【レポート】映画『影踏み』山崎まさよし&篠原哲雄監督登壇!完成披露上映会&Quartet Special Concertレポート到着

影踏み

「64-ロクヨン-」「クライマーズ・ハイ」などで知られるミステリー界の巨匠・横山秀夫の「影踏み」(「祥伝社文庫」)。警察小説の旗手である横山作品の中でも犯罪者側を主人公にした異色の犯罪ミステリーが、ついに映画化。監督に『花戦さ』の篠原哲雄、主演に山崎まさよしを迎えた映画『影踏み』が、群馬にて11月8日(金)にて先行公開、11月15日(金)より全国公開される。

この度、山崎まさよしが14年ぶりに主演を務める映画『影踏み』の完成を祝し、中野サンプラザホールにて完成披露上映会&Quartet Special Concertが開催され、主演の山崎まさよしと篠原哲雄監督が登壇した。

完成披露上映会&Quartet Special Concert 概要

◆日時:10月5日(土)
◆会場:中野サンプラザ (東京都中野区中野4丁目1−1)
◆登壇者(敬称略):山崎まさよし、篠原哲雄(監督)

オフィシャルレポート

全国各地から沢山のファンが中野に集結した本公演は全席即完売の盛況ぶりで、一般開場を前に多くのファンがグッズ購入のために長蛇の列を作った。開場の時間になるとホールから溢れていた入場待ちのファンが一気になだれ込み会場は一段と熱気を帯びました。そして開演と同時に山崎まさよしがステージに登壇すると割れんばかりの拍手が湧き起こった。

本作で14年ぶりとなる映画の主演を務めることになった山崎は「いつかなくなると言われている中野サンプラザにご来場いただきありがとうございます(笑)。一般の方には初お披露目ということで…今日は映画を撮影して海賊版作らないように!」と山崎節満載の挨拶で会場は大きな笑いと歓声が起こった。続けて篠原監督は「中野サンプラザがなくなるのは本当ですかね?中野区民としては反対したいと思います。中野区民として参りました篠原です。」と旧知の中である山崎と息ぴったりの掛け合いで会場を盛り上げた。そして山崎とは『月とキャベツ』(1996)以来のタッグとなる篠原監督は「去年の5、6月に撮影をしているので時間は経っていますけど、満を持してのこの秋に公開となるのでみなさんお楽しみください。」と23年ぶりのタッグとなる本作への自信を語った。

また本作がオール群馬ロケであることや、群馬県で開催されている「伊参スタジオ映画祭」(読み:いさま)で原作者でもある横山秀夫さんとの出会いが制作のきっかけであることを聞かれた篠原監督は「横山さんが伊参スタジオ映画祭のシナリオ大賞の特別審査員を務めていましてその関係で親しくなった。横山さんが審査員を降りた2016年に横山さん原作の『64-ロクヨン‐』(2016)の上映と『月とキャベツ』の20周年記念上映が重なり、その時に横山さんと山崎さんが親しくなったんです!『月とキャベツ』も公開から20年以上経ち、伊参スタジオ映画祭でも上映が続いているので次の映画をそろそろやりたいという話になったんです。それで昔から横山作品のファンだったという山崎さんが出演するなら横山作品で!ということになりまして。これまで多くの作品が映画化されていますが、(2016年当時)『影踏み』のみ映画化されていなくてこれだと思いました。」と制作に至った経緯を述懐した。

映画が完成した気持ちを問われた山崎は「今回、主題歌も担当しましたけど、自分の芝居を見ながら音を作るという恐ろしいことをしました(笑)客観的に自分の芝居を見る時間が多くて、プロの役者ではないので大丈夫かなと不安になりましたが、それでもミュージシャンとして映画の最後を自分の主題歌で締めくくることができたのは感無量です。」と本作への想いと感謝を述べた。そして久しぶりの山崎との仕事を聞かれた篠原監督は「『月とキャベツ』の時はミュージシャン役でしたので山崎さん本来の仕事の空気が出ていました。今回は本来の仕事とは違う泥棒という役でしたが、演技がうまくなっていて安心しました。」とコメントすると山崎が篠原監督に一礼し場内からは大きな笑いが巻き起こった。それに対して山崎は「篠原さんは巨匠の域にいる方ですし、私が初めての演技をした作品の監督ということもありまして絶大の信頼をしています。共演した北村君も若いながらにしっかりしていて引っ張ていってくれましたので感謝しかないです。」と共演した北村匠海への感謝を述べた。最後に本作が山崎にとってどのような作品になったのかと質問されると「自分の人生の中で本当に大切な作品になりました。音楽も含めて経験が深まりましたので宝物です。」とコメントし舞台挨拶は終了した。

そして、一般の方への初披露を終え、山崎が関わった映画の楽曲で構成されたQuartet Special Concertがスタートした。まず初めにデビューシングルの「月明りに照らされて」や自身が主演を務めた『8月のクリスマス』(2005)の主題歌を披露し、続けて山崎が初めて主演した映画『月とキャベツ』(1996)の主題歌「One more time,One more chance」を熱唱するとファンは山崎の力強い歌声に魅了されていた。そしてセットリストを披露し終えステージから去ると、会場からはアンコールを求める大きな手拍子が起こり、それに応えるように山崎がステージに姿を現すと会場のボルテージは最高潮に達した。山崎はコンサート前に映画を観たファンに向け「またスクリーンでお会いしましょう」と挨拶し、最後に本作の主題歌「影踏み」の完全版を披露し、名曲の数々を堪能したファンからは大きな拍手が送られ大盛況のうちにイベントは終了した。

ストーリー
単なる「空き巣」ではなく、深夜に人の居る住宅に侵入し盗みを働く、通称「ノビ師」と言われる泥棒。寝静まった民家を狙い“現金”を盗み出す忍び込みのプロで、その中でも真壁修一(山崎まさよし)は一線を画すスゴ腕のノビ師。証拠も残さず決して口を割らない、その高く強固な壁を思わすしたたかさから、いつしか警察からは「ノビカベ」とあだ名された。ある夜、修一は侵入した稲村邸の寝室で、夫の寝ている側に火を放とうとする妻・葉子(中村ゆり)の姿を目撃する。咄嗟の行動で放火現場を止めに入ったが、その直後、修一は逮捕される。2年後、刑期を終えた修一を迎えてくれたのは弟・啓二(北村匠海)、そして恋人の久子(尾野真千子)だけ。ただ、修一の頭にはこの2年ずっと気がかりなことがあった。何故、あの日の侵入がバレていたのか? 何故、自分だけが逮捕されたのか? そして、あの時夫を殺害しようとしていた妻・葉子の行方は…。

作品タイトル:『影踏み』
出演:山崎まさよし 尾野真千子 北村匠海
中村ゆり 竹原ピストル 中尾明慶 藤野涼子 下條アトム 根岸季衣 大石吾朗 高田里穂 真田麻垂美 田中要次 滝藤賢一 鶴見辰吾 / 大竹しのぶ
監督:篠原哲雄
脚本:菅野友恵
原作:横山秀夫「影踏み」(祥伝社文庫)
音楽:山崎将義 企画協力:伊参スタジオ映画祭実行委員会 上毛新聞社
制作プロダクション:ドラゴンフライエンタテインメント
配給:東京テアトル

公式サイト:https://kagefumi-movie.jp/
公式twitter:https://twitter.com/kagefumi_movie
コピーライト:(c)2019 「影踏み」製作委員会

11月15日(金)全国ロードショー/11月8日(金)群馬県先行公開


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