杉咲花主演『ミーツ・ザ・ワールド』予告編公開 クリープハイプが実写映画初の音楽&主題歌を担当

杉咲花主演の映画『ミーツ・ザ・ワールド』の新たなキャストとして、筒井真理子、くるま(令和ロマン)らの出演が明らかになった。さらに、クリープハイプが実写映画初の音楽、主題歌を担当することが発表となり、併せて本ビジュアルと予告編が解禁された。

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解禁された本ビジュアルは、澄み渡った青空の下、由嘉里(杉咲花)、キャバ嬢のライ(南琴奈)、ホストのアサヒ(板垣李光人)が屈託のない笑顔で歌舞伎町を歩く姿が切り取られている。ある朝の歌舞伎町の3人をとらえた写真はNico Perez(写真家)が撮影し、デザインは石井勇一(アートディレクター・デザイナー)が担当した。

予告編は、韓国料理屋で由嘉里が突然立ち上がり「私は腐女子です」と打ち明けるシーンからスタート。擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」の推し活で楽しい日々を過ごすも、自分のことは好きになれない由嘉里は、ある日迷い込んだワンダーランド=歌舞伎町で美しいキャバ嬢・ライと出会う。
ライをきっかけにホスト・アサヒ、毒舌な作家・ユキ(蒼井優)、マスター・オシン(渋川清彦)と出会い、何もかもが違う世界で由嘉里は少しずつ自分を受け入れていく。

筒井真理子は由嘉里が敬遠する母親役を演じ、由嘉里が合コンで出会う男・奥山譲役を映画初出演となるくるま(令和ロマン)が務める。さらに由嘉里の同僚役として加藤千尋、和田光沙が登場するほか、ライの関係深い人物として安藤裕子、中山祐一朗、そしてアサヒの同僚として佐藤寛太が脇を固める。

そして、由嘉里が愛情を注ぐ最推しの擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」。劇中ではアニメ化作品も登場し、「ハイキュー!!」や「プリキュア」シリーズで知られる村瀬歩や「チェンソーマン」の坂田将吾ほか、阿座上洋平、田丸篤志ら声優陣が集結した。

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クリープハイプ

本作の主題歌・音楽を担当するクリープハイプは、これまで松居監督映画の主題歌を数多く担当し、親交も深いバンドだが、実写映画の音楽は初となる。

本作のプロデューサー・深瀬和美の「作品に寄り添うアプローチの作曲家さんとはひと味違った、いち音楽家としてのロジックで取り組んでもらえたら、多様な人が存在する本作の世界観をもっと盛り上げてくれるのではないか」との狙いを受け、尾崎世界観は撮影現場を実際に訪れて音楽のイメージを膨らませたそう。
また主題歌という考え方ではなく、本作の最後に流れる音楽として相応しいものを、というリクエストに応え、まさに映画の一部分となった主題歌「だからなんだって話」が誕生した。

松居は「これまで彼らの音楽に物語で寄り添ってきましたが、金原ひとみさんの物語にクリープハイプが寄り添ったら素敵だろうと思っていたし、何より映画的な理解がある。音楽だけやってくれるのかい、主題歌はどうしようかねぇ、など話しながら音楽制作を進めていたら、『だからなんだって話』という歌が送られてきて。間違いなくクリープの歌で、間違いなくミーツ・ザ・ワールドの歌でした」と印象を語っている。

またクリープハイプは、オファーに関して「送っていただいた映像を見て、歌舞伎町で由嘉里がライと出会い、不安や希望、焦りや期待、いろんな感情をないまぜにしながら、たくさんの出会いを通じて、新しい世界が広がっていく様子を音楽で表現したいと思いました」とコメント。

