映画『Vision』ジュリエット・ビノシュ、岩田剛典が涙を流し、永瀬正敏は優しく微笑みかける―予告編第2弾解禁

Vision

世界中で高い評価を受ける河瀨直美監督が、生まれ故郷である奈良県を舞台に、『イングリッシュ・ペイシェント』(97)で米アカデミー賞助演女優賞、世界三大映画祭すべてで女優賞を獲得したフランスの名女優ジュリエット・ビノシュ、そして、『あん』(15)、『光』(17)と河瀨監督作品2作に連続主演、日本が世界に誇る国際派俳優の永瀬正敏をダブル主演に迎えた映画『Vision』が6月8日(金)に全国公開となる。

今回解禁された予告編第2弾は、夏木マリ演じる鋭い感覚を持つ女アキが、薄暗いトンネルの中を鈴のついた杖を突き、まるで何かに導かれるように歩みを進めるシーンから始まる。世界的なジャズピアニストの小曽根真の優しく柔らかなピアノの音が流れる中、「ここにちょっと滞在することはできますか?」と、智(永瀬正敏)の家を訪ねるジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と花(美波)。ぶっきらぼうに「風呂…かまどだけどね」と言いつつも、急な客人を迎え入れる智。ある朝、薪を割る智に挨拶をするジャンヌ。次第に智とジャンヌは打ち解けはじめ、「(あなたが)見るもの、聞くもの、触れるもの、感じるもの、それがすべてだ」とジャンヌに優しく微笑みかけ、そして、それに同調するかのように穏やかな笑みを浮かべるジャンヌだった。

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夕日に照らされ神々しく光るすすきと、赤く紅葉する吉野の森の圧倒的な美しさの中、静かに変化していく人間模様。ある日智は、気を失い倒れている鈴(岩田剛典)を、森の中で見つけ自宅へと連れ帰る。「名前は?」と優しく話しかける智に、ひとこと「鈴」と名乗る。その後2人は共同生活をはじめ、まるで兄弟のように仲良く料理をしたり、食事を共にしたりと、幸せに満ちた様子で微笑む鈴だった。

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しかし、アキの「どうして、ここへ来た?」の問いから、車窓で一人静かに涙を流すジャンヌや光に照らされ佇む岳(森山未來)、暗い森の中で泣き叫ぶ源(田中泯)、そして強い眼差しをこちらへと向け一筋の涙を流す鈴と、登場人物たちの感情が露わになり始める。アキの「やっと逢えたな」の言葉と共に映し出される、【もう一度、逢いたい】の意味とは?彼らがこの地を訪れた本当の理由とは?河瀨直美監督により監修もされた新たな予告映像に是非ご注目頂きたい。

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ひとがひととして、母なる大地で生きることに
真正面から向き合う、いのちの物語

本作は幻の薬草“Vision”を探し求めるフランスの女性エッセイスト・ジャンヌをジュリエット・ビノシュ、吉野の山間で生活をする山守・智を永瀬正敏が演じる。さらに、永瀬演じる山守・智の目の前に突然現れる謎の青年・鈴を演じる岩田剛典、ジャンヌのアシスタント・花に美波、智や鈴とは違う形ながらも山に生き、山を守る猟師の岳を森山未來、同じく猟師の源を田中泯(特別出演)、自然と共存しながら森で暮らす女・アキに夏木マリと日本が世界に誇る名優が集結。ジャンヌが吉野を訪れた本当の理由とは何か?山とともに生きる智が見た未来(ビジョン)とは、一体…。

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作品タイトル:『Vision』
出演:ジュリエット・ビノシュ 永瀬正敏 岩田剛典 美波 森山未來 コウ 白川和子 ジジ・ぶぅ 田中泯(特別出演) ・ 夏木マリ
監督・脚本:河瀨直美
製作:LDH JAPAN SLOT MACHINE 組画
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
プロデューサー:宮崎聡 Marianne Slot 河瀨直美
撮影:百々新
照明:太田康裕
録音:Roman Dymny 森英司
美術:塩川節子
編集:Francois Gedigier 渋谷陽一
音楽:小曽根真
企画協力:小竹正人
制作プロダクション:組画
【2018年/日仏/110分/シネマスコープ】
配給:LDH PICTURES

公式サイト:vision-movie.jp
コピーライト:(c)2018“Vision”LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.

6月8日(金)全国ロードショー

記事提供:映画・ドラマニュース

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