【レポート】『猫は抱くもの』沢尻エリカ、吉沢亮、コムアイ、犬童一心監督が登壇!お披露目の場で上映後は拍手喝采!

猫は抱くもの』

『ヘルタースケルター』(2012)以来、6年ぶりとなる沢尻エリカの主演、若手演技派俳優の吉沢亮出演、犬童一心監督がメガホンをとる『猫は抱くもの』が、6月23日(土)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町他にて全国公開となる。
そんな本作の完成披露試写会舞台挨拶が、本日6月5日(火)に丸の内ピカデリーで行われた。

犬童一心監督、沢尻エリカ、吉沢亮、コムアイ(水曜日のカンパネラ)が登場すると会場から割れんばかりの拍手と歓声が。沢尻は、「本当にこの作品は、監督の作り出すファンタジックな、遊び心満載の作品となっています。本日は宜しくお願い致します。」と挨拶。続く吉沢が、「沢尻さんが飼うペットの猫“良男”役を演じた吉沢亮です。」と挨拶すると、会場から、その役柄にざわめきが。それに対し、吉沢は、「そうですよね。めったに演じる機会のない役ですよね笑」とにこやかに微笑んだ。

そしてMCからの「今年の上海国際映画祭で、本作が日本映画で唯一コンペティション部門に選ばれました!」との発表に、会場から大きな拍手が。
監督は、「上手くいくと良いですね。後、沢尻さんは是非映画祭に行ってください!」と念を押すシーンも見られた。次に、沢尻エリカの起用理由を聞かれた監督は、「沢尻さんのことは以前から尊敬していて、特に『ヘルタースケルター』の後から、いつか自分の作品に出てほしいと思っていました。沢尻さん演じる大石沙織は地味な役なんですけど、そんな役を沢尻さんが演じたら、とても新鮮になるのではないかと思いました。引き受けてもらえて、嬉しかったです。」とあらためて喜びを露わにした。それを受けて沢尻は、ほぼ即決で決めました!監督の作る猫作品、しかも元アイドル役というのを聞いて、絶対面白い作品になるのではないかと思いました。」とオファーされた際の心境を語った。
さらにMCから、本作の中で沢尻エリカが歌唱するシーンが多数登場することについて触れられると、沢尻は「普段やっていないのですごく大変でしたが、とても新鮮で面白かったです。頑張りました!」とコメント。監督が「アイドルの自己紹介は、勝手に沢尻さんが作っていて、完成度があまりにも高かったので、それをそのまま劇中で使ったんですよ」と補足すると、沢尻は、「楽屋でみんなで考えたのをふざけて見せたら、採用されました笑」と照れた様子で語った。

また、本作の特徴のひとつである“猫の擬人化”した役を演じた際に参考にしたことを聞かれた吉沢は、「猫への愛が本当に強い監督なので、たくさんのことを教わりました。劇中、お腹を撫でられていると、良男が逃げだすシーンがあるのですが、それは監督から聞いた”猫は撫でられ続けると、気持ちよくなりすぎて、逃げる“というエピソードからきています。」と撮影秘話を披露。それに対しコムアイは、「私は普段から結構だらしないので、自宅のリビングにいるポーズがだいたい猫の演技ということでいけました。同じく猫役を演じた岩松了さんも楽屋の床で仰向けになって寝ていたり、皆さん楽屋でも猫のままでした。」とオンオフ問わず猫を演じきっていた撮影裏話を語った。

そして、本作にちなみ、”自分が猫だったらどんなことをしたいか”との質問に監督は、「沢尻さんに抱っこされたいです。他にもいますけどね、家の奥さんとか笑」と正直な思いを話すと会場から笑いが。続くコムアイは、「一番好きな猫の仕草が、フンをした後に、猫砂をかける姿がゆっくりで可愛いので、やってみたいです。」と彼女らしいコメント。吉沢は、監督同様「やっぱり女性と密着するようなこととかじゃないですかね笑。後ちゃんと良い音のする花瓶とかを壊したいです。」と語ると、監督からすかさず、「壊すのは許されないよ!家の猫も奥さんにすごく怒られています。」と自らの実体験で会場を沸かせた。
最後に沢尻が、「ロシアンブルーになって、大自然の中を駆け巡りたい!」と話すと、監督から「それならチーターでも良いんじゃないの?」と、またもやツッコミが入り、会場は大きな笑いに包まれた。

イベントの最後には、スペシャルゲストとして、本作で良男役を演じた実際の”猫”が登場。撮影後、あまりの可愛さのため沢尻に引き取られ、一緒に暮らしていると紹介されると、沢尻は「家で犬と猫と一緒に楽しく過ごしております。名前はグレイこと“グリグリ”になりました。しかもグリグリのお誕生日が、4月5~8日の間とのことで、私(4月8日)と一緒かもしれないんです!」と衝撃の発表がされ、マイクを向けられたグリグリが、「にゃーーーん!」と元気よく挨拶をすると、キャストと会場から、「えらい!」「かわいー!」と大きな歓声があがり、大きな拍手が。完成披露試写会の舞台挨拶から約2時間後、丸の内ピカデリー2ではこの日一番大きな拍手が起こった!

『猫は抱くもの』上映終了後は、客席から大きな拍手が。猫映画の枠に留まらない、心揺さぶる猫の大人のドラマを、ぜひ劇場で体感してもらいたい。

『猫は抱くもの』完成披露試写会舞台挨拶 概要

【日時】6月5日(火)
【場所】丸の内ピカデリー2
【時間】18:30 舞台挨拶
【登壇者(※敬称略)】沢尻エリカ、吉沢亮、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、犬童一心監督

 

ストーリー
こじらせた1人と1匹の妄想が、自分らしい幸せに気付かせてくれる―
思った通りの自分になれなくて、いつしか投げやりな生き方に慣れてしまった沙織(沢尻エリカ)。元アイドルのアラサーで、今はスーパーで働く彼女が心を開くのは、こっそり飼っている、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ。今日いちにちの出来事を、妄想を交えつつ良男に話して聞かせる沙織。沙織の心に寄り添ううち、良男は自分が沙織の人間の恋人で、彼女を守れるのは自分だけだと思い込んでしまう。
そんなある日、沙織の前に“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れ、良男は沙織の変化を目の当たりにする。ある晩、良男は月に誘われるように外の世界に飛び出し、迷子になってしまい…。ゴッホや、ゴッホを慕う猫・キイロ(コムアイ)、個性豊かな猫たちとの出逢いを通じて、1人と1匹は、自分らしく生きるすべを見つけていく。うまくいかないことの輝き。置いてけぼりをくらっている時間の豊かさ・・・。灰色の日常がカラフルに輝きはじめる、心温まる物語。

作品タイトル:『猫は抱くもの』
出演:沢尻エリカ / 吉沢亮 峯田和伸 コムアイ(水曜日のカンパネラ) / 岩松了
藤村忠寿 内田健司 久場雄太 今井久美子 小林涼子 林田岬優 木下愛華 蒔田彩珠 / 伊藤ゆみ 佐藤乃莉 末永百合恵 / 柿澤勇人
監督:犬童一心
原作:大山淳子『猫は抱くもの』(キノブックス刊)
脚本:高田亮
音楽:水曜日のカンパネラ
制作プロダクション:ADKアーツ
2018年/日本/カラー/ビスタ/DCP5.1ch/109分
企画製作・配給:キノフィルムズ

公式サイト:nekodaku.jp
コピーライト:(c)2018「猫は抱くもの」製作委員

6月23日(土) 新宿ピカデリー他、全国ロードショー!

記事提供:映画・ドラマニュース

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