映画『いとみち』豊川悦司が歌う「八甲田山」特別映像解禁! 横浜聡子監督×ユーロスペース北條誠人支配人対談レポートも

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大ベストセラー『陽だまりの彼女』の作者である越谷オサムによる同名の青春小説を原作とし、駒井蓮と豊川悦司が父娘役で出演、横浜聡子監督の最新作『いとみち』が6月25日より公開中だ。
主人公の相馬いとは、津軽三味線が得意な青森・弘前市の高校生。津軽三味線を弾く時に爪にできる糸道に名前の由来を持つ。強い津軽弁の訛りにコンプレックスを持ち話すことが苦手で友人も少ないが、芯はじょっぱり(意地っ張り)。一大決心をして津軽メイド珈琲店でのアルバイトをはじめたことをきっかけに、祖母、父、バイト仲間たちに励まされ、16歳のいとは成長していく。

このたび、劇中で豊川悦司演じる父親の相馬耕一が映画『八甲田山』の劇中歌としても使用された軍歌「雪の進軍」を歌うシーンが解禁された。
また、横浜聡子監督のデビュー作『ジャーマン+雨』から見守ってきたユーロスペースの北條支配人と横浜監督の対談レポートも到着。デビューから本作までを紐解き、近年のミニシアターの状況まで語り尽くした。

ミニシアタークラブ対談 横浜聡子監督×北條誠人氏(ユーロスペース支配人)

■実施日:2021年6月24日(木)
■対談映像編集版:ミニシアタークラブ YouTube公式アカウント
https://www.youtube.com/channel/UCzJ81IRuOUwkMVK1X3ewpcg


青森での先行上映について
横浜監督「映画を作っている時から地元・青森では浸透しているから盛り上がっていると思います。
舞台挨拶に行く予定だったんですが、コロナでいけなくてSNSで状況を確認してます。」

北條氏「応援体制がすごいですね。」

横浜監督「タムラファームさんが作ってくれたりんごジュースやジャム、“工藤パン”と言われている青森の人はみんな知っている青森県民のソウルフードのイギリストーストをはじめ、たくさんの方に応援していただきました。」

撮影について
北條氏「撮影はいつ頃だったんでしょうか?」

横浜監督「2020年の9月10月ごろです。当初は5月の予定だったんですが、コロナが広がりはじめていてこのまま撮影に入るのは無理だという話になりました。具体的な対処法もまだ分からず、地元(青森)にも迷惑がかかるかもしれませんし、<責任>という言葉が重くのしかかって辛い時期でした。」

北條氏「撮影が延期になってどうされてました?」

横浜監督「メイドカフェというものが、その時まだ自分の中で消化し切れてなかったのでずっと考えてました。『お帰りなさいませ、御主人様』というフレーズを聞くと心がざわざわするんですが、それをどう映画の中に取り込むか悩んでました。」

キャスティングについて
北條氏「主人公は、津軽弁で三味線が弾ける、という設定ですね。」

横浜監督「いと役の駒井蓮さんが、津軽弁のネイティブでした。あとは、三味線がどこまで弾けるようになるかがポイントの一つだったので、練習の様子を動画を送ってもらってました。本来は三味線上達の確認のためだったのですが、撮影の延期もあり駒井さんの成長も動画で見て気を揉んだりしてました(笑)。いとの設定が16歳で、その時期の少女特有の不安さを表現したかったので。」

北條氏「父親役に豊川悦司さん。劇中で歌い出すシーンがありますが、アドリブですか?」

横浜監督「アドリブではなく脚本にはじめから入れました。私の父がよく突然歌い出したりしていたので、そんなことを思い浮かべて。」

北條氏「おばあちゃん役に西川洋子さん。」

横浜監督「おばあちゃん役は三味線が弾けて津軽弁も喋れる方を探さなくてはいけなかったのですが、ある方にご紹介いただきました。西川さんは、津軽三味線の名手で素晴らしいのですが、演技については現場に入るまでわかりませんでした。ですが表現することには長けてらっしゃるのでよかったです。」

コロナ禍、映画館、街、これからについて
横浜監督「人と直接あって映画について話す機会が少なくなった。渋谷も街自体がどんどん変わってきているし、ミニシアターも映画館単体というよりも街、地域と密接に関わっていると思いますが、北條さん、いかがでしょうか?」

北條氏「街や人々の変化で言いますと、昔は、学生が大勢、街にいたので若い人に選んでもらえるような作品を提供してましたが、今ではそれが成り立たなくなっている。また、社会人の方も、以前はフラッと映画館に立ち寄ってご覧いただく方もいらっしゃったんですが、今は余裕がないのかそういう方は減りましたね。」

横浜監督「ミニシアターは気楽にふらっと立ち寄れる場所だったらいいなと思ってます。ワクワクするような。楽しいことやってるなと。今は、配信などいろいろな鑑賞方法がありますが、自分としては映画館で観たいと思ってもらえるような映画を作るしかないです。
先日、家にプロジェクターを設置してホームシアターに挑戦してみたんですが、色味とかいろいろなことが気になってしまって、だったら劇場に行った方が早い!と思ってしまいました。」

ミニシアタークラブ
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い変化を余儀なくされている映画業界において、全国のミニシアター文化の盛り上げを、映画を届ける側と観客の相互コミュニケーションによって推進するオンラインコミュニティとして設立された。月額継続支援型のクラウドファンディング・プラットフォーム「BASIC by MOTION GALLERY」から入会手続きを行い、承認後、限定Facebookページ内にて映画、映画館を通じて様々な発見や共有を楽しむコミュニティだ。Facebookグループ内のライブ配信により、映画に携わる様々な人たちによるリアルな現場の話題を提供し、ミニシアター支配人によるおすすめ作品トーク、ミニシアターの歴史講座、国内外映画祭事情・買付け、邦画製作秘話、配給宣伝、ポスターデザイントークなどを予定している。
HP:https://basic.motion-gallery.net/community/minitheater/
Twitter:https://twitter.com/minitheaterclub

ストーリー
主人公の相馬いとは、津軽三味線が得意な青森・弘前市の高校生。津軽三味線を弾く時に爪にできる糸道に名前の由来を持つ。強い津軽弁の訛りにコンプレックスを持ち話すことが苦手で友人も少ないが、芯はじょっぱり(意地っ張り)。一大決心をして津軽メイド珈琲店でのアルバイトをはじめたことをきっかけに、祖母、父、バイト仲間たちに励まされ、16歳のいとは成長していく。

作品タイトル:『いとみち』
出演:駒井蓮 豊川悦司
黒川芽以 横田真悠 中島歩 古坂大魔王 ジョナゴールド(りんご娘) 宇野祥平 西川洋子
監督・脚本:横浜聡子
原作:越谷オサム『いとみち』(新潮文庫刊)
製作:『いとみち』製作委員会(アークエンタテインメント 晶和ホールディング 日誠不動産 RAB青森放送 東奥日報社 ドラゴンロケット)
協力:青森県弘前市 青森県北津軽郡板柳町 青森県平川市
配給:アークエンタテインメント

公式サイト:www.itomichi.com
公式Twitter:@itomichi_movie
公式Facebook:@itomichi.movie
コピーライト:(c) 2011 越谷オサム/新潮社 (c)2021『いとみち』製作委員会

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