樹齢2000年のオリーブの樹の声が聴こえてくる。
ケン・ローチ監督の盟友脚本家×スペインを代表する女性監督
夫婦コンビが贈る感動のスペイン映画

20歳のアルマは、気が強く扱いにくい女の子。だが、オリーブ農園をやっている祖父とだけは幼い頃から深い絆で結ばれていた。しかし、農園の経営難から、祖父が大切にしていた樹齢2000年のオリーブの樹を、父が売ってしまった。それから祖父は喋らなくなり、ついに食事もしなくなった。
祖父を救う唯一の方法はオリーブの樹を取り戻すこと。変わり者の叔父と同僚のラファを嘘で丸め込み、アルマは樹を取り戻すためドン・キホーテのように無謀な旅へ…。

監督はスペインの名匠として知られるビクトル・エリセ監督の80年代の名作『エル・スール』（83）で主演の少女を演じていたイシアル・ボジャインで、これが長編7作目。今やスペインを代表する女性監督。
脚本は、現在ヒット中の『わたしは、ダニエル・ブレイク』でも知られる名脚本家ポール・ラヴァーティ。夫婦コンビで完成させた。 スペインのアカデミー賞＜ゴヤ賞＞新人女優賞に輝いたアルマ役アンナ・カスティーリョの魅力も輝いている。
舞台は、スペイン、バレンシアからドイツへ。オリーブの樹を取り戻すため、孫娘と仲間たちの旅が始まる！

キャスト

アンナ・カスティーリョ、ハビエル・グティエレス、ペップ・アンブロス

スタッフ

監督:イシアル・ボジャイン『ザ・ウォーター・ウォー』
脚本:ポール・ラヴァーティ『天使の分け前』『わたしは、ダニエル・ブレイク』
原題：El Olivo｜英語題：The Olive Tree｜2016年｜スペイン映画｜99分
配給：アット エンタテインメント　宣伝：ムヴィオラ