【レポート】『アップグレード』トークショーに高橋ヨシキ氏×てらさわホーク氏登壇「思いがけず観たい映画!」10/11公開

アップグレード

世界が注目するクリエイター ジェイソン・ブラム×リー・ワネルが贈るSFアクション『アップグレード』が10月11日(金)より渋谷シネクイント、新宿シネマカリテにて公開となる。

本作のメイン館である渋谷シネクイントが、現在の渋谷の三葉ビルにオープンしてから7月5日(金)で1周年を迎えたことを記念し、「樽出し生映画祭」が開催された。この記念すべき映画祭のオープニング上映に本作『アップグレード』が選ばれ、映画ライターの高橋ヨシキ氏とてらさわホーク氏のトークショー付きジャパンプレミアが開催された。

『アップグレード』 ジャパンプレミア 概要

日時:8月10日(土) 21:40イベント開始
登壇者(※敬称略):高橋ヨシキ(映画ライター) てらさわホーク(映画ライター)
場所:渋谷シネクイント

イベントレポート
頭から上は常人と変わらないにも関わらず、AI「STEM」に身をゆだねることで機械的かつ斬新なアクションが繰り広げられる前人未到のハイ・ディメンション・SFアクション『アップグレード』。メイン館である渋谷シネクイントが1周年を迎えたことを記念したイベント「樽出し生映画祭」のオープニング作品に選ばれ、そのジャパンプレミアに映画ライターの高橋ヨシキ氏とてらさわホーク氏が登壇した。

映画の感想について高橋氏「ゴマすってるわけじゃなく結構理想の映画だなって思ってて。サイズ感とか話がややこしくなくて、見せ場が豊富でそれなりにかっこいいし。ケチをつけたらきりがないですけど(笑)。何の情報も入れずに観はじめて、これはもしかして難病ものかとビックリしたんだけど、すごい面白かった」と印象を語った。また会場を埋めるお客さんを見て、当日が花火大会などで渋谷に浴衣を着た人がたくさんいたことに触れ、「この映画の方が花火より面白いと思います(笑)」と、来場者を沸かせた。

てらさわホーク氏「思いがけずという感じの映画じゃないですか、皆さんもご覧になったばっかりラストに驚愕していると思いますが、こういう映画を思いがけず観たいですよね」と予想外のラストに触れつつ、掘り出し物映画を見つけた喜びを語った。

主演のローガン・マーシャル=グリーンのマシンのような動きのアクションに注目した高橋氏「AIチップのステム君は首から下しかコントロールできないから、顔に攻撃がくると腕を使って顔を動かして攻撃をよけるんです」と解説。さらに「携帯電話に付いているモーションセンサーが付いた装置を主人公に持たせておいて、それと同期するカメラのシステムを作ったみたいで、それで動きに合せたカメラワークが実現している」と斬新なアクションシーンの仕掛けを明かした。
加えて「CGとかも上手いですよね。あとカメみたいなフォルムの車とかちょうどいい塩梅、なんか頑張りすぎると遠い感じがするでしょ。これくらいだと近しい未来という感じがする」と褒めつつも、そのまま雲の形をしたクラウドが出てくるシーンに、「そういう事じゃないだろ」と突っ込む一幕に会場からは笑いが起こった。

アップグレード

監督が80年代の映画に強い影響を受け撮影に臨み、特に『ターミネーター』を意識したと話していることについて、てらさわ氏は手術のシーンが印象的だったらしく「そこまで見せなくてもいいのでは?というところもちゃんと見せてくれる。そこら辺はあの頃(80年代)を思い出させてくれる、立派だなと思った」と分析した。

本作のSF的な要素について、高橋氏は『アリータ』とか『攻殻機動隊』を引き合いに出し「言っちゃえばサイバーパンクですよね、低予算の中でも最大限できるサイバーパンク感を出してる映画だと感じた」てらさわ氏「予算の制限がある方がサイバーパンクって上手くいくんじゃないかってこの映画で思いました」と限られた予算内でのアイディア勝負の演出を気に入ったようだった。

