
第2弾の原作「時計館の殺人」は、空前の大仕掛けと壮大なストーリーが綴られた上下巻にわたる長編小説。監督・内片輝のもとに、「十角館の殺人」のスタッフが再集結。前作に引き続き江南孝明役を務める主演・奥智哉、島田潔改め鹿谷門実役を務める青木崇高が続投、さらに新たなメンバーも加わり、「十角館の殺人」を超える全8話・2部制のスケールで完全実写化に挑んだ。

舞台挨拶に登壇した奥は、「今回の上映にあたって音響テストにもこだわりました。特別な時間を過ごせるんじゃないかな」と笑顔で挨拶。
青木は「試写室で観ても迫力があった。さらに大きなスクリーンで見られてみなさんラッキーですね」と呼びかけた。

時計アイテムを身につけ、気合い十分で登壇した鈴木は、自身が出演する情報番組「ZIP!」でも前作「十角館の殺人」が紹介されたことに触れ「水卜アナウンサーも綾辻先生の作品が大好きで楽しみにしていると聞いていたので、ファンが多い作品に出られることがうれしかった」とにっこり。「何より内片監督の作品に出られることが特別で」と続けた鈴木が「小2以来、13年ぶりにご一緒できてうれしかったです」と伝えると、内片監督も目を細めていた。
「結構大変な撮影になることはやる前から分かっていた」と語った内片監督は「CGで時計館の中を作って周到に準備して、やっと撮影に入ることができました」と準備万端で撮影に挑んだと打ち明け、大きな拍手を浴びていた。
2年ぶりの再会でお互いの印象に変化はあったのかという質問に、「青木さんは少年の心を持ち合わせているんです。飾らないし、今回も安心してクランクインしました」と感謝の奥。青木は「『十角館』の時はまだキャリアがそこまでなかった頃だったけれど、今回は座長として引っ張ってくれました」とニコニコ。「いろいろと支えてくれました」と話す青木に、「お互い様です!」と奥が返すなど、スムーズで和やかなトークを展開。

「ファンの方はご存知だと思いますが、彼は和物が好き」と奥について語った青木が「毎日、現場に雪駄で現れて。かっこえぇなぁって」と褒める場面も。奥は「今日も『時計館』のスタッフの方から誕生日でいただいた雪駄を履いてきました」と報告。その雪駄について内片監督が「前の雪駄がボロボロで(笑)。これは新しいのをということで、誕生日の時に(プレゼントしました)」と明かすと、「足元から座長でした!」と青木が補足し、観客の笑いを誘っていた。
鈴木は青木演じる鹿谷門実と偶然出会い、行動をともにすることになるW**大学の学生・福西涼太役に扮している。撮影を振り返り、「ご飯にも連れて行ってもらって。バディとして楽しくやらせていただきました」と報告。旧館に閉じ込められた面々を演じるキャスト陣とも「年齢が近く、みんな仲良くしてくれました」と撮影時の様子を伝えていた。

撮影で思い出に残っていることは「キャッチボール」と話した鈴木は「神野三鈴さんも野球が大好きで。野球好きの方が多かったので、外でキャッチボールをしました」とニコニコ。内片監督は「成長した息子とキャッチボールしているような感覚でした」と目を細め、「いい球を投げるんです!」と絶賛。
奥が「僕は、後日その様子をスマホで撮った写真で見せてもらいました」とちょっと寂しそうに語ると、鈴木が一緒にキャッチボールができなかったのは「撮影の場所の構造上仕方なくて。僕も(奥が閉じ込められていた)館の中は知らないことがたくさんあります」とフォロー。奥が笑顔に戻る様子を、青木と内片監督は少し吹き出しながらも、やさしく見守っていた。
この日の上映は、全8話のうちの第1話・第2話。注目ポイントは「4人の子どもが駆け回るシーン」と話した奥。「もともと草が生い茂っていない平地に、植物の種を蒔いて、何もないところに草を生やした」と明かす。「草を育成しました」と補足した内片監督は「寒い夜には大丈夫だろうかと心配し、雨が降らないと心配し」振り返り、「結果、無事に生えたものが映像で出てきます!」と呼びかける。草が生えたことにより「虫もいっぱい来て」と苦笑いの奥だったが、「僕は館の中に閉じこもっていたので刺されませんでした」とニヤリとし笑わせる場面もあった。

