も気付けば備前焼のことばかり考えていたはるかは、言葉にできない感動を胸に岡山県備前市へ。意気揚々と大皿の作者を訪ねるも、目の前に現れたのは頑固でぶっきらぼう、職人気質な修(平山浩行)だった。しかし、ただ一人でロクロに向かう修を見て備前焼への興味はより強くなり・・・。勢いのままに弟子入りを志願するも相手にしてもらいないはるかだったが、見兼ねた人間国宝の陶人(笹野高史)が間を取り持ち“修行見習い”の日々がスタートする。そんな気鋭の作家として陶芸に向き合う修には亡き父との約束があった——。

作品タイトル:『ハルカの陶』
出演:奈緒 平山浩行 村上淳/笹野高史  村上真希 長谷川景 岡田健太郎 勝又諒平 小棹成子 八木景子
監督・脚本・編集:末次成人
音楽:佐藤礼央
主題歌:「スプートニクの夜明け」サボテン高水春菜
原作 作:ディスク・ふらい/画:西崎泰正「ハルカの陶」(芳文社)
制作プロダクション:ニューマーク
後援:備前市/ 岡山県 119分
配給:ブロードメディア・スタジオ

公式サイト:http://harukano-sue.com/
コピーライト:(C)2019「ハルカの陶」製作委員会

1025() イオンシネマ岡山先行ロードショー
1130日(土)ユーロスペースほか全国ロードショー


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