『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』の本予告映像が公開され、併せて主題歌がSaucy Dogの楽曲「スパイス」に決定した。

1990年より「漫画アクション」で連載が開始され、1992年にTVアニメの放送がスタートした「クレヨンしんちゃん」。1993年に劇場版第1作目となる『映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』が公開、これまでに31作品が公開された。2024年に公開された『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』では、劇場版シリーズ史上No.1の興行収入を記録している。
本作の舞台は、シリーズ初となるインド。ハガシミール州ムシバイという町で行われるエンタメフェスティバルへ出場するため“踊る大国”インドにやって来たカスカベ防衛隊は、初めて見る景色やチャパティなど、インドならではのものに触れ大興奮。観光を楽しむ中で、しんのすけとボーちゃんは奇妙な雑貨屋を訪れ、店の奥にある閉ざされた扉を開けてしまい、そこに隠されていた「鼻の形」をしたリュックを見つけてしまう。そのリュックに詰まっていた紙を偶然にもボーちゃんが鼻に入れてしまったことで、ボーちゃんの様子が…?いったいボーちゃんに何が起こったのか?いつものボーちゃんを取り戻すべく立ち上がるカスカベ防衛隊だが…。
この度解禁された本予告映像は、豪華なステージ上で、マハラジャスタイルの衣装を身にまとい踊る“マハラジャボー”のダンスシーンからスタート。偶然、鼻の形に似たリュックサックから出ていた紙を鼻に刺してしまい、邪悪な力に導かれて暴君(ボーくん)に豹変してしまったボーちゃん。「わたしの何を知っている。鼻水はもう…流さない!」と強いまなざしをむけ、欲望をあらわにするボーちゃんの鼻水を、しんのすけたちは無事に取り戻すことができるのか?いつも物静かで穏やかなボーちゃんとはうって変わって、キリっとした眉と瞳に、「これが本当の私だ」と語る豹変っぷりに注目だ。
さらに、スーパーエリート刑事のコンビ、カビール(CV:山寺宏一)と、ディル(CV:速水奨)がリズミカルなデュエットソングでダンスと歌とアクションを披露する姿や、最強の相棒を探すインドの大富豪ウルフ(CV:賀来賢人)を相手に、華麗なスピンを披露するボーちゃんの姿も描かれている。
そこから一転、アリアーナ(CV:瀬戸麻沙美)の「ボーちゃんらしいってなに?」というセリフが、しんのすけたちカスカベ防衛隊の心に問いかける様子も映し出されている。
併せて本ポスターのビジュアルも公開。「目覚めよ!インドパワー!」のコピーとともに、インド風の衣装を身にまといジャンプするしんのすけ、インドの街並みで色とりどりの衣装で踊るカスカベ防衛隊や、揃ってポーズを決める野原家が個性あふれるポーズを決める様子が描かれている。
笑顔溢れるしんのすけたちとは対照的に、鋭い目つきでスゴイキューブを手に紫のマントをたなびかせる暴君(ボーくん)となってしまったボーちゃんの姿。インドの街並みで歌って踊って笑い溢れる華やかさと、鼻に紙が刺さってしまったことで欲望に飲み込まれつつあるボーちゃんの葛藤の物語を感じさせるビジュアルだ。
そしてこの度、本作の主題歌がSaucy Dogの「スパイス」に決定。本作のために書き下ろしたという本楽曲は、夢や希望に満ちていた子どもの頃の“ワクワク”を忘れずに生きていくという想いが込められた、優しくも力強い一曲となっている。

Saucy Dogのボーカルで、同じく「しんちゃん」である石原慎也は、子どもの頃から「クレヨンしんちゃん」が大好きだったと語る。「小さかった頃、なんでもなかった日常がすごく楽しかったし、これからどんなことがあってもあのワクワクを忘れずに、生きていきたいという気持ちをもって『スパイス』を書きあげた」とコメントを寄せている。
また今回、橋本昌和監督からSaucy Dogには「感性に任せて」楽曲制作を依頼したという。「映画のエンディングで子供たちの物語が終わるのではなく、その先も続いていくような印象にしたい。クレヨンしんちゃんの物語はいつも“つづく”という感じで終わりたいと思っているので」と語る。
