『ダンサーそして私たちは踊った』初主演をつとめたジョージアの新星・レヴァンのインタビュー映像解禁！ ―公開中

第92回アカデミー賞国際長編映画賞スウェーデン代表に選出された『ダンサーそして私たちは踊った』が本日2月21日（金）よりシネマート新宿・ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開中だ。この度、本作の主演レヴァン・ゲルバヒアニのインタビューが解禁となった。

2019年のカンヌ国際画映画祭でのプレミア上映を皮切りに、世界中の映画祭を席巻している『ダンサーそして私たちは踊った』。本年度アカデミー賞スウェーデン代表作として、またジョージア（旧ソ連グルジア）を舞台とした作品として、世界を股にかけての快進撃を続け、舞台であるジョージアでは3日間のプレミア上映の5,000枚のチケットが13分で完売。しかし国内最大の教徒数を持つとされるジョージア正教会は、同性同士の恋愛を描いた本作に対して「ジョージアとキリスト教の価値を貶める」と上映中止を求める声明を発表し、右翼部隊が上映に抗議し映画館に突入しようとするなど、空前の騒動となった。アキン監督は本作を「ジョージアへのラブレターだ」と語っている。

このほど、ジャパンプレミアでの上映にあたり主人公メラブ役のレヴァン・ゲルバヒアニが来日。ジョージア出身、コンテンポラリーダンサーとして活動する彼は、本作が初主演ながら既にスウェーデン・アカデミー賞を含めた8つの主演男優賞を獲得し、ヨーロッパ映画賞ではアントニオ・バンデラスやジャン・デュダルジャンらと並び男優賞にノミネート。直近ではダニエル・クレイグを輩出したベルリン国際映画祭のシューティング・スター賞を受賞した。世界中から熱視線を集める彼が、本作について語った。

この度解禁となった＜インタビュー映像＞では、本作に参加することになった経緯、ジョージアン・ダンスについて、ジョージアの家族や友人のこの映画に対する反応について、そしてレヴァン・アキン監督について語られた。

Instagramでスカウトされ、何度か断ったこと、度重なる説得や彼の両親や友人との話し合いの中で、「ジョージアの社会を変えることができるかもしれない」と思ったことがきっかけだった、と語る。「ジョージアには必要な映画だと思いましたし、ジョージアだけではなく世界的に同性愛嫌悪が広がる中、参加すべき映画だと思いました」と述べ、我々日本人には馴染みのないジョージアン・ダンスについては「とても美しい踊り。エネルギーや燃える炎を感じ、魅了されます」と語る。

試写で観たジョージアの友人たちの反応はとても良く、プレミア上映のあった首都トビリシでは負傷者が出るほどの大変な騒動の中、母親が映画館にかけつけ彼の雄姿をスクリーンで鑑賞したそうで「あなたのことを誇りに思う」というメッセージをもらったと明かした。レヴァン・アキン監督については「僕たちのことをとても支えてくれた。一言でいうならナイスガイ」と語り、良好な関係を伺わせた。21才（当時）とは思えない落ち着いた語り口と、第二外国語にも関わらず英語での流ちょうなプレゼンテーションには感服するばかり。スクリーンでは年齢相応のあどけない表情や、初めての恋に抑えきれない喜びを見せ、ダンスのシーンでは野心溢れる鋭い眼差しや、艶めかしい表情も見せる。多面性を大いに発揮した、魅力の宝石箱のような主演作を、ぜひスクリーンで堪能したい。

全てを狂わせた恋だけが、彼を変えていく

ストーリー
ジョージアの国立舞踊団で、幼少期からダンスパートナーのマリとトレーニングを積んできたメラブ。日中のハードな練習の後はレストランでのアルバイトで家計を一手に引き受け、気持ちの休まる暇もない。そんなある日、カリスマ的な魅力のあるイラクリが入団し、同時にメイン団の欠員補充のためのオーディションの開催が知らされる。イラクリの持つダンスの才能に驚き芽生えたライバル心が、オーディションに向けての2人だけの特訓を経て、憧れと抗えない欲望へと変化していく…。

作品タイトル：『ダンサーそして私たちは踊った』
出演：レヴァン・ゲルバヒアニ、バチ・ヴァリシュヴィリ、アナ・ジャヴァヒシュヴィリ監督：レヴァン・アキン
2019／スウェーデン、ジョージア、フランス／カラー／ジョージア語／113分
原題：And Then We Danced
映倫：PG12
後援：スウェーデン大使館、ジョージア大使館、在日フランス大使館、アンスティチュフランセ日本
配給：ファインフィルムズ

2020年2月21日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開

『ダンサーそして私たちは踊った』初主演をつとめたジョージアの新星・レヴァンのインタビュー映像解禁！ ―公開中

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