テッサロニキ映画祭2冠達成、世界を震わせた衝撃の問題作が遂に日本凱旋!竹内洋介監督作品『種をまく人』11/30公開決定

種をまく人

竹内洋介監督の初長編映画『種をまく人』が11月30日(土)池袋シネマ・ロサにて公開となる。

竹内監督は、本作で第57回テッサロニキ国際映画祭で日本人では史上3人目の最優秀監督賞を受賞、さらに撮影当時11歳だった竹中涼乃が史上最年少で最優秀主演女優賞を受賞した。その後、様々な国際映画祭で評価されロサンゼルス・アジアン・パシフィック映画祭ではグランプリ・最優秀脚本賞・最優秀主演男優賞(岸建太朗)・ヤングタレント賞(竹中涼乃)の4冠を獲得するなど、世界を震わせた衝撃の問題作がついに日本へ凱旋する。

オランダの画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの人生と、東日本大震災の翌年に生まれたダウン症の少女との関わりによって生まれた本作は、観る者の心を揺さぶり、人間の心に潜む闇を残酷なまでに抉り出す。そして障害者を抱える家族の苦悩と葛藤を通して、個性とは何か、生きるとは何かといった全ての人間が抱える問題を、一人の寡黙な少女が犯した罪とそれを取り巻く大人たちの姿から追い求めていく。

主演を演じるのは井口昇監督作品でお馴染みの岸建太朗。本作では撮影監督も務めマルチな才能を発揮した。少女・知恵を演じる竹中涼乃は本作が長編映画初主演でありながら真に迫る演技を見せ、世界中の人々の心を魅了した。父・裕太を演じるのは多くの巨匠監督の作品に出演している実力派俳優・足立智充。本作でも自然体ながら揺るぎない実力を発揮した。母・葉子役には、映画やドラマ、CMなどでも幅広く活躍する元宝塚歌劇団の中島亜梨沙。他にも本格派俳優が脇を固め、映画に重厚感を与えている。

本作の主人公・光雄は悲しみの最中、ひたすらひまわりの種を植え続ける。やがてその行為に没頭するうちに、主人公はその意味すらも忘れてしまう。そこにはもう、悲しみも喜びも存在しない。あるのはただ、種を植えるという行為、その種がのちに花開くという自然本来の営みと、その事実のみになる。

時の流れは人の感情を変える。重くのしかかる日常の時間から一歩踏み出した時、そこに在る時間に救われることがある。絶望の中にある少女・知恵と父・裕太が最後にたどり着いた結論の先に、かすかな光が垣間見れる。
日本映画史に残る最も美しいラストシーンと呼ばれたエンディングは、きっと多くの人々の心を魅了することだろう。

授賞歴

第57回 テッサロニキ国際映画祭 最優秀監督賞/最優秀主演女優賞
第27回 ストックホルム国際映画祭ディスカバリー部門正式出品
第35回 ファジル国際映画祭パノラマコンペティション部門正式出品
第33回 LAアジア太平洋映画祭 最優秀作品賞/最優秀脚本賞/最優秀主演男優賞/ベストヤングタレント賞
第17回 フランクフルト・ニッポンコネクション映画祭正式出品
第12回 オランダ・カメラ・ジャパン映画祭2 0 1 7正式出品
第13回 大阪アジアン映画祭正式出品
第17回 アイルランド日本映画祭正式出品

種をまく人

種をまく人

種をまく人

知恵十歳
少女の犯した罪と罰

ストーリー
3年ぶりに病院から戻った高梨光雄(岸建太朗)は、弟・裕太(足立智充)の家を訪れる。再会を喜ぶ姪の知恵(竹中涼乃)、その妹でダウン症の一希に迎えられ束の間の幸せを味わう光雄。その夜、知恵にせがまれた光雄は被災地で見たひまわりについて語る。 知恵はその美しい景色を思い浮かべながら、太陽に向かって咲くひまわりと、時折ふと空を見ている愛しい一希の姿とを重ね会わせるのだった。

明くる日、知恵は光雄と遊園地に行きたい嘆願する。裕太と妻・葉子(中島亜梨沙)はそれを快く受け入れ、娘たちを光雄に預けるが・・・幸福な時間も束の間、遊園地で突然の不幸が訪れる。

作品タイトル:『種をまく人』
出演:岸 建太朗 足立 智充 中島 亜梨沙 竹中 涼乃
杉浦 千鶴子 岸 カヲル 鈴木 宏侑 竹内 一花
原 扶貴子 植 吉 ささき 三枝 高谷 基史 カウンミャットゥ
篠原 哲雄 植田 裕一 酒井 麻吏 小林 大介 川島 俊一 高木 公佑 吉野 愛生子
監督・脚本・編集:竹内 洋介
撮影監督:岸 建太朗
JAPAN|COLOR|3.0ch|shot by BlackMagicPocket & SUPER35mm|screened by DCP|117minutes|
予告編英語字幕:松井 季里子 日本語字幕:久木元 真奈 本編英語字幕:山口 彩花
題字:金澤 翔子
制作プロダクション:K-Zone
推薦:公益社団法人東京聴覚障害者総合支援機構 東京都聴覚障害者連盟
配給:ヴィンセントフィルム

公式サイト:http://www.sowermovie.com/
公式Twitter:@The_Sower_2019
コピーライト:(C)Yosuke Takeuchi

11月30日(土)より感動のロードショー

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