『アベンジャーズ』トニー・スタークがアイアンマンに変身するキーアイテムは日本製だった！日本企業のタイアップ裏話

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマン、ソー、ハルクら、人気ヒーローたちが集結し、映画史に残る破格のメガ・ヒットを続けるマーベル・スタジオの『アベンジャーズ』シリーズ。その待望の最新映画『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』がいよいよ4月27日（金）に劇場公開される。この公開に先駆け、『アベンジャーズ＆アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン』のブルーレイセットとDVDセットが好評発売中！さらに、期間限定オリジナルアウターケース付MovieNEXも好評発売中！MCUの集大成とも言える『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』の劇場公開に備えよう！

1作目の『アベンジャーズ』で、マーベル社副社長が直々にオファー！
トニー・スタークがアイアンマンに変身するキーアイテムは日本製だった！

あの大ヒット映画『アベンジャーズ』に、日本企業の製品が登場していたことをご存知だろうか？ロバート・ダウニー・Jr演じるトニー・スタークが、アイアンマンに変身する際のアイテムとして登場する、株式会社コラントッテのブレスレット、「マグチタンNEOレジェンド」である。コラントッテとは、唯一、世界進出を果たした日本の医療機器メーカーで、マーベル社に選ばれ、映画の重要アイテムとしてのタイアップが実現した。
この度、『アベンジャーズ＆アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン』ブルーレイ＆DVDセットの発売を記念し、株式会社コラントッテ代表取締役社長小松克已氏にインタビュー！撮影当時の貴重な逸話を始め、「マグチタンNEOレジェンド」誕生にいたるエピソードを聞いた。

「マグチタンNEOレジェンド」は、コラントッテ社オリジナルデザインのブレスレット。『アベンジャーズ』では、トニー・スタークがビルから転落する際中に、「マグチタンNEOレジェンド」を使ってアイアンマンに変身し、命が助かるシーンがある。社長は今でも毎日身に着けているといい、「完成した映画を初めて観た時には、大変感動を覚えました」と当時を振り返る。

タイアップ実現までの経緯を聞くと、なんと、マーベル社の副社長から直々にオファーがあり、わずか1分で契約を即決したという小松社長。「契約金も安くないので、こちらも要望をいくつか出しました。コラントッテの製品を登場させるのはもちろん、ロゴがついた自社ビルのパースも描かせました。だんだん書くことがなくなって、最後に冗談で、『僕も出して』って言ってみたら、通ったんですよ！」と笑いながら話す。

敵の侵略から逃げる市民の役として、コラントッテのビルから走って出てくるシーンに家族3人で出演。実際の撮影現場では、３ブロックほどの街全体にセットを作り、毎日600人ほどのエキストラが撮影に参加しているなど、とにかく『アベンジャーズ』の規模の大きさに驚いたという。「私たち家族のわずかな出演シーンでさえ、監督から助監督に何度も何度も指示が入り撮り直しました。腕の角度とかタイミングを何度もやり直して、結局3時間ぐらいかかったんじゃないかな」と振り返る。小松社長と家族の出演シーンは、『アベンジャーズ』の予告編でも見ることが出来る。

マーベルで好きなキャラクターはやはりアイアンマンで、天才的な発明家として人々を救うために手腕をふるうトニー・スタークの生き方にシンパシーを感じるという小松社長。「人間味あるキャラクターに感動しました。ただ悪と戦うだけではないヒーローの苦悩と成長は、マーベルのヒーローに共通する魅力なのでしょう。僕の世代からみてもかっこいいヒーロー像ですね」と話した。

さらに、現在劇場公開中の映画『ブラックパンサー』にもコラントッテ社のネックレスが登場しているが、小松社長は何も聞かされていなかったという。日本よりも先に公開されたヨーロッパのスタッフによるとかなりの反響だったそうで、一報を受けた時には「なにが起きているのか」と嬉しい驚きだったと話し、「このことも、『アベンジャーズ』でのタイアップの効果かもしれません。多くの出会いを得られたばかりか、コラントッテを知っていただく機会も得たのですから」と笑顔を見せた。