島崎藤村原作『破戒』間宮祥太朗が大粒の涙をこぼし、迫真の演技で主人公・丑松を体現!本予告・本ビジュアル解禁

破戒

間宮祥太朗主演で、島崎藤村の名作を60年ぶりに映画化する『破戒』(7月8日(金)公開)より、本予告と本ビジュアルが解禁された。

主人公・丑松を気迫溢れる様子で演じ上げたのは、近年、映画『東京リベンジャーズ』やドラマ「ファイトソング」(TBS)、「ナンバMG5」(フジテレビ)に出演するなど、多彩な活躍が目覚ましい間宮祥太朗。自らの出自に苦悩し、そして最後にはある告白をする難役に気迫の演技で挑み、観る者を惹きつける。

相手役・志保を演じるのは石井杏奈。丑松に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない控えめな女性を演じる。
悩める丑松を支える親友・銀之助役に矢本悠馬。さらに、眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子など日本映画界を代表する名優たちが顔を揃える。

脚本は『クライマーズ・ハイ』『孤高のメス』『ふしぎな岬の物語』で数々の受賞歴を誇る巨匠・加藤正人と『バトル・ロワイアルII鎮魂歌』の木田紀生が担当。監督は『発熱天使』や『みみをすます』の前田和男

舞台は、まだ身分制度の影が残る明治後期。解禁された予告映像は丑松の「なぜ好きな人に気持ちを伝えることが、できない」と苦悩のナレーションから始まる。「部落民という素性を隠せ」という父からの強い戒めを受け、身分を隠し教師となった丑松は、下宿先で士族の娘・志保と出会い、彼女への想いに心を焦がすようになる。誰にも自身の出自を明かすことのできない丑松だったが、「この世の矛盾に命懸けで切り込む人間を下等だというのなら、私は進んで下等な人間になります」と感情を剥き出しにする一面も。丑松が父の戒めを破り、切り拓こうとした未来とは――?
身分の違いに翻弄されながらも恋に落ちる丑松を、間宮が苦悩に顔を歪め大粒の涙をこぼし、気迫溢れる演技で体現している。

あわせて解禁された本ビジュアルでは、「この戒めを破り、明日を生きる」と父からの戒めを破り出自を隠さず生きる決意のキャッチコピーとともに、丑松と志保のふたりのショットが採用された。その先に明るい未来があると信じ、共に突き進むふたりに待ち受ける試練はいかばかりか。希望と不安が混在するふたりの表情が印象的なビジュアルに仕上がっている。

ストーリー
この戒めを破り、明日を生きる ――
瀬川丑松(間宮祥太朗)は、自分が被差別部落出身ということを隠して、地元を離れ、ある小学校の教員として奉職する。彼は、その出自を隠し通すよう、亡くなった父からの強い戒めを受けていた。
彼は生徒に慕われる良い教師だったが、出自を隠していることに悩み、また、差別の現状を体験することで心を乱し、下宿先の士族出身の女性・志保(石井杏奈)との恋に心を焦がしていた。
友人の同僚教師・銀之助(矢本悠馬)の支えはあったが、学校では丑松の出自についての疑念も抱かれ始め、丑松の立場は危ういものになっていく。苦しみのなか丑松は、被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎(眞島秀和)に傾倒していく。
猪子宛に手紙を書いたところ、思いがけず猪子と対面する機会を得るが、丑松は猪子にすら、自分の出自をカミングアウトすることができなかった。そんな中、猪子の演説会が開かれる。
丑松は、「人間はみな等しく尊厳をもつものだ」という猪子の言葉に強い感動を覚えるが、猪子は演説後、政敵の放った凶刃により命を落とす。
この事件がキッカケとなり、丑松はある決意を胸に、教え子たちが待つ最後の教壇へ立とうとする―――。

作品タイトル:『破戒』
出演:間宮祥太朗 石井杏奈 矢本悠馬 高橋和也 小林綾子 七瀬 公 ウーイェイよしたか(スマイル) 大東駿介
竹中直人 / 本田博太郎 / 田中要次 石橋蓮司 眞島秀和
監督:前田和男
原作:島崎藤村『破戒』
脚本:加藤正人/木田紀生
音楽:かみむら周平
企画・製作:全国水平社創立100周年記念映画製作委員会
制作:東映株式会社
制作協力・配給/宣伝:東映ビデオ株式会社
制作プロダクション:東映株式会社京都撮影所
上映時間:119分
配給:東映ビデオ

公式サイト:http://hakai-movie.com/
公式Twitter:@hakai_movie
公式Facebook:@hakaimovie
コピーライト:(c)全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

7月8日(金)丸の内TOEIほか全国公開

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