【レポート】『線は、僕を描く』ロケ地・滋賀で小泉徳宏監督が舞台挨拶!「『せんぼく』を滋賀を代表する作品に」

線は、僕を描く

主演に横浜流星、ヒロインに清原果耶を迎えた映画『線は、僕を描く』(10月21日(金)公開)の舞台挨拶が、ロケ地となった滋賀県で実施され、小泉監督と三日月滋賀県知事が登壇した。

原作は、2020年「本屋大賞」3位、2019年TBS「王様のブランチ」BOOK大賞を受賞した砥上裕將による同名の青春芸術小説。『ちはやふる』を青春映画の金字塔に仕立て上げた小泉徳宏監督を筆頭にした製作チームが再結集し、【かるた】に続き【水墨画】に挑む。

『線は、僕を描く』舞台挨拶トークイベントin滋賀

日時:8月26日(金)18:00スタートの試写会/上映前の舞台挨拶
場所:ユナイテッド・シネマ大津 スクリーン2
登壇者(敬称略):小泉徳宏監督、三日月大造滋賀県知事、たがゆいちゃん(滋賀県多賀町マスコットキャラクター) MC:オオヌキタクト

ユナイテッド・シネマ大津に集まった滋賀県の観客に、「(『ちはやふる』から)滋賀で4作連続映画を撮ることができ、皆さんにも大変お世話になりました。今回も良い感じにできたと思います。」、「青春映画の第一人者である小泉監督がまた滋賀で撮影いただいたということをとても光栄に嬉しく思います。滋賀の皆さんには映画の各所に出てくる素晴らしい滋賀のロケ地、また【水墨画】という奥深いものを通しながら、人の温かさや人と人との繋がりを描いていらっしゃるので、楽しんでいただきたいです。」と、お互いに感謝の言葉を述べ、舞台挨拶がスタート。

線は、僕を描く

映画『ちはやふる』シリーズに続き、本作でも滋賀県をロケ地に選んだ理由を聞かれた監督は「『ちはやふる』を撮影した時は舞台が滋賀という必然性があったが、本作はチームで『もう一度滋賀に行きたいね』という話になって選びました。それは、滋賀の皆さんの撮影を迎え入れてくれる体制が本当に整っていて、撮影がしやすかったという思い出があったから。また、琵琶湖という滋賀特有のものもありますが、色んな風景があり“日本のどこにでもなれる”場所でもある。滋賀は撮影に向いているなと、皆さんもまだ気が付いていない滋賀の魅力に僕は気が付いたと思っています。」と絶賛。

これには知事も「これは嬉しい。自然が豊かで、現代ものから時代劇ものまで撮影できる。また、ロケーションオフィスが監督やスタッフの皆さんのニーズに応えるべくサポートする体制も整えていますので、これからも小泉監督をはじめ皆さんの映画作りを応援していけるようになりたい。今日も客席にそのスタッフたちが来ていて。嬉しいね、良かったね!」と客席に呼びかけ、場内が拍手で湧いた。

線は、僕を描く

続いて滋賀の特産物の話になり、監督は普段撮影中あまりごはんを食べないが「近江牛カレーがケータリングで出てきた時は思わず『自分の分も残しておいて』とお願いしました(笑)」と撮影時の思い出を語り、「本作でも“食”を意識したシーンがあって、滋賀の特産物である“ビワマス”や“赤こんにゃく”が食卓に並んでいます。ぜひ探してみてもらえれば」と紹介。知事も「今の季節はビワマスがとても美味しいし、近江米や近江米でできた地酒、多賀の人参、甲賀や近江のお茶など、各地に美味しいものが沢山あるので、これからも撮影にきてくださった皆さんや、ロケ地を訪れる観光客の方々にもぜひ食べてほしい」とアピールした。

また、映画で描かれた【水墨画】にちなんで、知事から監督に“琵琶湖の天然ヨシを使った筆ペン”が贈呈され盛り上る中、映画のロケ地ともなった多賀大社がある多賀町のマスコットキャラクター“たがゆいちゃん”が登場!ヒット祈願ということで、多賀大社のお守りとして知られる“お多賀杓子”を贈呈しに駆けつけてくれた。

線は、僕を描く
線は、僕を描く

最後は「実は撮影が予定から1年ずれてしまったんですが、その分俳優陣も水墨画もたっぷり練習して挑んでいます。滋賀県で沢山撮影させていただいたので、皆さんお馴染みの場所も色々出てきます。皆さんの協力無くしては絶対に完成できなかったので、これは皆さんの映画だと僕は思っています。10月の公開まで多くの人に広めていただければ。滋賀を盛り上げていきましょう。」という監督の挨拶で舞台挨拶は終了。

映画が終映し自然と拍手が起こった場内に再び小泉監督が登場。その後行われたマスコミ向けの囲み取材では、「滋賀だからこそ撮れたシーンはありますか?」という質問に対して、「横浜さんや江口さんが牧場や漁港などを巡るシーンは、実際に地元の人にご出演いただいて即興でお芝居してもらった。脚本にはない、ロケハンで発見したものを使うことで、ほっとするシーンが生まれ、映画の良いスパイスになりました。また、今回滋賀でエキストラを募集したんですが、『行きます!』といったら本当に来てくれる。他の地域ではなかなか来てもらえなかったりするので(笑)県民性が素晴らしいんだなと。義理堅い滋賀の皆さんには本当に感謝しています」と改めて感謝を伝え、最後に「この映画が、滋賀を代表する作品になればと思っています。滋賀の映画といえば『せんぼく』と思ってもらえるように、皆さんもぜひ応援を宜しくお願いします」と締めくくった。

線は、僕を描く
線は、僕を描く
線は、僕を描く

ストーリー
大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。白と黒のみで表現された【水墨画】が霜介の前に色鮮やかな世界となって拡がる。水墨画の巨匠・篠田湖山に声をかけられ、霜介は【水墨画】を学び始める。【水墨画】とは筆先から生み出される「線」のみで描かれる芸術。描くのは「自然(命)」。目の前にある「命」を白と黒だけの世界で表現する。霜介は初めての【水墨画】に戸惑いながらもその世界に魅了されていく…。

作品タイトル:『線は、僕を描く』
出演:横浜流星
清原果耶 細田佳央太 河合優実
矢島健一 夙川アトム 井上想良/富田靖子
江口洋介/三浦友和
監督:小泉徳宏(『ちはやふる』『カノジョは嘘を愛しすぎてる』)
脚本:片岡翔 小泉徳宏
原作:砥上裕將「線は、僕を描く」(講談社文庫)
企画・プロデューサー:北島直明
音楽:横山克
主題歌:「くびったけ」yama produced by Vaundy(Sony Music Labels Inc.)
配給:東宝

公式サイト:senboku-movie.jp
公式Twitter:https://twitter.com/senboku_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/senboku_movie
コピーライト:(c)砥上裕將/講談社 (c)2022 映画「線は、僕を描く」製作委員会

2022年10月21日 ROADSHOW

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