「『時計館』の制作陣が作った館のセットがすばらしい!」と話した青木。物語には108個の時計が登場するが、撮影では130から140個の古時計を使い雰囲気を出しているという。「関東中の古時計が東映のスタジオに集まっていました」と笑いながら話した青木は「そのリアリティがすごい。本物があるところを歩くと言うのは役者にとって重みが違います。時計館のセットの細部まで観て楽しめると思います!」と語った。鈴木は「そこにあるかのように感じられる時計館の迫力」と力を込め、さらに「キャストもみんな個性的。途中怖くて席から立ちたくなるような恐ろしさもあるし、コミカルな掛け合いもあるので、楽しく観ていただけたら!」と呼びかけた。
最後に、内片監督は「名作である『館』シリーズをやっと映像化することができました。スタッフ、キャストがものすごく一生懸命作ったので、最後まで楽しんでいただけたら!」と挨拶。
鈴木は「ものすごく壮大な物語になっていると思うし、今日帰ってから(続きの)第6話まで楽しめます。3月20日の第2部(第7話・最終話)もさらにすごいものになっています。今日の思い出を胸に、時計をしっかりチェックして0時になったら楽しんでください!」と笑顔で呼びかけた。
青木は「この瞬間のために力を出し尽くして頑張りました」と作品作りへの思いを語り、スクリーンでの上映を堪能する予定の観客に向けて「最高にラッキーなみなさん。楽しんでください!」と笑顔。
最後に奥が「綾辻先生の原作をまた実写化できる喜びもありつつ、スタッフ・キャスト一同、本気で作りました。「館」シリーズファンみなさんはもちろん、ドラマからご覧いただいた方にもご納得いただけるような内容になっています。本日は特別な時間を過ごしていただけたらと思います!」と呼びかけ、和やかなムードのイベントをしめくくった。
フォトセッションでは、ドラマの完成を祝し、時計の文字盤をあしらった『時計館の殺人』特製の樽が用意され、登壇者全員で鏡開きも行われた。
Huluオリジナル「時計館の殺人」
出演:奥智哉 青木崇高 鈴木福 神野三鈴 六平直政 角野卓造 嶋田久作 矢島健一 山中崇 今野浩喜 向里祐香 岡部ひろき 吉田伶香 渡辺優哉 阿部凜 藤本洸大 伊武雅刀 池田鉄洋 仲村トオル
原作:綾辻行人「時計館の殺人(上)(下)」(講談社文庫)
監督:内片輝 山本大輔
脚本:戸田山雅司(「安楽椅子探偵」シリーズ ほか) 早野円(「十角館の殺人」 ほか) 藤井香織(「十角館の殺人」 ほか) 内片輝
音楽:富貴晴美
オープニング曲:「よもすがら」ずっと真夜中でいいのに。(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC)
製作:佐藤貴博 下村忠文
エグゼクティブプロデューサー:川邊昭宏 内片輝 木下俊
プロデューサー:渋谷昌彦 勝江正隆 石尾純 関根龍太郎 宮原耕介
企画・制作:内片輝事務所 いまじん
製作著作:HJホールディングス 日本テレビ
(C)綾辻行人/講談社 (C)HJホールディングス・NTV
https://www.hulu.jp/static/tokeikannosatsujin
Huluにて独占配信
〈第1部〉2月27日(金)第1話~第6話一挙配信
〈第2部〉3月20日(金)第7話&最終話一挙配信