狭い空間で展開される圧倒的な群舞の迫力と秘密とは? 『アン・リー/はじまりの物語』本編映像公開

映画『アン・リー/はじまりの物語』の本編映像が公開された。

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18世紀、性差や人種を超えた人間の平等を唱え、自らをキリストの女性的化身と信じ、たった8人の信徒とアメリカに渡り、数々の受難にも耐えながら”シェーカー教団”と呼ばれる史上最大のユートピアを築いたひとりの女性がいた。彼女の名前は、アン・リー。その精神的な影響のみならず、信仰から生まれたシンプルで美しいライフスタイル、機能的でモダンな木工品や家具など生活品の数々は“シェーカーズスタイル”と呼ばれ、日本を含む世界で今も大きな影響を与え続けている。

監督は『ブルータリスト』で脚本を担当し、本作でもパートナーのブラディ・コーベットともに共同脚本・製作も兼ねる、モナ・ファストヴォールド。アカデミー賞(R)受賞のダニエル・ブルームバーグの音楽、セリア・ローソン=ホールの振り付け、100%フィルム撮影による荘厳で深みのある映像で完全映像化。
主人公アン・リーを演じるのは、アマンダ・セイフライド。共演にはルイス・プルマン、トーマシン・マッケンジー、クリストファー・アボットが名を連ねる。

今回公開されたのは、アンのマンチェスター時代の信徒たちの礼拝のシーン。アンは、弟のウィリアムや姪のナンシーと共に、急進的なクエーカー教徒のワードリー夫妻による信仰復興運動の集会に参加する。そこで頭角をあらわしたアンは、父と同じ鍛治職人のアブラハムと出会う。

慈愛と優しさが滲む何百人というシェーカーたちの圧倒的な群舞が展開する一方で、アンに最も献身的な信徒・メアリーの「のちに2人は結婚。私 メアリーも宣誓に立ち会った。だが皮肉なものだ。私の方がアンに忠実だったとは」という不穏なナレーションが響く。

ロウソクの薄暗い光の中、狭い空間で信徒たちが祈りを捧げるシーン。荒削りだがダイナミックさに溢れた振付を担当したセリア・ロールソン=ホールは「当時の女性として生きるとはどういうことだったのか、そして自分自身を超えた何かとつながりたいという欲求を抱き、当時はまだ存在しなかった生き方を切り拓こうとするーーその想像から出発しました。その感覚を、すべて“動き”として流し込んだんです。大切だったのは、その動きが、彼女の内側から溢れ出るものでもあり、同時に彼女の内へと流れこむものでもある、という感覚でした」と語っている。

また、撮影監督のウィリアム・レクサーは、この限られた空間で複雑な振付を捉える難題に「物語が進むにつれ、観客がアンの信徒たちの中へと迎え入れられていくような感覚を持って欲しかった。振付全体を押さえるためのカバレッジは確保しつつ、カメラそのものが能動的な存在となり、踊りに参加していく」とコメント。さらに「Aオペレーターであり、セカンドユニットの撮影監督も務めたサム・エリソンは、ダンサーとしてシーンの中に入り込みながら撮影していて、その身体感覚が画面から伝わってくるんです」と、その画面から伝わる求心力の秘密を明かすとともに彼へ賞賛を送る。

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『アン・リー/はじまりの物語』メイキング写真

モナ・ファストヴォールド監督は、「信徒の動きを解釈する過程で、身体言語の概念に辿り着きました。ジェスチャーはしばしば痛みの緩和を核としており、時には他者の重荷を引き受けることで、時にはより高い精神からエネルギーを引き出し、それを伝えることで実現されるのです。祈りと礼拝であるべきものだからこそ、動きの中にそうした物語を見出すことが重要でした。私たちにとってそれは、動きを単なる身体的行為ではなく、ケアや信仰、共有された経験の具現化された表現というコミュニケーションの形態として捉えることを意味したのです」と語る。

さらに「アマンダ・セイフライドと他のキャストの間に、強い一体感を生み出すことが重要でした。マザー・アンとその信徒たちの間には、愛情と優しさが溢れていて欲しかった。シェーカー信徒について読むと、彼らは陰鬱で無性愛的、あるいは親密さに欠けるように見えますが、私が理解したのはまったくの逆でした。彼らの祈りと動きには情熱と喜びがあったーーシェーカー信徒は本当に互いを愛し合っていたのです」とコメントしている。

『アン・リー/はじまりの物語』は、6月5日より公開。

『アン・リー/はじまりの物語』
出演:アマンダ・セイフライド、ルイス・プルマン、トーマシン・マッケンジーほか
監督/脚本/製作:モナ・ファストヴォールド
脚本/製作:ブラディ・コーベット
音楽:ダニエル・ブルームバーグ
原題:The Testament of Ann Lee
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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6月5日(金)全国公開

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