映画ファンの中で親しみと尊敬を込めて“恐怖の工場”と言われる本作の製作会社でもある「ブラムハウスプロダクションズ」の映画製作について、てらさわ氏「『パージ』シリーズにしろ『パラノーマル・アクティビティ』シリーズにしろ、ぼんやりしてると凄い数作ってきますよね、でもえらいなぁって、結果を出してるな。」と、その凄さを改めて感じたようで、高橋氏「ディズニーが何もかも持っちゃってるでしょ?そういう時に超大作じゃない作品ってどうしても埋もれちゃうんです。でもこういったサイズの作品が観たい。超大作じゃない分、色んな実験もできるしヘンテコな映画を作れるから、そういった意味では救世主ですよね」と絶賛した。

最後に「デートに最適だと思うのと同時に、このくらいのサイズの映画っていうのは、シネコンでグイグイかかる作品とはまた違うから、こうやって観に来てくれるお客さんの力が無いとあっという間に紛れてしまうので、これからもみんなでこういった映画が見られる状況が続けばいいなと思います」高橋氏てらさわ氏「主役の彼がトム・ハーディーかと思ったら違ったという。でも頑張ってますよね、彼みたいな役者が主演で頑張るっていうのは凄く評価されるべきだと思いました」と締めくくり、終始笑いの絶えないジャパンプレミアは幕を閉じた。


イントロダクション
『ゲット・アウト』、『セッション』、『ブラック・クランズマン』などアカデミー賞(R)作品から『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ、『インシディアス』シリーズ、『ハロウィン』などのホラー作品まで手掛ける気鋭のプロデューサー ジェイソン・ブラムと『ソウ』シリーズの脚本や出演、『インシディアス 序章』で監督デビューを果たした多才なクリエイター リー・ワネルがタッグを組み、全く新しいSFアクションを誕生させた。AIの力で人間を超越した身体能力を手に入れる男グレイ・トレイスを『プロメテウス』、『スパイダーマン:ホームカミング』のローガン・マーシャル=グリーンが演じる。
頭から上は常人と変わらないにも関わらず、AI「STEM」に身をゆだねることで機械的かつ斬新なアクションが繰り広げられる前人未到のハイ・ディメンション・SFアクション、待望の日本上陸。

2018年 サウス・バイ・サウスウエスト ミッドナイターズ部門 <観客賞> 受賞
第51回 シッチェス・カタロニア国際映画祭
オフィシャル・ファンタスティック・コンペティション部門 <観客賞> 受賞

ストーリー
近未来。グレイ・トレイス(ローガン・マーシャル=グリーン)は妻のアシャ(メラニー・バレイヨ)と仲睦まじい日々を送っていた。しかしある日、謎の組織に襲われ、最愛の妻を失い、自身も全身麻痺の重症を負ってしまう。失意の中、巨大企業の科学者がある提案をされる。彼の目的は、実験段階にある「STEM」と呼ばれる最新のAIチップを人体に埋めることだった。手術の結果、グレイは再び体を動かすことができるようになる。そればかりか、「STEM」に身をゆだねると人間離れした動きができるようになり、人間を超越した身体能力を手に入れてしまう。さらに、「STEM」は頭の中の相棒としてグレイと対話するようになる。身体能力を<アップグレード>されたグレイは手に入れたこの力を駆使して「STEM」と共に妻を殺害した組織に復讐を誓うのだが―。

アップグレード作品タイトル:『アップグレード』
出演:ローガン・マーシャル=グリーン、メラニー・バレイヨ、スティーブ・ダニエルセン、アビー・クレイデン、ハリソン・ギルバートソン、ベネディクト・ハーディほか
監督・脚本:リー・ワネル
製作:ジェイソン・ブラム
2018年/アメリカ/カラー/スコープサイズ/英語/原題:UPGRADE/95分
配給:パルコ

公式サイト:UPGRADE-MOVIE.JP
公式Twitter:@UPGRADE_MOVIE
コピーライト:(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS

10月11日(金)より渋谷シネクイント、新宿シネマカリテほか全国公開


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