パールフィ・ジョルジ監督による異色のヒューマンドラマ『雌鶏』が9月25日に公開される。あわせてキービジュアルと場面写真が解禁となった。

本作は、養鶏場から搬送中に逃走した1羽の雌鶏の旅を、人間の尽きない欲望や社会の理不尽さをユーモラスに描いた寓話。出演する雌鶏たちは、世界的に著名な動物トレーナーのアルパード・ハラシュの指導のもと、CGIや特殊効果に頼ることなく、実演による撮影を敢行。8羽の雌鶏が役割を分担して演じている。
養鶏場で生まれ育った1羽の雌鶏が、出荷用トラックから脱走。人生初の自由を手に入れた彼女は、刺激と危険に満ちた世界を走り抜け、ワケあり一家が暮らす家へと辿り着く。庭に建つニワトリ小屋で新生活を送るなか、初恋を知り、初めて産んだ卵を温め育てようと決意する。ところが大切な卵は毎日人間に回収されてしまうという過酷な現実に直面。人生とは?生きるとは?雌鶏は我が子がヒヨコになる日を夢見る一方、飼い主一家はとある事件に巻き込まれる。そこには両者にとって思いがけない運命が待ち受けていた――。
監督・脚本を務めたパールフィ・ジョルジは、『ハックル』(02)、『タクシデルミア ある剥製師の遺言』(06)でアカデミー賞国際長編映画賞のハンガリー代表作品に選出され、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した実力派。本作では雌鶏の目を通して移民問題、人身売買、貧困、格差など、現代ヨーロッパ社会を鋭く、そしてユーモラスに暴き出し、スリルと愛に満ちた物語を完成させた。
なお本作は、2025年の第50回トロント国際映画祭で審査員特別賞(特別表彰)を受賞。また同年には第38回東京国際映画祭、第73回サン・セバスティアン国際映画祭などでも上映されている。
この度解禁となったキービジュアルは、舞台となるギリシャの海辺を背景に、主演である黒い雌鶏がまっすぐこちらを見据え、まるで人間たちに何かを訴えかけるかのような表情をたずさえている。横には、「びっくり、人間って放し飼い!?」という挑発的なキャッチフレーズが添えられ、凛とした表情が印象的なビジュアルとなっている。






『雌鶏』
出演:雌鳥(エスティ、サンディ、フェリ、エンチ、エティ、エニクー、ノーラ、アネット)、ヤニス・コキアスメノス、マリア・ディアコパナヨトゥ、アルギリス・パンダザラス
監督:パールフィ・ジョルジ
脚本:パールフィ・ジョルジ、ルットカイ・ジョーフィア
プロデューサー:タナシス・カラタノス
2025年/ギリシャ・ドイツ・ハンガリー/96分/ギリシャ語、英語/5.1ch/カラー/日本語字幕:石田淳子/映倫:G区分
配給:ハーク
配給協力:フリック
(C)2025 Pallas Film-Twenty Twenty Vision-View Master Films-ZDF
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9月25日(金)シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開