【映画感想】映画館で体感！高度12,000メートルの冒険物語『イントゥ・ザ・スカイ気球で未来を変えたふたり』1/17公開

2015年、アカデミー賞をはじめとした賞レースを席巻し、映画ファンを熱狂させた『博士と彼女のセオリー』。その黄金コンビ、フェリシティ・ジョーンズとエディ・レッドメインが再びタッグを組み、次は空の大冒険へと旅立つ『イントゥ・ザ・スカイ気球で未来を変えたふたり』が1月17日(金)に緊急公開される。

1862年のロンドンを舞台に、知られられざる衝撃と感動の実話に着想を得た物語が描かれる。エディ・レッドメイン扮する【堅物の気象学者】ジェームズと、フェリシティ・ジョーンズ扮する【自由な気球乗り】アメリアの二人が、気球飛行による前人未到の高度世界記録に挑む姿を描く、驚異のスペクタクル・エンターテインメントだ。

19世紀当時、現在では当たり前に誰もが触れる「気象予報」は、誰にも信じられていなかった。そんな中、その可能性をただ一人信じ続けたのがジェームズ。彼は、運命的な出会いを果たしたアメリアと共に、まだ誰も見たことのない空の高みへと旅立つ―。

こんなフェリシティ・ジョーンズ観たことない！
体当たりのアクションシーンに注目

フェリシティ・ジョーンズとエディ・レッドメインがタッグの再共演とくれば、観ないわけにはいかないだろう。『博士と彼女のセオリー』では、天才物理学者と彼を支える献身的な妻の至高の愛の物語であったが、本作での2人は、科学者と気球乗りという、いわば“バディ”だ。そんな2人が次第に・・・な展開かと思いきや、気球が飛ぶ前から意見が対立。お互いに相成れない雰囲気の2人に、容赦なく試練が訪れる―。

本作でもっとも注目したのは、フェリシティ・ジョーンズの体当たりな演技だ。
作品によって印象がガラリと変わるイメージのある彼女は、『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』でも、女戦士としての激しいアクションで新境地を開いた。本作での、絶体絶命の中で歯を食いしばり、生きる為に立ち上がっていく彼女の姿に、また新たな一面をみることができた。
自由奔放で自分勝手に見られるものの、ストーリーが進むうちに、気球乗りとしての経験を駆使し、意地とプライドを持って困難に立ち向かうアメリアの姿が魅力的である。

そしてなんと言っても、全編を通して描かれる雄大な空や、ゆったりと風任せに飛ぶ気球に心が奪われる。
澄んだ空気、肌に照りつく太陽の強い日差し、上空6,000ｍで飛び交う蝶の群れの美しさ、そして高度が上がるごとに気温が下がり、空気が薄くなる感覚―。
飛行機やロケットで飛ぶ感覚とはまた違う、身体ひとつで感じる雄大な空の美しさとスリル満点の恐怖を追体験することができる。

高度12,000mという、当時未知の世界に挑戦する2人の闘いを描いた本作。新年1発目の映画にふさわしい、気分爽快、大迫力な極上の空の冒険を、ぜひ劇場で体感していただきたい。

ストーリー
1862年ロンドン。天気を予測することが出来ると唱えて荒唐無稽とバカにされ、実験の資金も集められずにいた気象学者のジェームズは、気球操縦士のアメリアに頼み込み、彼女の気球飛行に同乗することを許される。それはアメリアにとっても、夫を亡くした悲しみから立ち直るための決意の飛行だった。美しくも神秘的な雲に魅せられ、突然現れた蝶の群れに驚嘆する二人。だが、前人未到の高度7000メートルを超えた後、想像を絶する自然の脅威が待ち受けていた。

作品タイトル：『イントゥ・ザ・スカイ気球で未来を変えたふたり』
出演：フェリシティ・ジョーンズ『ビリーブ未来への大逆転』、エディ・レッドメイン『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、ヒメーシュ・パテル『イエスタディ』、トム・コートネイ『さざなみ』
監督：トム・ハーパー
脚本：ジャック・ソーン『ワンダー君は太陽』
音楽：スティーヴン・プライス『ゼロ・グラビティ』
配給：ギャガ

公式サイト：gaga.ne.jp/intothesky/
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1月17日（金）全国ロードショー