『ニューヨーク 親切なロシア料理店』注目の個性派俳優ケイレブ・ランドリー・ジョーンズのインタビュー映像到着!

ニューヨーク 親切なロシア料理店

2019年ベルリン国際映画祭 コンペティション部門・オープニング作品に選ばれたロネ・シェルフィグ監督の最新作『ニューヨーク 親切なロシア料理店』が、12月11日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開される

本作は、ある事情を抱え夫から逃げてき母と息子二人が、マンハッタンで創業100年を超える老舗ロシア料理店で見知らぬ人々と出会い、新たに人生をスタートする姿を優しい眼差しで描く感動作。

『17歳の肖像』や『ワン・デイ 23年のラブスト―リー』で知られるデンマーク出身のロネ・シェルフィグ監督が、ニューヨークを舞台に、社会的弱者の困難や、彼らが見知らぬ人どうしの助け合いで救われていく様を描き、困難な時代だからこそ、今を生き抜くために大切なことが詰まった映画を作り上げた。

そしてこの度、本作で手先も人付き合いも不器用な青年・ジェフを演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズからインタビュー映像が到着した。

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズは、アカデミー賞作品賞に輝いたコーエン兄弟『ノーカントリー』(2007)で俳優デビュー。『スリー・ビルボード』(2017)、『ゲット・アウト』(2017)、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)、『デッド・ドント・ダイ』(2019)など数々の話題作で記憶に残る役どころを演じる注目の個性派俳優だ。

ミュージシャンとしても活躍し、バンド活動にソロ活動、そしてドラム、ピアノ、ギターなどの楽器演奏と歌唱もこなすマルチな才能を持つケイレブ。『ゲット・アウト』以来、サイコパスや殺人鬼など癖のあるキャラもハマり役だが、本作のジェフ役を引き受けた理由とは――?

本作へ出演を決めた理由について
「マネージャーに【君は絶対彼女にほれ込むぞ、素晴らしい監督で脚本家だ】と言われた。それにアンドレア・ライズボローも出演すると聞いたんだ。彼女を尊敬しているから大きな動機になったよ。脚本を読んだら気に入ったし、ジェフのこともすごく好きになった。」

ジェフという役柄について
「この役柄が来るまで同じタイプの役柄ばかり来てたんだ。映画『ゲット・アウト』以来ね。サイコパスとか殺人鬼とか、レイプ犯とかそんなのばかり。だからこのオファーが来て本当にうれしかったんだ。ジェフの性格はどんな状況にあろうといつも上を向いてるだろ。ちっぽけな男に見えるけど実は大きくて大事な男なんだ。」

映画で描かれるニューヨークが寓話的では?という指摘について
「僕はテキサス出身だけど、あの街の人は無礼で意地悪で利己的って聞いてた。初めてニューヨークへ行った初日に迷子になったんだ。お金もなくて電車にも乗れず、そもそも電車の乗り方も知らなかった。でも道で話しかけた人たちはみな助けてくれようとした。全員がちゃんと僕の目を見て力になってくれようとしたんだ。それからある映画に出演した時も、ホームレスの役で撮影の前に試しに路上で物乞いをしてみたんだ。そうしたら初日に200ドル近くも集まった。食べきれないほどの食料ももらえた。本当に感動したよ。世の中悪くないって。人々の気前の良さと優しさに感動した。だから個々人の経験によると思う。」

本作から感じ取ってもらいたいことについて
「人のありがたみかな。周りにいる人たちと今後関わる人たち。コミュニティーの大切さ。あとお互いに対する人としての責任。僕らは人生の闇の部分に注目させられがちだ。でも人間は本来もっといい部分を探求する。それぞれの人生の中で愛と容認を追求するんだ。そのためにはオープンでいなきゃね」と語る。

ニューヨーク 親切なロシア料理店

新しい人生、メニューにあります―
憧れのマンハッタンに事情を抱えてやって来たクララ。
見知らぬ人々の<優しさ>と出逢う希望の物語。

ニューヨークのマンハッタンに無一文で逃げてきた2人の子供をもつ女性クララが、再起を目指す老舗ロシア料理店に集う様々なバックグラウンドを持つ人々とめぐりあう。

監督・脚本・製作総指揮を務めたロネ・シェルフィグ監督は、世界で活躍するデンマーク出身の女性監督。『幸せになるためのイタリア語講座』(2000)が、ベルリン国際映画祭銀熊賞をはじめ、多くの賞を獲得し、日本でもスマッシュヒット。世界的に脚光を浴びた。その後、キャリー・マリガン主演『17歳の肖像』(2009)では英国アカデミー賞において9部門受賞し、米国アカデミー賞でも3部門ノミネート。アン・ハサウェイ主演『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(2011)では、日本でも多くの女性から熱烈に支持された。

最新作となる本作ではクララ役に『ルビー・スパークス』のゾーイ・カザンをはじめ、料理店のオーナーに名優ビル・ナイなど実力派キャストが勢ぞろい。家族や仕事、恋愛にトラブルを抱えながらも、自分らしい生き方と幸せを見つけていく人々の姿を優しい眼差しで描く。

ニューヨーク 親切なロシア料理店

ニューヨーク 親切なロシア料理店

ニューヨーク 親切なロシア料理店

ストーリー
ニューヨークの片隅の古びたロシア料理店。
自慢のキャビアに、そっと添えられるのは〈優しさと赦し〉。
見知らぬ人々と出逢い見つける新たな人生とは――?
マンハッタンで創業100年を超える老舗ロシア料理店〈ウィンター・パレス〉。かつては栄華を誇った伝統あるお店も、今や古びて料理もひどい有様。店を立て直すために雇われたマネージャーのマークは刑務所を出たばかりの謎だらけの人物。常連の看護師アリスも、他人のためだけに生きる変わり者。そんな料理店に、二人の息子を連れて、事情を抱えて逃げてきたクララが飛び込んでくるが…。

作品タイトル:『ニューヨーク 親切なロシア料理店』
出演:ゾーイ・カザン、アンドレア・ライズボロー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、タハール・ラヒム、ジェイ・バルチェル、ビル・ナイ ほか
監督・脚本:ロネ・シェルフィグ
原題:The Kindness of Strangers/2019年/115分/英語/デンマーク、カナダ、スウェーデン、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ/日本語字幕:石田泰子
配給:セテラ・インターナショナル

公式サイト:http://www.cetera.co.jp/NY/
コピーライト:(c) 2019 CREATIVE ALLIANCE LIVS/RTR 2016 ONTARIO INC. All rights reserved

12月11日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

 

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