さらに、出来上がった「スパイス」について監督は「映画のテーマに寄り添うような歌詞と優しいメロディ。映画の余韻を深くて温かいものにしてくれる本当に素敵な楽曲」と太鼓判を押している。「楽曲を何度も繰り返し聴きながらイメージを膨らませて、映画のエンディングの絵を作りました。ぜひ映画館で、クレヨンしんちゃんの物語の余韻と一緒にこの楽曲に浸ってもらえれば」とコメントした。
コメント全文
石原慎也(Saucy Dog)
「クレヨンしんちゃん」は昔から大好きで映画も全部観ていますし、主題歌のオファーを受けた時は本当に嬉しくて、緊張や焦りもありましたが、自分たちの未来にもつながるような楽しくて前向きな曲を書きたいという気持ちでした。
僕たちが小さかった頃、どんなことにワクワクして、何に希望を持っていたのか、本作の絵コンテや台本を見させてもらった際に再確認しました。
何でもなかった日常がすごく楽しかったし、いろんなことが謎だらけで、それを解明していくワクワクさみたいなものを思い出して、これからもどんなに大変なことがあってもあのワクワクを忘れずに生きていきたいなという気持ちで「スパイス」を書き上げました。
橋本昌和監督
Saucy Dogさんと、本作について舞台がインドであること、ただしインド映画を作ろうとしているわけではなく、あくまでインドを舞台にした“クレヨンしんちゃん映画”だということなど、どんな物語で何を描こうとしているのかということを簡単にお話させてもらいました。
お話しする中で、Saucy Dogさんが「クレヨンしんちゃん」という作品をよく知ってくださっていることが分かったので、あまり具体的なリクエストはせず、映画のシナリオなどの資料を読んだSaucy Dogさんの感性にお任せしてお願いしました。クレヨンしんちゃんの物語はいつも“つづく”という感じで終わりたいので、インドテイストの曲ではなくて大丈夫ですということと、映画のエンディングで子供達の物語が終わるのではなく、その先も続いていくような印象にしたいということくらいだったと思います。
出来上がった楽曲を聴いた際、映画のテーマに寄り添うような歌詞と優しいメロディで、映画の余韻を深くて温かいものにしてくれる本当に素敵な楽曲だと感じました。この楽曲を何度も繰り返し聴きながらイメージを膨らませて、映画のエンディングの絵を作りました。
ぜひ映画館で、「クレヨンしんちゃん」の物語の余韻と一緒にこの楽曲に浸ってもらえればと思います。
ストーリー
インドの“ハガシミール州ムシバイ”が春日部と姉妹都市になったことを記念して、「カスカベキッズエンタメフェスティバル」が開催されることになった。そのダンス大会で優勝するとインドに招待され、さらに現地のステージで踊ることができると聞いたしんのすけたちカスカベ防衛隊の5人は力を合わせ、大会で優勝しインドへ出発する。
「オラ、インドの綺麗なおねいさんとカレーたべた~い!」
インド観光を満喫する中、怪しげな雑貨店に入ったしんのすけとボーちゃんは、そこで「鼻の形」に似たリュックサックを見つけ購入する。しかし、そのリュックサックには、とても恐ろしい秘密があった…。偶然にもリュックサックから出ていた「紙」を鼻に刺してしまったボーちゃんは、邪悪な力に導かれ【暴君(ボーくん)】となり大暴走!豹変してしまったボーちゃんは、世界をも揺るがす脅威の力を手に入れてしまう。
はたして【暴君(ボーくん)】となったボーちゃんを、しんのすけたちは止めることができるのか?!
『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』
声の出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ、真柴摩利
ゲスト声優:賀来賢人 バイきんぐ
原作:臼井儀人(らくだ社)/『まんがクレヨンしんちゃん.com(https://manga-shinchan.com/)』(双葉社)連載中/テレビ朝日系列で放送中
監督:橋本昌和
脚本:うえのきみこ
主題歌:Saucy Dog「スパイス」(A-Sketch)
配給:東宝
(c)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025
https://www.shinchan-movie.com/
8月8日(金) ROADSHOW
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