岸井ゆきのとツェン・ジンホアをW主演に迎え、吉本ばななの短編小説を映画化した『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』の予告映像とポスタービジュアルが公開された。

原作は、第58回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)を受賞した「ミトンとふびん」に収められた一篇「SINSIN AND THE MOUSE」。最愛の母を失った主人公ちづみが、旅先の台北でシンシンという男性に出逢い、喪失感の中で再生していく姿を描いた物語。金馬映画祭Film Project Promotion(FPP)部門 優秀企画に選出され、日台合作で映画化を実現した。岸井がちづみを、台湾人俳優のツェン・ジンホアがシンシンを演じる。監督・脚本は、『ボクは坊さん。』、『すくってごらん』の真壁幸紀。

予告映像では、最愛の母を亡くし深い喪失感を抱えるちづみ(岸井)が、旅先の台北で台湾人の母と日本人の父を持つシンシン(ツェン・ジンホア)と出会い交流する中で、ささやかな出来事の積み重ねが、止まっていた心を少しずつ動かしていく様子を台湾の情緒溢れる風景と共に丁寧に紡ぎ出した。

舞台は台湾。近代的な高層ビルと、どこか懐かしさを感じさせる街並み。日本に似ているようで、少しだけ違う空気が流れている。「台湾だったら母との思い出がそんなにないかと思って」と、友人・マサミチ(藤原季節)の誘いに乗り台北を訪れたちづみだったが、どこにいても蘇るのは母(余貴美子)との思い出ばかり。台湾人の母を持つシンシンも「僕は、東京も台北も住んでいる気がしないんだ」と、彼もまた自身のルーツからどこにも行き場のない感情を抱えていた。二人で台北の街を巡り、何気ない言葉を重ねるうちに、止まっていた時間が静かにほどけていく。
ポスタービジュアルは、「台北で出逢ったのは、明日へと続く、さようなら。」というコピーと共に、抑えきれない悲しみを抱えながらも小さなぬくもりを見つけた二人が、一歩前へと踏み出す瞬間を印象的に切り取ったビジュアルになっている。
『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』は、6月26日より公開。
『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』
出演:岸井ゆきの ツェン・ジンホア 藤原季節 中田青渚 柄本時生 伊勢佳世 飯田基祐 リン・チェンシー エンジェル・リー リン・メイジェン 余貴美子
監督・脚本・編集:真壁幸紀
共同脚本:加藤法子
原作:吉本ばなな「SINSIN AND THE MOUSE」(新潮社刊「ミトンとふびん」収録)
劇中絵本:「ないしょのおともだち」(ほるぷ出版)ビバリー・ドノフリオ:文 バーバラ・マクリントック:絵 福本友美子:訳
2026年/日本/カラー/スタンダードサイズ/5.1ch/108分/G
製作幹事・企画・制作プロダクション:ROBOT
共同幹事:TCエンタテインメント
製作:映画「SINSIN AND THE MOUSE 」FILM PARTNERS
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
Copyright (C) 2021 by Banana Yoshimoto All rights reserved.
Japanese original edition published by Shinchosha Publishing Co., Ltd., Japan in 2021.
The permission to use the original novel to produce this movie has been arranged with Banana Yoshimoto through ZIPANGO, S.L.
(C)2026映画「SINSIN AND THE MOUSE」FILM PARTNERS
https://www.culture-pub.jp/sinsinmovie/
6月26日(金)より新宿バルト9、シネスイッチ銀座ほか全国公開