カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作『ラブレス』12/5(水)DVD発売―アンドレイ・ズビャギンツェフ監督が描く慟哭のサスペンス

ラブレス
カンヌ国際映画祭審査員賞受賞ほか、世界各国の映画祭にて称賛の嵐。魂を揺さぶる慟哭サスペンス映画『ラブレス』のDVDが12月5日(水)より発売となる。

長編デビュー作『父、帰る』以降、発表する作品すべてが世界三大映画祭にて評価され続ける、ロシアの鬼才、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督。そんなアンドレイ監督の最高傑作と評される本作は、2017年カンヌ国際映画祭にて審査員賞受賞、2018年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど、世界20の主要映画祭にて受賞&ノミネートを果たした。

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ロシアの富裕層の生活環境と暗く冷たいロシアの冬の風景を、美しくも厳しい映像美で再現した本作は、アンドレイ監督が得意とする詩的世界と格差社会を描ききった正に集大成と言える作品。保身の為に愛せない息子を探す身勝手な両親。身勝手な両親が見つけるのは、本当の愛か?空虚な幸せか?鬼才監督だから描けた、痛々しい人間描写、研ぎ澄まされたストーリーは、慟哭のクライマックスを含め、映画ファンなら観るべき1本と言える。

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アンドレイ・ズビャギンツェフ監督

1964年生。ロシア出身。初の長編『父、帰る』(03)がヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞し、その年の映画界にセンセーションをもたらす。2作目の『ヴェラの祈り』(07)はカンヌ国際映画祭に出品され、主演俳優がロシア人俳優として初めて男優賞に輝き、3作目『エレナの惑い』(11)は、カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員特別賞を受賞。さらに、4作目の『裁かれるは善人のみ』(14)では、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞、またゴールデングローブ賞を受賞した初のロシア映画となった。そして、5作目である本作でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートを果たす等、名実共にロシアを代表する監督。

ストーリー
一流企業で働くボリスと美容サロンを経営するジェーニャの夫婦。二人の間には12歳の息子アレクセイもいるが、既に仲は冷え切り、現在は離婚協議中、家族の住んでいるマンションも売りに出そうとしていた。そして言い争いのたえない二人は、その日も息子をどちらかが引き取るかで、激しい口論となる。互いに息子を引き取りたくない押し問答、その両親が喧嘩する声をアレクセイは耳をふさぎながらも聞いてしまい、声を殺しながら泣くのだった。だが息子の様子を感じもしない両親は、自分の事しか頭にない。ボリスには妊娠中の若い恋人、ジェーニャには成人の娘を持つ、年上の恋人、二人は浮気をしており、一刻も早く新しい暮らしを始めたいと考えていた。
そんなある日、二人が互いにデートで家を留守にする中、アレクセイが登校したまま行方不明になってしまう…。

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『ラブレス』DVD 商品情報

税抜価格:¥3,800
品番:ALBSD-2283
POS:4532318413594
シネスコ/ロシア語版/日本語字幕/127分/片面2層/2017年ロシア・フランス・ドイツ・ベルギー/MPEG-2/5.1ch
デカ字幕採用
特典映像:予告編

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キャスト:マルヤーナ・スピヴァク/アレクセイ・ロズィン/マトヴェイ・ノヴィコフ/マリーナ・ヴァシリイェーヴァ/アンドリス・ケイシス
監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ『父、帰る』『ヴェラの祈り』
脚本:アンドレイ・ズビャギンツェフ、オレグ・ネギン
撮影:ミハイル・クリチマン
美術:アンドレイ・ポンクラトフ
編集:アンナ・マス
音楽:エフゲニー・ガリペリン
原題:Nelyubov

発売:ニューセレクト株式会社
コピーライト:(c)2017 NON-STOP PRODUCTIONS-WHY NOT

12月5日(水)発売

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