『ヴィヴァルディと私』“第一ヴァイオリン”を決める緊迫の合奏シーン、本編映像公開

『ヴィヴァルディと私』より、「春(La Primavera)」の原型ともなった旋律を聴くことができる本編映像が公開された。

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1716年、ヴェネツィアのピエタ院。赤ちゃんポストに置き去りにされたチェチリア(テクラ・インソリア)は、母の姿も愛情も知らずにこの院で育った。そんな中、ピエタ院にアントニオ・ヴィヴァルディ(ミケーレ・リオンディーノ)がヴァイオリン教師として赴任すると、卓越したヴァイオリンの技術を持つチェチリアを見出し、第一ヴァイオリンのリーダーに任命する。ヴィヴァルディからの厳しい練習に耐え、ヴァイオリンの腕があがっていくチェチリア。いつしか二人は心を通わせるようになる。そんな折、ピエタ院が決めたチェチリアの結婚相手である将校がトルコとの戦争から戻り、結婚が迫ったある日、事件が起こる。

本作は、18世紀初頭、ヴェネツィアに実在したピエタ院でヴァイオリン教師として赴任したアントニオ・ヴィヴァルディと、一人の孤児がヴァイオリンの才能を開花させていく成長を描く、師と愛弟子の物語。
監督は、オペラ演出家として世界に名を馳せ、ミラノ・コルティナ冬季五輪開・閉会式でクリエイティブ・ディレクターを務めたダミアーノ・ミキエレット。本作が長編映画監督デビューとなる。

幼少期から名手として有名だった父からヴァイオリンを学んでいたヴィヴァルディは25歳で司祭となるが、ソナタ集などを出版し、音楽家としての道を歩んでいた。同年、ヴェネツィアのピエタ院でのヴァイオリン教師に任命され、少女たちに音楽を教え始めると、彼女たちの演奏は輝き、世界最高のオーケストラと賞され、ヨーロッパ各地の貴族や知識人たちを魅了していった。そして、ヴィヴァルディはピエタ院で奉職中、彼の代表作となる「四季」やオラトリオ「勝利のユディータ」を生み出した。

チェチリアを演じるのはTVシリーズ「The Art of Joy」で主役を演じ、イタリアのアカデミー賞と称されるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で最優秀主演女優賞と新人賞を受賞した、テクラ・インソリア。教え子の才能に嫉妬するも彼女を応援するアントニオ・ヴィヴァルディには、TVドラマ「ヤング・モンタルバーノ」シリーズで国民的人気を博し、映画のみならず舞台でも活躍するミケーレ・リオンディーノが務める。
あわせて、本作はイタリア映画祭2026での上映が決定。原作書籍も映画タイトルにあわせた形での改題新装版が発売。映画公開に合わせて5月14日に決定している。

今回解禁されたのは、日曜日の演奏会に向けた合奏の中で、“第一ヴァイオリン”を決定する緊迫のシーン。本シーンでヴィヴァルディが即興で奏でる旋律は、のちに《四季》の「春(La Primavera)」へとつながる原型とされており、彼の創作の源に触れる重要な場面となっている。

また、監督のダミアーノ・ミキエレットは、「ヴィヴァルディの色彩はピエタ院の教え子たちを魅了し、チェチリアの非凡な才能を開花させる。それは過去の痛みから解放し、音楽やヴァイオリンにとどまらず、さらに続く新たな道へと導いていくものだ。イマジネーションを形にし、音楽を奏でることで名声がもたらされる――これこそヴィヴァルディが追い求めたものだった」と語っている。

『ヴィヴァルディと私』
出演:テクラ・インソリア、ミケーレ・リオンディーノ、アンドレア・ペンナッキ
監督・脚本:ダミアーノ・ミキエレット 
原作:ティツィアーノ・スカルパ 「ヴィヴァルディと私」(河出書房新社刊/中山エツコ訳)
2025/イタリア・フランス/イタリア語/110分/1.85:1/5.1ch/原題:PRIMAVERA/G/字幕翻訳:関口英子
後援:イタリア文化会館
配給:彩プロ 
(C)2025 INDIGO FILM, WARNER BROS. ENTERTAINMENT ITALIA, MOANA FILMS
https://vivaldi.ayapro.ne.jp/

5月22日(金)シネスイッチ銀座/ユーロスペース/アップリンク吉祥寺 ほか全国順次公開

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