【レポート】『メランコリック』特別先行試写会に川平慈英ら登壇&熱く応援「ノーガードで観にいったら完全にノックアウト」

メランコリック

長編第1作目となる新人監督・田中征爾が、いきなり東京国際映画祭で監督賞を受賞、ウディネファーイースト映画祭では新人監督作品賞を受賞するなど、世界各国の映画祭で評価を得ている映画『メランコリック』が、8月3日(土)よりアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、イオンシネマ港北ニュータウンほかにて全国順次公開となる。

本作の公開に先立ち、特別先行試写会がユーロライブで開催され、ゲストに田中征爾監督、主演兼プロデユーサーの皆川暢二、出演兼アクション構成・演出の磯崎義知、さらにスペシャルゲストとして、本作のキャスト陣と親交の深い俳優の川平慈英が登壇。「この映画は世界を席巻する日本代表!サポーターとして応援したい」と力強く語った。

イベント開催概要

日程:2019年7月26日(金)
登壇者(敬称略):川平慈英(俳優)、田中征爾(本作監督)、皆川暢二(主演・プロデューサー)、磯崎義知(出演・アクションシーン構成、演出)
会場:ユーロライブ

メランコリック

銭湯が重要な舞台となる本作は、第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門監督賞、イタリアの第21回ウディネファーイースト映画祭で新人監督賞作品賞など数々の映画賞を獲得したる田中監督の長編映画デビュー作。東京大学を卒業しながら、ニート生活を送る和彦(皆川)は、高校時代の同級生・百合(吉田芽吹)に勧められ銭湯でアルバイトを始める。だが、一見平和そうに見えるその銭湯は、閉店後の深夜、風呂場を「人殺しの場所」として貸し出していた…。

上映後のトークコーナーでは、5年前、下北沢の小劇場で皆川と舞台共演(『笑いの神様』)して以来、親交を深めてきたという川平が、「僕の劇団にいる矢田政伸(ヤクザの田中役)から、“皆川くんが映画を作ったので、川平さん、観に行ってあげてください”と言われ、先月、試写に足を運んだんですが、本当にノーガードで、完全にノックアウトされた」と絶賛。

「奇想天外な展開もそうですが、何よりも感動したのが役者の演技。百合役の芽吹もうちの劇団員で、顔見知りばかりだったんですが、彼らの持っている素晴らしい一面を田中監督が見事に引き出してくれた。映画やテレビに出ているメジャーな役者ではないけれど、こんなにいい演技ができるんだと。それがとってもうれしかった」と感慨深げ。

さらに、「ラストシーンも、オイオイオイ、こういうことかと。終わったらすぐに兄貴のジョン(・カビラ)に電話しましたね。“すげぇいい映画だぞ”って(笑)」と興奮気味に述懐した。

また、皆川から「慈英さんが演じるなら、どの役をやりたいですか?」と問われた川平は、「僕は、矢田がやったヤクザの田中とかいいですね。どうしてもハイテンションでムムッ?みたいなイメージがあるので(笑)、ヒールとか全然違うものをやってみたい」と回答。

さらに、「もし、パート2を作る予定があるなら、沖縄出身の濃い顔の奴、どうですか?僕、本当に悪役、いい~んです!」と、自身のギャグを盛り込みながら、田中監督に詰め寄る一幕もあった。

イタリアのウディネファーイースト映画祭では大盛り上がりを見せたという本作。世界に通じる映画として、「ヨーロッパやアメリカでも絶対に受けると思う」と太鼓判を押す川平は「世界を席巻する日本代表として、思わず応援したくなる作品。こんなに楽しいホラーでサイコなエンタテインメント作品は他にないと思うので、ぜひ、皆さんのお力添えで盛り上げていただければ!」と力強く呼びかけていた。

川平慈英(俳優) プロフィール
1962年9月23日生まれ、沖縄県出身。1986年、ミュージカル『MONKEY』で初舞台を踏む。97年、『第4回読売演劇大賞』で男優賞を受賞(舞台『雨に唄えば』)。以降、映画、ドラマにも出演する傍ら、サッカーを中心にスポーツ・キャスターとしても活動するなど幅広い分野で活躍。兄は、キャスターのジョン・カビラ氏。

『メランコリック』 受賞歴

第31回 東京国際映画祭 日本映画 スプラッシュ部門 監督賞受賞
第21回 ウディネファーイースト映画祭 新人監督作品賞を受賞
第19回 ニッポン・コネクション ニッポン・ヴィジョンズ観客賞 受賞
第22回 上海国際映画祭 パノラマ部門 正式出品
第23回 プチョン国際ファンタスティック映画祭 ワールドファンタスティック・ブルー部門 正式出品
第13回 JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!正式出品

バイトを始めた銭湯は、深夜に風呂場で人を殺していた――!?

ストーリー
名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた主人公・和彦。ある夜たまたま訪れた銭湯で高校の同級生・百合と出会ったのをきっかけに、その銭湯で働くこととなる。そして和彦は、その銭湯が閉店後の深夜、風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。そして同僚の松本は殺し屋であることが明らかになり…。

作品タイトル:『メランコリック』
監督・脚本・編集:田中征爾
出演:皆川暢二、磯崎義知、吉田芽吹、羽田真、矢田政伸、浜谷康幸、ステファニー・アリエン、大久保裕太、山下ケイジ、新海ひろ子、蒲池貴範 他
撮影:髙橋亮
助監督:蒲池貴範
録音:宋晋瑞、でまちさき、衛藤なな
特殊メイク:新田目珠里麻
TAディレクター:磯崎義知
キャスティング協力:EIJI LEON LEE
チラシ撮影:タカハシアキラ
(2018年/カラー/日本/DCP/シネスコ/114分)

製作:OneGoose
製作補助:羽賀奈美、林彬、汐谷恭一
プロデューサー:皆川暢二

宣伝:近藤吉孝(One Goose) チラシデザイン:五十嵐明菜
後援:VーNECK、松の湯
宣伝協力:アップリンク
配給:アップリンク、神宮前プロデュース、One Goose

公式サイト:https://www.uplink.co.jp/melancholic/
Twitter:https://twitter.com/melancholic1331
Instagram: https://www.instagram.com/melancholic.jp/

2019年8月3日(土)、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、イオンシネマ港北ニュータウンほか全国順次公開


関連記事:
「怖くて、かっこよくて、面白い」映画『メランコリック』予告編解禁&角界著名人からの応援コメント到着!―8/3(土)公開
【プレゼント】変幻自在なストーリー展開が話題の巻き込まれ型サスペンス・コメディ『メランコリック』一般先行試写会ご招待
映画『メランコリック』ドイツ日本映画祭・第19回「ニッポン・コネクション」観客賞受賞!世界の映画祭へ続々出品決定
映画『メランコリック』ヨーロッパ最大のアジア映画祭「ウディネ・ファーイースト映画祭2019」にて新人監督賞を受賞!

↑上に戻る