映画『ちいさな独裁者』脱走兵が盗んだ軍服でナチス将校へ変貌―忠実に再現された本作のキーアイテムとなる軍服に注目

ちいさな独裁者ハリウッド映画『RED/レッド』や『きみがぼくを見つけた日』などのヒット作で知られるロベルト・シュヴェンケ監督の最新作『ちいさな独裁者』は2月8日より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次ロードショーとなる。

本作は、脱走兵だった男が偶然拾った軍服で大尉に成りすまし、一時は80人前後の部下を従え、一晩で100人近くを虐殺するなどの大量殺害を若干二十歳で行った実在の人物ヴィリー・ヘロルトを描いた衝撃作。監督が「軍服については忠実に再現した。この映画は軍服に関する物語だからね」と語る通り、“軍服”が重要なキーワードとなっている。また、本作でのヘロルトと軍服の関係について「劇中、ある時点まで軍服の効果を利用していますが、それ以降は軍服に操られているのです。その場面を観客に感じ取っていただければ嬉しい。」と監督。ヘロルトが偶然見つけた大尉の軍服だけみても、勲章からその持ち主の経歴は、空軍の中でもパイロットではなく猟兵(ドイツ軍のパラシュート部隊)と言われている。その他にも本物の大尉や警備隊長なども登場する本作で、是非ともそれぞれの軍服に注目して頂きたい。

画像01

ストーリー
第二次世界大戦末期の1945年4月。敗色濃厚なドイツでは兵士の軍規違反が相次いでいた。命からがら部隊を脱走したヘロルトは、打ち捨てられた車両の中で軍服を発見。それを身に纏って大尉に成りすました彼は、道中出会った兵士たちを次々と服従させていく。かくして“ヘロルト親衛隊”のリーダーとなった若き脱走兵は、傲慢な振る舞いをエスカレートさせ、ついには大量殺害へと暴走し始めるが……。

作品タイトル:『ちいさな独裁者』
出演:マックス・フーバッヒャー、ミラン・ペシェル、フレデリック・ラウ、アレクサンダー・フェーリングほか
監督&脚本:ロベルト・シュヴェンケ『RED/レッド』『きみがぼくを見つけた日』
2017年/ドイツ=フランス=ポーランド/ドイツ語/119分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/
原題:Der Hauptmann
日本語字幕:吉川美奈子
提供:ニューセレクト/シンカ/東北新社
配給:シンカ/アルバトロス・フィルム/STAR CHANNEL MOVIES

公式サイト:dokusaisha-movie.jp
コピーライト:(c) 2017 – Filmgalerie 451, Alfama Films, Opus Film

02/8(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開!

関連記事:
一人の若き脱走兵の衝撃的な実話が映画化、ロベルト・シュヴェンケ監督最新作『ちいさな独裁者』2019年2月8日公開決定
映画『ちいさな独裁者』予告編&ポスタービジュアル解禁!ロベルト・シュヴェンケ監督が描く驚愕の実話―2/8(金)公開
映画『ちいさな独裁者』都立西高等学校で特別授業を開催!ロベルト・シュヴェンケ監督が登壇したオフィシャルレポート到着!
『ちいさな独裁者』ボロを身に纏った若き脱走兵がナチス将校へと変貌するきっかけを収めた本編映像解禁―2/8(金)順次公開
映画『ちいさな独裁者』主人公のモデルとなった実在の人物は20歳だった・・・第二次世界大戦最末期、彼の驚愕の人生とは?
 【レポート】映画『ちいさな独裁者』トークイベント開催!現代社会が抱える問題点を本作から読み解く―2/8(金)順次公開
映画『ちいさな独裁者』若き脱走兵がいかにして大尉のふりを貫き通し、人々を服従させたのかがわかる本編映像解禁
映画『ちいさな独裁者』偽りの権力に酔いしれた若き脱走兵が暴挙に走り市民に制裁を加える本編映像解禁―2/8(金)順次公開

↑上に戻る