水上恒司が主演を務める映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(12月5日公開)より、特別映像が解禁された。

ケンカだけが取り柄の孤独な高校生・桜遥(水上恒司)。不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんをとるため街にやってくるも、生徒たちは<防風鈴=ウィンドブレイカー>と呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていた。桜は戸惑いながらも防風鈴のメンバーとして、仲間と共に街を守るための闘いに身を投じていく。そんな中、越えてはいけない一線を越えたことをきっかけに、力の絶対信仰を掲げる最凶集団<獅子頭連>が、防風鈴を新たな標的として動き出し――。
2021年にマガジンポケットで連載が開始され、翌年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」受賞、24年にはTVアニメ化を果たし各配信サービスで視聴ランキング上位を席巻。連載開始からわずか4年で世界累計発行部数1,000万部を突破した、にいさとるの人気漫画「WIND BREAKER」が実写映画化。監督は『ブルーピリオド』『サヨナラまでの30分』の萩原健太郎、脚本は『ハケンアニメ!』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑。
今回解禁された映像には、柔らかな筆致のコンセプトアートが立体的なセットへと変貌していく瞬間が収められている。原作の世界をオール沖縄ロケで再構築された街並みや店舗の“誕生”を、ビフォー・アフター形式で体感することができる。


正義の不良軍団<防風鈴>が守る「東風商店街」は、物語の心臓部ともいえる大切な舞台。精鋭美術チームの手で、一軒一軒が息づくリアルな街として組み上げられた。そこには、主人公・桜遥ら防風鈴メンバーの憩いの場である、紅一点・橘ことは(八木莉可子)が切り盛りする「喫茶ポスト」や、パン屋「さぼてん」、お好み焼き屋「まっするぱわー」など、原作やアニメでもおなじみの店も勢揃い。八百屋や精肉店まで並ぶその風景は、キャラクターたちが実際に暮らしているかのような“生きた空間”になっている。


これらの店の外観は、実際に営業している店舗の外装をこの作品の撮影のために特別に許可を得て一から塗装し、街の象徴ともいえる商店街のアーチは、実際に道路に穴を開けて建造されたという徹底ぶり。沖縄の金武の地に再現された東風商店街は、まさに実在する街のような息遣いを感じられるほどのリアリティをもって生み出された。

そして今回の映像で際立つのは、街そのものがドラマを語っているかのようなディテール。乾いた砂や土の質感で、荒々しい世界に立ち向かう防風鈴を表しつつ、防風鈴総代・梅宮一(上杉柊平)が作物を育てる設定ともリンク。街の風景がキャラクターの心情や物語とシンクロすることで、ただのセットを超えた“物語のもう一人の登場人物”として存在感を放っている。
『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』
出演:水上恒司 木戸大聖 八木莉可子 綱啓永 JUNON(BE:FIRST) 中沢元紀 曽田陵介 萩原護 髙橋里恩 山下幸輝 濱尾ノリタカ 上杉柊平
原作:にいさとる「WIND BREAKER」(講談社「マガジンポケット」連載)
監督:萩原健太郎
脚本:政池洋佑
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)にいさとる/講談社 (C)2025「WIND BREAKER」製作委員会
wb-movie.jp
2025年12月5日(金)公開
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