クリープハイプ、松居監督のコメント全文は以下の通り。

クリープハイプ コメント

この度、映画『ミーツ・ザ・ワールド』の主題歌、劇伴音楽をつとめさせて頂きました。送っていただいた映像を見て、歌舞伎町で由嘉里がライと出会い、不安や希望、焦りや期待、いろんな感情をないまぜにしながら、たくさんの出会いを通じて、新しい世界が広がっていく様子を音楽で表現したいと思いました。
はじめての実写映画での劇伴作業は、そこに映る繊細な表情、声のトーンや息づかい、色んな人が交錯する歌舞伎町の景色に向き合い、このシーンから聴こえてくる音楽は何なのかと探す日々で、苦悩もありましたがとても新鮮で忘れられないものになりました。

松居大悟 コメント

「クリープハイプに映画音楽をお願いしませんか?」とプロデューサーの深瀬さんから提案された時は驚きました。これまで彼らの音楽に物語で寄り添ってきましたが、金原ひとみさんの物語にクリープハイプが寄り添ったら素敵だろうと思っていたし、何より映画的な理解がある。音楽だけやってくれるのかい、主題歌はどうしようかねぇ、など話しながら音楽制作を進めていたら、『だからなんだって話』という歌が送られてきて。間違いなくクリープの歌で、間違いなくミーツ・ザ・ワールドの歌でした。
脚本は、ずっとご一緒したかった『くによし組』の國吉咲貴さんと制作して、由嘉里が出会う人々には様々な世界の素敵な方々が参加してくれました。
劇中で出てくるアニメ『ミート・イズ・マイン』はもはや一つのアニメシリーズを作るような座組で、そこから二次創作するチームが更に愛を広げてくださって。すべての制作の段階で、沢山の方々が愛情を教えてくれました。
映画で人を救えるなんて思えないけれど、この映画が少しでも明日の支えになったらいいなと思います。

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「特製ポストカードセット」

また、本作のムビチケカードが発売中。特典は由嘉里の歌舞伎町での日常を切り取った「特製ポストカードセット」。上映劇場および通販サイトにて購入できる。

さらに「テレ東本舗。」店舗およびWEBサイトにて、《由嘉里の推しカプ》アクリルスタンドキーホルダー付きムビチケカードが本日より販売開始となった。

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《由嘉里の推しカプ》アクリルスタンドキーホルダー

ストーリー
擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」に全力で愛を注ぎながらも、自分のことは好きになれない由嘉里。27歳になって結婚・出産…と違う世界に次々と離脱する腐女子仲間をみて、このまま仕事と趣味だけで生きていくことへの不安と焦りを感じ、婚活を始める。しかし参加した合コンで惨敗。歌舞伎町で酔いつぶれていたところ、希死念慮を抱えるキャバ嬢・ライに助けられる。ライになぜか惹かれた由嘉里は、そのままルームシェアを始めることに。やがて、既婚のNo.1ホスト・アサヒ、人の死ばかりを題材にする毒舌作家・ユキ、街に寄り添うBARのマスター・オシンと出会い、歌舞伎町での生活に安らぎを覚えていく。そんな日々の中でもライのことが気がかりな由嘉里は、かつての恋人との確執が解ければ死にたい感情は消えるかもしれないと考え、アサヒやユキ、オシンに相談する。だが、価値観を押し付けるのはよくないと言われてしまう。それでもライに生きてほしいと願う由嘉里は、元恋人との再会を試みるが―。

『ミーツ・ザ・ワールド』
出演:杉咲花 南琴奈 板垣李光人 くるま(令和ロマン) 加藤千尋 和田光沙 安藤裕子 中山祐一朗 佐藤寛太 渋川清彦 筒井真理子 蒼井優
(劇中アニメ「ミート・イズ・マイン」)村瀬歩 坂田将吾 阿座上洋平 田丸篤志
監督:松居大悟 
原作:金原ひとみ「ミーツ・ザ・ワールド」(集英社文庫 刊)
脚本:國吉咲貴 松居大悟
音楽:クリープハイプ
主題歌:クリープハイプ「だからなんだって話」(ユニバーサルシグマ)
配給:クロックワークス
(C)金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会
mtwmovie.com

10月24日(金)全国公開

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